令和LOOSER 感想 | ほんの小さなひとりごと

ほんの小さなひとりごと

ブログの説明を入力します。

それではここから
 NACSファンによる感想を…大楽はまだ未視聴なので、東京楽からの感想になります。

まずは個人から


崎山つばささん
2.5という世界の中で華麗に刀を振るう貴方が、佐藤重文という、刀を扱えない、カッコよくない、怠惰で、クズで、どうしようもない、常に葛藤してるという、全く世間の持つイメージと正反対の役を演じることは新たな挑戦となった事と思います。
しげちゃんとは違うシゲを爽やかに演じられていましたね。惜しむべくは、最後桂と土方を止めにくる所かな。もう少しだけ必死さが欲しかった…

[斬らせたくない人が、斬りたくない人を斬れと言う、逃げて欲しい人が逃げない、どっちも選べねーじゃねーか!そう思ってもどかしい気持ちをぶつけるように羽織を投げ捨てる](LOOSERメイキングより]

この心情がもう少し伝わればまた一段上に上がれたかな。

株元英彰さん
怪物安田顕の演じた役と言うことで、ほとんどの子NACSは芹沢鴨に注目していました。それ故に抱えきれないプレッシャーと戦ったと思います…
ホントに推しと言う事を抜きにしても貴方の芹沢鴨は美しかった…大酒飲み、粗野な振る舞いの中に志しと異なる自分の現実に対する憤りや哀しみ、お梅さんに対する深い愛情、後の新鮮組を大きく変える程の新鮮組に対する戦慄する程の想いの深さ、歴史の捨て石と言う名前の残らない場所で貴方が望んだように紅梅となって鮮やかに散っていく姿は誰もが株元英彰と言う名前を刻んだ事と思います。素敵な芹沢鴨を魅せてくれてありがとう、古高俊太郎も可愛かったです(^ ^)

鈴木裕樹さん
大泉洋と言うある意味怪物な彼の演じた役、しかも土方歳三という正義のヒーローと捉えられがちな彼を、虚像の坂本龍馬を演じたダークヒーローとして演じる難しさ、苦労された事と思います。
芹沢の死を介錯人という立場と、隊の規律はお前が取り締まれと言う言霊を背負い、一人修羅の道を歩く貴方。

大義は誠とは…

もしかしたらその言葉に一番葛藤されていたのも
貴方かも知れませんね。

そんな狂気にも似た生き様を、時には残酷なまでの冷徹な眼差しで演じた貴方に、テニミュでの貴方からの成長を見ました。本当に素敵な役者さんになった…


木ノ本嶺浩さん 
演じ分けが最も難しい、 NACSでも演じ分けの天才と言われる音尾さんの演じた、沖田総司と桂小五郎と言う真逆の役を見事に演じきって下さいました。
ハリーポッター余りの激似に笑っちゃいましたよー♪
沖田の時は可愛らしく、でも無邪気な中にもやはり人斬りの狂気ははらんでて、幼くも純粋な眼差しの沖田がそこにいました。
一方で攘夷志士を束ねる桂の凛とした佇まい、大義の為に自分の誠を裏切らなければならない葛藤
様々な表情を魅せてもらいました。

磯貝龍虎さん(龍乎)
特に後半、全体がシリアスに進む中で、一人清涼剤としてコメディ担当として頑張ってくれた貴方。
森崎博之さんが NACS舞台における癒し担当であることを理解し、振舞って下さってありがとうございます。
その一方で、隊を束ねる近藤の存在感、土方の所業を苦く思いながらも、見送り、受け止める器の大きさ。
宮部の心意気、武士としての強靭な眼差し
自らの考えを時代と言い切る剛さ…

貴方の役の存在が新撰組に、攘夷志士にとって
大きなものであったように、令和組にとっても
大きな存在だったと思います。

道産子魂、確かに感じましたよ



ここからは演出、及び音楽について…

概ね森崎演出を踏襲してくれた事、本当福島さんには感謝しかありません。
 NACSを知り、 NACSを愛する方の演出だったからこそ令和LOOSERが、あんなにも素敵な作品になったと思います。
照明の使い方がね、本当良かった。

ただ、まぁ、ステージの構造によるかも知れないけど、もう少しだけ立ったり座ったりの動作で緩急をつけるとフラットに見えなかったかな。
あとはやっぱり、芹沢鴨が粛正されるシーンを派手にして欲しかった…

音楽はね、もうこれは仕方ないんだけど………
弱いかなって…

 NACS舞台、特に森崎作品において、音楽って非常に重要な位置を占めるものなんだよね…(関ジャム舞台音楽の回参照)、曲きっかけだったり、心情を後押しするような音楽だったり
普通の人には何気なく聞こえる音楽でも、その作品に触れた者に関しては、場面がその音楽を聴いただけでありありと浮かぶ。それが NACS舞台における音楽の存在。



LOOSERでのターナーカーさん。
6人目の NACSと言われるNAOTOさんからも天才と呼ばれる音楽家さん

この方が色鮮やかにLOOSERを彩ってくれたのを
観た者としては

BGMとしての役割だけになって流れるだけだった音楽はなんか勿体無かった…

もう少しLOOSERの世界に踏み込んでもらいたかったなぁ…

これが、全体の印象として、爽やか=あと一歩アツさが欲しい

と言う NACSファンの印象になったのかも知れませんね…



せめて、各駅停車に代わる芹沢鴨テーマソングが欲しかった………



以上が東京千秋楽を観た感想



今度は、warriorか、paramushirを
演じてもらいたいな…
本当はwarがいいけど、あれは平和な世界にならなきゃムリって森崎さんが言ってるから再演は難しいかな………