小学生にもなると、周りの友達や学校の先生との、親を抜いた繋がりが増えました。


障害を持っているのが原因でいじめられた事もありましたが、それは一時の事で、友達が庇ってくれたりしたのであまり長く辛いとは感じませんでした。当時親友と呼べる様な友達もできて、学校生活はまあまあ平凡に充実していたと思います。


問題は、家です。両親は段々と不仲になり、喧嘩が増え、父親の飲酒量もこの時から右肩上がりになりました。何が原因かといえばこれといったものは思い当たりませんが、よくある性格の不一致が一番影響していたのだと思います。

頑固で男尊女卑の思想が入っている父。(誰のお陰で生活出来ていると思ってるんだ、と普通に言えるタイプ)

かんしゃく持ちなのかと思うぐらいピークに達した時はヒステリックになり、手がつけられなくなる自己中心的な母。


父親が酒を飲まない日はありませんでした。仕事から帰ってきたら、自分の定位置でテレビを見ながら焼酎をひたすら飲みます。母はそれを後ろの台所から怪訝そうな表情で睨んでいます。


私は何とかこの状況を打開しようと、父と母の間を行ったり来たりして、それぞれの機嫌を取る事をしていました。父の膝の上にちょこんと座ったり、父が得意な将棋を教えて欲しいと頼んだり、母の家事を手伝ったり、聞かれてもないのに母に学校での出来事を延々と楽しそうに話したり…時には子供ぽくトランプで遊びたいとおねだりして、距離感はありつつ3人でババ抜きや神経衰弱をしたりもしました。


私のこうした努力は案外功を成していたと思います。

ただ、両親とも機嫌良さそうになりますが、父のアルコール摂取量は増える一方でした。