おはようございます、今朝は少し長文になると思います…
今朝のブログは、このブログでシリーズとして書かせていた息子の大事故の記事を読んで頂戴した、質問にお返事する形でブログを書かせて頂きます
何故かと言うと、
私は元夫、息子と2人が大事故に遭い生死の境を彷徨いました
2人とも脳挫傷、意識不明の植物状態が続き、高次機能障害から長い長いリハビリを重ね、日常生活に戻りました
その事をブログに書いていたところ、同じように大切なご家族が事故に遭われた方々から
沢山の質問を頂くようになりました
個別にメッセージに返信してお答えさせて頂く事もあるのですが、他の方のお役に立てる事もあるかもしれないので、今日は頂いた質問へのお返事をブログ記事に書かせて頂きたいと思います
質問は、事故に遭い、高次機能障害になられた息子さんが、友人関係がうまくいかなくなり、
友達と話が合わない、うまく言葉が出てこなくて、言葉も間違えるようになった怪我の前は口が達者な息子さんだったので、担当医師に聞いてもテストには引っかからないから高次脳はない、との返答で取り合ってくれない
息子さんの場合はどうでしたか
というものでした
親御さんとしてはとても心配ですよね、お気持ちは分かります
補足として、
担任の先生にも相談したけれど、みている限りでは特別変わった様子もなく、そう言う子もいますよと言われたそうで、学校でいじめられている事はないけれど、お友達もいないそうで、脳挫傷後に自殺する人が多いため、親御さんとしてはとても心配されている
という背景がおありのようでした
私の息子も、やっとの思いで大学に復学した際
24時間、監視がついていました
それは自殺防止の為です
いままで元気に走り回っていたのに、大事故に遭い、普通に歩く事すら出来ないまま大学に復学し
周りの同級生だった友人たちは、既に進級して1つ上の学年、勉強にもついていけなくなり、記憶力も低下したままの復学
皆んなが遊んでいるとき、自分は大学内のジムでまだまだリハビリを続けなくてはならない…
ちなみに、1年半もリハビリを毎日続けてやっと復学をしたのに、まだ大学でリハビリ、その時点から監視です
いかに、脳挫傷後の、高次機能障害の人のリハビリが長く辛いのかをお察し頂けたらと思います
全寮制の大学で、24時間毎日、そんな辛い現実を突き詰められて過ごしていた息子に、監視がつくのは仕方なかったし、いまとなればそんな対応をしてくれた大学には感謝だったなぁ、と感じますが、
私の経験から、ご質問主様への回答としては
脳挫傷で壊れた脳はご存知のように回復はしません
・死んだ脳の機能は生き残った脳を鍛える事でカバーするしかない為、生き残った脳のトレーニングを続けて下さい
→脳トレ、高次機能障害用専門PCソフト、頭を使う家族ゲーム、私は全て息子と一緒に1年半毎日やりました
ちなみに、運動機能障害、記憶力低下、手足の痺れ、視力低下、物が二重に見えるetc…
全て脳挫傷からきています
身体のリハビリだけではダメなんです
・高次機能障害になれば、性格が変わる事は当たり前です、昔はああだったはわかります、特に母親は自分が産んで育てたから余計辛いです、でもあの事故で死ななかっただけ良かったとここは割り切りましょう
生きて歳を重ねて色々経験していくうちに、少しずつ元の性格が垣間見えてきますので、大丈夫
無口になりお友達がいない息子さんに、同情するのではなく、暇な時間に何故脳トレや、頭のリハビリになる事をしないのですか
脳は筋肉です、筋肉は鍛えないと壊れてしまった部分を補えない=昔のように戻る事は出来ません
息子さんも、自信を取り戻せば明るくなれると思います
出来ない、無口は高次機能障害のせいばかりではないとも思います、自信を持てれば人は誰でもかわります
悲しむ気持ちは時間が勿体ないです、お子様への愛は一緒に元気にポジティブになるために使ってください
母親です、自分が治さないでどうする
少しキツめに書きましたが、
私、このブログ1記事書くのにここまでで1時間使っています
息子の大事故のときを思い出し、頂いたメッセージを何度も読み返しながら書いています
普通に元気に職場や学校に行ける事は当たり前ではありません
大切な命、人生のお話しなので、自分の経験を踏まえて私なりに全力でブログを書きました
ご質問をくださった方、ご家族が同じように辛い状況の方、そしていつもブログを読んでくださっている方々に
ヒントや何かを思うきっかけになっていたら幸いです…
長文お付き合い下さりありがとうございました
それでは皆さま、
Have a nice day