『舞台「タンブリング」vol.3 大感謝祭トークイベントin神戸』




8月16日(木)19:30


会場:神戸朝日ホール




個人的メモ

ひとりひとり名前を呼ばれて出てくる。
大くんはシャツをジャージにインしてタンブリングの衣装意識?
馬場さんは下向いたまま暗い感じのキャラで登場。
小さくぺこってして、大くんの隣には並ばずに後ろからぴっとりくっつく。
大くんの筋肉を無駄にさわさわする馬場さん。
他の人は割りと普通に登場してきたのに、ハルくんだけはズボンを胸辺りまで上げてシャツインで登場。上げすぎてるもんだから、気になる…(笑)

東京公演を終えてみての感想を訊かれて、大くんがきちんと答えてるのに、大くんの背中を撫でるように触って邪魔する馬場さん。(3回くらい)
大くんは背中向けたままスルーしてたけど、言うこと終わったら馬場さんの方向いて髪の毛から腹の辺りまで撫でるように触ってやり返してた。

フリップを使っての質問コーナー。 ここ順番忘れたので思いだす限り。

タンブリングで感動したこと(?)
ばばさん→みんなの美しい汗
るいと→倒立
ヒデ→鹿倒立が揃った時の音
がきさん→リボンが伸びた時
シオン→HPが云々
大→皆でビール

シオンくんはマネージャーだから、見て思ったことでいいよって司会の人に言われたんだけど、馬場さんは何も言われなくて、にやにやしながら困ってた。

俳優じゃなかったら何になってるか
ばばさん→白バイ隊員(即答)
るいと→イルカ(調教師)
シオン→リサイクルショップ
ハル→アパレル
がきさん、ゆうや→保育士
トシ→自衛隊
ヒデ→美容師
大→芸人かオリンピック選手
しそん→スーパーのレジ

志尊くんが現実的。
イルカって書いて、「この夢、まだ諦めてないんです」と真顔で答える青柳くん。
非現実的だと皆が思っていると、どうやら調教師のことだったみたいです。
それに対抗して、大くんは鳥って書いてました。


やってみたい役
大体ヒデの役。
ばばさん→ハルの南
しそん→木下
るいと→土屋
るいとくんに土屋なんて呼ばれたことないのに、と戸惑うシオン。
主役なのに水沢いない(笑)ってハルくんに突っ込まれて、えーってなる大くんにに木戸くんが「水沢は大さんじゃないと」ってフォローするものの
心こもってないって嘆かれる。
便乗した馬場さんが 「水沢まじやりたいよ」って言うんだけど、心こもってない上に顔が大くんをバカにしてる(笑)
「かおかお!」って大くんにつっこまれてた。
それにハルくんもまざってきて、大の目を見ずに明後日の方向を見ながら「水沢やりたい」って言ってた。

志尊くんが木下のどのシーンが好きか、そのシーンを再現しろと言われて背倒立をあげるも、そこはアドリブらしく、「あそこは木下っていうかばばだよ」ってつっこむ馬場さん。
何故か志尊くんじゃなくて馬場さんが再現する流れになって
拒否していたのに、大くんが馬場さんのマイク奪って完全にやらなければならない空気に。
シャツを控えめにインする馬場さん。すると志尊くんがダンスも好きだと言い出して(そこもアドリブ)そっちを再現することに。
盛り上がらないのわかってるからと嫌がりながら、後ろで笑ってるハルくんになにか耳打ちしにいく。
不思議なダンスを披露した後、ハルくんとハイタッチする馬場さん。

大阪でしたいこと(木戸くんと延山くんはお勧めスポット)
ばばさん→全部食べる
大→吉本に修行
シオン→池田市
しそん→USJ(前来たとき満喫できなかった)
ゆうや→USJでデート(友達とか行ってる)
がきさん→USJ
ヒデ→海遊館
ハルトシるいと→スパ 。
→大「やっぱりUSJだよね」ばば「そうだよね」という感じで二人してフリップ書き直す。

