悲劇に震える 絶望の街
悲鳴と涙に 狂う人々
失意に塗れた 大地に咲くは
単色の花 一輪寂しく

声にならない 僅かな叫びも
冷たい雨で 何も届かない
朦朧とした 意識の中で
喜劇ばかりが ただ駆け巡る

動かない身体に 脈打つ鼓動
弱々しくも ただひたすらに
この身果てるまで 貴方を想う
そう想うことが 唯一の支えで


ゆらめく薄明かり 遥か彼方に
一縷の望みを ひたすら祈り
暗闇の先に 煌めく眼差し
一度は消えた 明日への扉

大地に再び 千紫万紅の
笑顔が戻る 歓喜の歌
花の香りに 記憶を重ねて
貴方とともに また歩き出す
太陽が優しい 唄を奏でて
幸福に満ちていた二人
凍てつく風に 全ては乱れて
儚き幻影となりゆく

想い出はどこか 忘却の果て
別々に遠く 知らない街で
新たな幸福に 包まれていたのに
全て巻戻す 予期せぬ再会

驚きより早く 過去の幻影が
覚醒してゆき 甦る愛は
再び輝きをとりもどす

幸福の風の 薫りを聞きながら
固く結ばれた 二人の絆
一緒にいること その温もりが
君との未来を 夢見させていた

空から突然 現れた天使たち
永遠に続くはずの 愛に白い
幕を下ろし君を 連れ去ってゆく
最期まで君は 優しい笑顔で

君は何処へ 泡沫の如く
涙が奏でる 孤独の旋律
雲無き夜空の朧月 

降り続く雨の中 二人寄り添い
頬を赤らめながら 歩いていたね
孤独に抱かれ 想い出も霞みゆき
心は悲恋の 雨に震える


君の側へ逝きたい そう願う日々
忘れようとしても 忘れられない
額の中の君の 笑顔もう一度
あの頃のように君と…

叶わぬ夢だと わかっているけど
心を濡らす涙雨 もう降ることはない
眼前に架かる 彩虹の橋
夢の中で 君と永遠に

僕も笑顔で 歩いてゆくから
いつでも君が 心の中で
ずっと笑顔で 変わらぬ愛を
この温もりを 守り続けて
花びら濡らす 小夜の時雨と
朝日に染まる 光の雫
澄み渡る空 高鳴る鼓動
心にかかる 霞も晴れて

儚く散りゆく 花びらの舞
二人を優しく 包み込む
明日を運ぶ 切ない風は
あの丘の上 永遠の想い出

花になりたいと 
貴方は夢を 語っていたね
貴方の願いが
叶うのならば 私の側で…


涙に暮れた 黄昏の中で
濡れた瞳は 永遠に輝く
再びの季節 巡る想いは
空の向こうに 届くと信じて


涙は枯れても
この景色と 想いは鮮やかに…

生の儚さは 無常の運命
遥か彼方に 貴方の面影
若葉の息吹に 今を生きる
その大切さを 噛みしめて
 
果てなく広がる この空に
愛の旋律を 響かせて
貴方と眺めた あの花は
今年も可憐に 咲き誇る