叫びが届かず孤独に震える

折れそうなほどに冷たい風

闇夜の背中にきっとあるはずの

何気ない明日をただ願うばかり

 

虚ろに見上げた空の先には

淡くもこちらを照らす蒼い月

儚く冷たいはずなのに

今宵は優しく輝いている

 

普段は見向きもしない月影に乞う

変わらぬ温もりをくれないか

蕩蕩と空を照らす月影に願う

変わらぬ想いを届けていたい

 

弱く握り返す冷たい手が

温もりを取り戻すまで 

私はその手を離さない

だからその手を離さないで…

 

朝露煌く 四季彩の花弁が

寄り添う二人を包む

生まれ変わってもあなたといたい

高らかに誓いが響く

ここはどこ? わたしはだれ?

虚空を映す 静かな水面

わたしの前にいる あなたはだれ?

幽かに揺れる 月影に問う

 

拠り所になりかけた一筋の光は

あるはずのない虚構の景色

身体に滲む紅き涙が

終わりの見えない夜に溶けていく

 

夢の中にいたのは自分だけだと

絶望の下に独りと気付かされ

自分は満足したからもういいやと

平気で言える強さをください

 

薄れゆく意識が生み出す幻想

望んだ幸せ 邯鄲之夢

儚き理想に抜かしたうつつ

絵空事に零した涙

 

震える叫びは 誰にも届かない

薄れゆく意識が思考を阻む

黯然銷魂 どうにでもなれ

朝が答えを教えてくれるはずもない

 

ここはどこ? わたしはだれ? 

せめて最期にもう一度だけ

わたしの前にいる あなたはだれ?

そこにはもう何も映らない…

華の色香と 麗らかな木々
穏やかな風 優しく薫る
揚羽の羽に 光が差して
晴れ渡る空 星が煌めく

離れていても 同じ空の下 
過ぎ去る季節に 想いを馳せて
新たな歓喜に 心躍らせる

青く澄んだ空に 浮かぶ雲の
穢れ無き白に 想いを重ねる
ただ寄り添うだけでいい
ただ寄り添うだけで…

痛みも希望も 貴方の全てを
両手広げて 受け止める
数多の記憶 綴る四季彩
色褪せない 歴史となる

二人で描く華絵巻
永久の眠りにつく日まで