大くんと馬場さんは喋らずに、わざわざフリップで相槌とかうってて、紙の無駄遣い。 大体の相槌は「わかる×2」。

ゲームコーナー
ばば(リーダー)がきさんトシシオンヒデチーム
しそん(リーダー)大ハルゆうやるいとチーム

木戸くんとがきさんがそれぞれ間違って敵チームのところに行きかける(笑)
馬場さんは敵のリーダーである志尊くんに喧嘩売りに行くんだけど、不良みたいに威嚇する馬場さんに向かって志尊くんが「あっかんべー」ってして、馬場さんの胸に突き刺さる。
じゃんけんの時、馬場さん何かの物真似してた。車掌さんかなー?思い出せない。
馬場さんが後攻を選んだので、志尊チームから。
お題は「土屋シオンはアニメオタク。」
大くんがストップウォッチのジェスチャー(マネージャーの素振り)、 リュック背負って歩くジェスチャー(オタクの素振り)で、ハルくんに伝えると、リュックのジェスチャーをおじいちゃんのジェスチャーだと勘違いして、ゲストのお客さんに伝えてしまう。
お客さんは必死に青柳くんに伝えるも、ぽかーんとされる。
とりあえずそのまま志尊くんに伝えて、志尊くんが木戸くんに伝える。(ストップウォッチから筋トレのジェスチャーした後に、すんっとするしそん←言葉じゃ表現できない)
またしても木戸くんぽかーん。
回答は、「シオンは筋トレしない」とかだったかな。割りとおしいところまでいった。

ばばチームのお題は、「馬場徹は井上陽水の物真似がうまい。」 馬場さん、何故か役名の木下のジェスチャーをするんだけど、(これが可愛いんです!腕で大きく木を書いた後、ちょこんってしゃがむの!(木の下にいるっていうジェスチャー))
で、何か歌ってるジェスチャー。
延山くんに伝えるも、延山くんははちんぷんかんぷんのまま、自分のファンの女の子に伝える。
すると木下のジェスチャーが消えて、歌う仕草だけ残っちゃう。ファンの女の子が頑張ってがきさんに伝えてる最中、それを横から見てる大くんとかハルくんがかわいいかわいい言ってた。 がきさんからヒデくんに、ヒデくんからシオンくんに伝えていくも、既にカオス状態で
志尊チームが舞台のすみっこで笑い転げてた。
結局シオンくんは間違えちゃったんだけど、ヒデくんは奇跡的に答えがわかってたという。
これじゃ決着がつかないから、もう1ラウンドいくことに。お客さんだけチーム入れ換えて、馬場チームからスタート。お題は、「春川はああ見えてプロボクサー。」
簡単すぎる、と志尊チームからブーイングが。馬場さんが自信満々で延山くんに伝えるも、 延山くんはわかっていなかった様子。 いい感じに伝言していったのに、最後のヒデくんが答えわからなくて(シオンくんと順番かえられた。)不正解。
志尊チーム。お題は「がきさんは意外と人見知り。 」大くんが上手くハルくんに伝えて、わりと上手く回っていくも、いつの間にか がきさんの人を拒否する仕草が胸を触るみたいなジェスチャーになっていた気がする(笑)
横で見てた馬場チーム爆笑。 木戸くんまで回って、がきさんまではわかるも、人を拒否するジェスチャーの意味がわからずに答えに詰まる。
すると馬場さんが、「じゃあヒント。がきさんは意外と?」 と助け船を出す。
それで木戸くんはわかったみたいで、志尊チームの勝利。
景品は、プロデューサーからご飯をご馳走してもらえる権利。
馬場さんが残り物だけ食べに行ってもいいですか?と頼むものの、
「そこら辺はシビアだからダメ」と断られる。
お土産はあるかもと言われて喜ぶばば。

出番がないほうのチームが目の前で待機してたんだけど、ゲーム中のチームにちゃちゃ入れたり、四つん這いになってお題を覗き込んだり、可愛らしかったです。



舞台『タンブリング』vol.3



8月18日(土)12:00/17:00

8月19日(日)12:00



劇場:シアターBRAVA!



まず、千秋楽のタンブリング中、アクシデントが発生し、木戸くんが足を負傷してしまいました。

東京凱旋公演は降板になるようです。

今は治療に専念して、木戸くんが元気な姿で戻ってきてくれるのを待っています。









タンブリング本編。



敵校のタンブリング演技。

とても豪快で美しくて、いいものを見せていただきました!

