ファースト・ラブ/FIRST LOVE | 映画とともに生きる

映画とともに生きる

気がつけばいつも、生活の中に映画がある

【★評価】 (五つ星評価)

★★★
映画とともに生きる

【解説・ストーリー】
プロサーファーを目指す10代の少女たちを追ったドキュメンタリー。オーストラリア、メルボルン南東のフィリップ島に暮らす17歳のジェス・ライン、ニッキ・バン・ダイク、インディア・ペインは、それぞれ性格も好みも異なるが、サーフィンを愛する思いと、いつか必ずプロサーファーになるという夢は共通していた。3人は自分たちしか女性サーファーがいなかったフィリップ島を出て、世界のスター選手が集まるサーファーの聖地ハワイを訪問。プロのトライアルやトレーニングを受けて力を身につけていく。


【レビュー】

プロサーファーを目指す3人の少女たちの

等身大の姿が描かれています。


どんな分野であろうとも、

プロの世界を真剣に目指す若者の姿はすがすがしく、

10代という若さで、真剣に自分の人生を懸けていることに尊敬の念を感じる。


こういうプロの世界で活躍できるのは世界でもほんの一握り。

そこに挑戦しようという勇敢さがまず素晴らしい。


オーストラリアの海もいいけれど、

やっぱりサーフィンといえばハワイ。

波の美しさや迫力がぜんぜん違う。

世界中運のサーファーが目指すのも納得。


ファースト・ラブってどういうことかな、と思っていたら、

海への想いが彼女たちのファースト・ラブということなのね。


それだけ熱を上げ、

時に、失恋したかのごとく心も折れる。

それでもその愛情は変わらない。


そういうものと出会えたこと自体が素晴らしいことです。


ドキュメンタリーなので、派手な演出はないけれど、

それぞれ問題を抱えながらも、

夢に向かってまっすぐに突き進む。


その姿は美しいです。




【基本情報】
原題: FIRST LOVE
製作年: 2011年
上映時間: 67分
製作国: オーストラリア


監督: クレア・ゴーマン
製作: クレア・プラカハン フラン・ダーハム
撮影: クレア・ゴーマン
編集: クレア・ゴーマン


【出演】

ジェス・ライン
ニッキ・バン・ダイク
インディア・ペイン
カリッサ・ムーア
ステファニー・ギルモア