今日は海外移住の日だそうです
まさかの海外移住の日なんて正直聞いてビックリ
私の日は言い過ぎですが、自分にも関係がある日〜
という感じが致します
私がアメリカに移住したときは
一生アメリカに住むつもりで、日本でそれまで築いてきた仕事の資格も、立場も、部下もお友達も
何もかもを捨てての覚悟の移住でした
片道のアメリカ行きのフライトチケットを取りに行った日のこと、
飛行機が飛び立つときに目に涙が溢れてきた瞬間は
今でも鮮明に覚えています
私なんて、夫だった彼がアメリカの航空会社に移る段階がアメリカ移住のタイミング
と最初から分かって結婚しました
いつか、って結婚したときは遠い将来でしかなかったのに、それが現実となりいよいよとなると
自分が好きで留学するのとは違い
夫の仕事、しかも一生アメリカ
もういつ日本に帰って来られるかわからない
と思って飛び立つのには、覚悟が必要でした
最初の１年間は、旅行や１〜２ヵ月の滞在では全くわからない
文化の違いに戸惑い本当にノイローゼになりそうだったんですよ
特に半年過ぎたころからは、毎日、毎日、
もう毎日、日本に帰りたくて仕方ありませんでした
何しろアメリカ人の元夫は、パイロットだから仕事でいつもいない
私はと言えば、インターナショナルスクールとはまた全然違うアメリカの現地校で四苦八苦する子どもたちと向き合って
電気代の支払いに慣れない個人小切手を書き
スーパーに行ったらよくわからないマシンに自分でカードを挿入して支払いをしなくてはならないし、
美容院に行ったら、シャンプーしてくれた人にもチップを払わなくちゃ、え〜いくら渡すの
何から何まで一人で対応、でも何も知らないから毎日本当に大変でした
日本では部下までいて、職場でも私が全員の面倒を見ていたのに、
何も知らない子供に戻ったストレスは大きかったです
教えてくれるはずの夫がいないなか、どこにいっても何にも知らない日本人の私は
惨めで悲しくて、辛い日々でした
アメリカに移住した１年後、夏休みに元夫が
日本に１〜２ヵ月帰ってゆっくりしてきたら
と言ってくれたため、子どもたちを連れて待望の帰国
嬉しくて嬉しくて、もうアメリカに帰りたくない
と思ったのは最初の１週間
なんと、日本に帰って初めてアメリカの良いところがやっと理解でき
１週間を過ぎたころには
子どもたちも私も、日本もういいわ、疲れた無理
アメリカに帰りたい、帰りたいと言い出していました
人間、ないものねだりなんですよね
比べてみて初めて色々なことがわかるんだなと実感した出来事でした
アメリカに移住し、一生日本には帰って来ないつもりでいたのに
いまは日本に住む私、
人生何があるかわかりませんね
でもあのアメリカ生活があったからこそ、日本の良さもわかりました
日本にいたら当たり前で気付かない事も、外から見て比べられるから、日本すごい
と分かる事もありました
移住はとても良い経験が出来たと思っています
Have a good one 