自分と同じ人間とは思えない技の連発です。



春川くん演じる南が、タンブリングの演技中に足を負傷してしまい、二度とタンブリングができない身体になってしまいます。

柳下くん演じる水沢は、南の怪我は自分が演技前に思いっきりいけとふっかけてしまったことが原因だと思い、自分もタンブリングを辞めて、鶴島大学へと編入します。



南が救急車で運ばれて暗転し、ドラマのオープニングテーマのような感じで皆で歌い、踊りだします。

まるでドラマを見ているようだ。映像のような構成にしたかったんでしょうか。



青柳くんと延山くんのダンスが光りますね。

青柳くんはダンスしている時の笑顔がきらきらしていて、心底ダンスが好きなんだろうな、と思います。





馬場さん演じる木下が客席から新体操部部員募集のチラシを配りながら登場。

一緒にタンブリングしませんかー!と通路側の方にチラシを渡していると、

木戸くん演じる日吉が客席へと駆け込んで来ます。

高い雄叫びをあげながら日吉から逃げる木下。

とりあえず謝ってみるも、「木下部長のとりあえず謝っておけっていう姿勢が前から好きになれないっす」と言われて、更に謝る。



彼らは新体操部で全国大会に行くのが目標だけど、6人必要なのに、部員が立て続けに3人辞めてしまい、3人しかいないのだとか。

こんな勧誘チラシじゃ誰も来ないと、日吉に怒られてしまいます。



台本なのかな…とにかく馬場さんが客席を笑わせにかかっています。

テンションが高い高い笑



身体能力の高い生徒を探していると、

青柳くん演じる金崎、延山くん演じる

火ノ原がダンスをしているところに遭遇。

見つけたー!とはしゃぐ木下と日吉。

前からダンスでユニットを組んでる二人を誘います。

金崎はチャラ男で、オリエンタルラジオの藤森を意識したような喋り方。

火ノ原は関西弁です。

タンブリングを心の底から愛している熱血部長なんですが、その部長を慕う日吉もかなり熱い男で、木下に負けず劣らずの熱さで、二人を勧誘します。

金崎がぶっちゃけ新体操ってモテます?って聞いた時も、君たちはそんなことの為にダンスをしているのか!と怒り気味の日吉。

でも木下は逆にそんな二人を気に入って、ぶっちゃけ男子新体操はモテる!と嘘をついて、女子新体操部と同じ練習場であることを餌に入部させます。

火ノ原は男が新体操って、キモない?と悩んでいる様子でしたが、

木下に秘密兵器などとおだてられて入ることを決意しました。





女子新体操部のシーン。

新垣さん演じる北嶋がリボンを回しながら、ぶれることなく歌いあげます。

新垣さんって小さくて可愛らしいのに、とてもかっこいい!

リボンの演技は華麗です。

そろそろ練習場の交代の時間なんですけど…と浅香くん演じる男子新体操部マネージャーの西村が言いますが、土屋くん演じる女子新体操部マネージャーの夏木に言い負かされてしまいます。



女子を求めて火ノ原と金崎が飛び込んできますが、勝手にマットに上がるな!と北嶋に一喝されます。

後ろからついてきた日吉にも一喝される。



女子新体操部と同じ練習場であることを餌にした木下でしたが、現状は、全国連覇中( 曖昧 )の女子新体操部に尻にしかれていて、練習場もなかなかかわってくれず、肩身が狭いようです。

騒がしさに怒る北嶋でしたが、佐々木くん演じる王子様でナルシストな月岡が登場した途端、仕方ないわね!月岡がそこまで言うならかわってあげる!と、ツンデレを発揮。

月岡は暇さえあれば鏡を見ているナルシストで、北嶋の瞳すら鏡がわりにする始末(笑)



女子が去っていったら早々とマットに上がろうとする金崎、火ノ原コンビに、まずはマットに挨拶をしてからだ!と木下にもぶちギレられます。

新体操部員たちがいかにマットの上を大切にしているのかがわかる。

ここの怒り方がまた笑に走ってる馬場さん(笑)



月岡が志尊くん演じる土橋という男の子を連れてきます。

どうやら聞けば、新体操の経験者なのだとか。ただしバク転ができない為、新体操部補欠だったそう。

今は手芸部だからと断る土橋ですが、木下と日吉が強引に勧誘される。

尻にまで抱きついて変態呼ばわりされます(笑)

入部してくれるなら愛を捧げます!と叫ぶ、部長の身を削った姿勢に感動する日吉。

そこに水沢が現れる。

どうやら水沢と木下は中学時代の幼馴染らしく、たっくんときのっぴと呼び合う中。

土橋は水沢に憧れて新体操を始めたらしく、水沢が入るなら自分も入部する。人数が一人余るが、補欠で構わないと言いだします。

水沢なら入って当然だと自信満々に新体操部に誘う木下ですが、

もう新体操は辞めたんだと断られてしまいます。



土橋は水沢が入らないなら、と逃げようとしますが、火ノ原や金崎に捕まえられて、結局入部することに。






水沢は、南の定期検診の度に病院についていくらしく、


暗い顔をしながら後をついてくる水沢に南は冷たく当たります。






気を取り直して、3人の新入部員歓迎会をする新体操部。


その日は石井さん演じるバーのマスターの甥っ子がバイトにくるのだとか。


やって来たのは、なんと水沢。

これは運命だよ!と水沢を誘う木下ですが、やはり断られてしまいます。


結局、4年生が3人いてなければならない規則がある、と嘘をついて、名前だけ貸してもらうことに。


監査がくるからと、明日練習場に来てもらう約束をとりつけます。




では早速乾杯、というところで、木下がバイトにいく時間になってしまう。

帰ろうとする木下に、日吉はえーっと少しだけ駄々をこねるのですが、部長をとても慕っているのがわかり、微笑ましかったです。

結局乾杯だけして、木下はバイトに向かいます。




次の日、水沢は練習場にやって来ますが、


嘘だとわかったら帰ろうとします。


無理矢理練習をさせようとする木下を突き飛ばすと、その場に木下が腕をおさえて蹲ってしまう。


水沢は駆け寄りますが、日吉に突飛ばされて茫然としています。


ここの心配そうにする日吉がとてもかわいい。




皆を置いて医務室に向かう木下。


水沢は責任を感じてついて行こうとしますが、断られてしまいます。


水沢、すごく辛かったと思うんですよね。


また自分のせいで怪我をさせたんじゃないかって。


苦しんでいる水沢の姿が、とてもつらいです。


各々気まずそうにストレッチを始めますが、ここでの日吉も心配で仕方なさそうな顔をしています。


ついつい日吉ばっかりみてしまう私。


戻ってきた木下は腕に三角巾をつけており、治るには一か月かかると。


新体操の大会の練習に間に合わず、出るのが難しくなってしまいました。


そこで、水沢に夢を託そうとします。


水沢は最初は断りますが、結局は新体操が好きなんでしょう。


戸惑いながらもOKします。


間に合った、と呟く木下。




土橋は、失敗ばかりでなかなかバク転ができるようになりません。


水沢はそんな土橋に、自分を信じて、練習あるのみだと声をかけます。


その言葉を大切に練習する土橋。


テニミュの岳人でしか見たことなかったのですが、志尊くん、可愛いですよね。


私の後ろの席の人も、ずっとかわいいかわいい言ってました(笑)




水沢がバイトするバーにいる木下と月岡。


明日面接を控えているという水沢の話から、就職の話題になります。


木下は教員を目指しているようですが、話題をふられて複雑な表情を浮かべていました。


御曹司で将来の安定は確実だけど、それに物足りなさを感じる月岡。




帰り道、鏡を眺める月岡の耳元で「ん~」と白石っぽい声を出す馬場さん(笑)


月岡から腕を怪我していないだろうと指摘されます。


水沢を騙してるんだぞ、と言う月岡に、「大会までには俺が解決するから、今は何も言わないでくれ」と


怒鳴る木下。




結局


3つバックを反対する水沢に火ノ原が嫌味を言い、それが原因で


日吉と喧嘩になるのですが、そこに止めに入ったことによって三角巾が外れ、


木下の怪我が嘘であったことが水沢にバレてしまいます。


部員も、月岡に聞かされて嘘だと知っていた様子。




結局水沢は怒って去ってしまいますが、水沢がそこまで頑なに新体操を拒む理由がわからない


部員たちは戸惑ってしまいます。


そこに差し入れに来ていたバーのマスターから、水沢が新体操を辞めた原因を聞かされる。




日吉は水沢の後を追いかけて謝り、メンバー揃いのTシャツを渡します。


明日も待ってます、と。


そして土橋が、水沢に言われた言葉を大切にして、バク転の練習をしていることも伝えます。




水沢が練習場を見に行くと、必死にバク転の練習をする土橋の姿が。


周りでは火ノ原、金崎、西村、日吉が彼を支えています。


本当はバク転ができなくて悔しい思いをしてきたことを打ち明け、飛ぶことを誓う土橋。


ここの志尊くん、とてもいい演技を見せてくれます。


想いを打ち明ける土橋を双眼鏡で覗いていると、ちょうど青柳くんの表情も見えるのですが、


これがまた優しい表情をしていて、W岳人はどちらにも本当に癒されます…。


日吉の支えでバク転を練習する土橋。


日吉は三年生だから、先輩を慕う立場でもあり、こうやって下級生を支える立場でもあって、重要な役割だと思います。




結局水沢は、次の日も練習に来ます。新体操が好きだから。


土橋がバク転を披露して、


「先輩に言われたとおり、自分を信じて飛びました!」と水沢に力強く伝えます。


些細な一言を大切にここまで真っ直ぐになれる土橋は、純粋で、ある意味誰よりも男らしい気がします。




水沢が改めて参加してくれることになり、安心する木下。


電話がかかってきて、曇った表情で「手続きは終わったよ」と電話の相手に伝えています。




みんなが練習している場面で、暗転。




一幕終了です。






二幕。




これはまた、素晴らしいタンブリング演技が見れます。




水沢が3つバックの練習をしているところから。


南の事故以来、3つバックができなくなってしまったようです。




そして面接の場面。


企業が厳しすぎるけど、これがまたリアルです(笑)


答えにつまってる水沢の様子が以前の自分と重なります(笑)


面接後、南に会いに行く水沢。


その服装、どうしたんですか?とスーツ姿であることを指摘されて、


面接であったことを伝えます。


どんな企業を受けているのかと問われて、色々な、と返したら、


イラついた様子の南に「やりたいこといっぱいあるんだ」と冷たく当たられます。




3つバックを飛びたいというみんなに、やめた方がいいの一点張りの水沢。


どうやらこれは、自分が飛べないことを知られるのが怖かったようです。


そこに私服の木下がやって来ます。


部長が演技構成を決めるから、ということで、みんなに意見を求められますが、


水沢が言うなら、やめたほうがいいとあっさりと言う木下。


そして出場できるメンバーは6人だから、そろそろ出るメンバーも決めたほうがいいと


月岡に言われます。


僕は補欠で、と引き腰の土橋に、お前は出る。と木下は言い張ります。


せっかく楽しいって思い始めたのに!と言う火ノ原にも、金崎にも、出ると。


じゃあもしかして…と落ち込む日吉には、お前や月岡が外れるわけないだろうと言います。


そうなるとまさか、水沢が…?という空気になったところで


「俺。俺が外れんの。出場資格がないんだよね。先週手続して、今日で退学。」


とあっけらかんと言い放つ木下。




詰め寄る日吉に


部長だったから、みんなのやる気を無くさせない為に夢という言葉をつかった、


もう部長じゃない!自由にさせてくれと怒鳴って、「じゃあお先に~」と退場してしまいます。


ここの演技が、幕末純情伝で二宮を蹴飛ばしていた時の坂本龍馬の演技にそっくりで驚きました。




木下を信じようとみんなに言い聞かせる水沢ですが、混乱したみんなの心はバラバラになってしまいます。


特に日吉が受けたダメージは相当なものだったかと。




ここでスーツを着た馬場さんが登場して、それぞれの感情を表現するダンス。




バーで茫然とする水沢に、マスターは全部飛び越えてこい、と言います。




水沢は走り出して、まずは南の元へ。


もううんざりです!と怒る南に、今日は話があって来たんだと言います。


自分が新体操をする旨を伝えて、前に進みたいと言う水沢。


「俺はもうとっくに前に進んでいますよ。遅いんですよ、先輩。」


と、南が笑顔を見せます。


確かに先輩を恨んだこともあったが、あの事故は誰のせいでもない。


南は体が動かなくなったことを受けて、スポーツトレーナーを目指し始め、勉強中だそうです。


俺がイラついていたのは、前を向かない水沢先輩にだと。


「待ってましたよ、先輩。」と拳を突き出します。


ここで春川くんは涙を見せます。上手くなったなーとしみじみ。


水沢も泣きながら拳をぶつけに行って、思わずもらい泣きです。






どこだったかな?水沢、木下、月岡三人の歌があるんですが、


馬場さんの歌声、好きです。


三人とも上手なんですが、音響のせいか少し聞き取りづらかったです。




木下を呼び出した月岡が、公演のベンチに座って彼が残していった部長日誌を読み上げていきますが、


やめてくれ、と月岡の手から日誌を叩き落としてしまいます。


けれど月岡はめげずに、「全国出場叶わず。来年こそは」という日誌を読み上げて、


この頃の、俺が憧れていた木下はもう居ないのか、と問います。


そんな月岡に、現実を見なくちゃいけない。いつまでも夢なんて見てられない。と現実を突き付ける木下。


月岡はショックを受けて、日誌を木下に押し付けて去っていきます。




イラ立った様子で日誌を下に投げ捨てますが、そこに水沢がやってきて、さらにイラついて見せます。


何があったのか、と訊く水沢に


「ないよ。なーんも」と少し微笑みながら言う木下ですが、この表情がまた切ないのです。


父親が事故を起こし、借金をつくった。


助けられるように自分もバイトをしていたが、今年の春、父親が心労もあり、倒れて


もうバイトじゃ追いつかなくなったのだとか。


大学を辞めて、働くしかなくなった。


ここで木下が、俺には全部フィクション!と叫ぶのですが、


これがほんとうに切なくて…。


フィクションの中で、夢に向かうみんなが羨ましかったと思います。


去り際の冷たい態度は、そういう自分の中での悔しさとかもあって、みんなを傷つける去り方しか


できなかったんじゃないかな。




そんな木下に、自分が3つバックができないことを打ち明けます。


でも飛ぶよ、と。


だから見に来い、と木下を大会に誘います。




月岡は戻ってきて、盗み聞きしていました。




ベンチで、一人日誌を読み返し、日誌に顔を隠して泣く木下。


私、馬場さんの涙ってとても好きなんです。


綺麗で、胸に刺さります。実は見てはいけないものな気がしてなりません。


隣では必死に練習する水沢の姿。


そんな涙で震える木下の姿を、笑顔で見守るメンバーたち。




一人で3つバックを練習しているところに


メンバーがやって来ます。


月岡に全部の事情をきいたと。


(すみません、月岡、口軽!(笑))




みんなで練習し、水沢も3つバックに挑戦します。


そこに南がやってきて、スポーツトレーナーを目指していることもあり的確なアドバイスをメンバーに伝える。




大会当日。


敵校のタンブリングに震えました。


すごすぎる…!




客席からメンバーが登場し、水沢は客席に木下の姿を探します。


緊張している水沢の前に木下がやってきて、


「びびってんじゃねーの」と一言。


「びびってねーよ」と返します。




そこにメンバーもやってきて、木下の姿を見つける。


やっぱり部長なんですよね木下は。


特に月岡、日吉にとっては。




そしてタンブリング。


これもまた素晴らしかったです。


千秋楽では事故がありましたが、それぞれの熱がこもっていて、


とてもいいものを見させていただきました。


彼らは俳優で、短い稽古期間の中で新体操の練習をし、それを見せてくれます。

プロに及ばないのは当然ですが、


俳優は短い稽古期間で出来る限りそれに近づけて、客席に見せてくれる。やればできるんだってことを身をもって証明してくれて、夢を見させてくれるお仕事だなと、心底思います。


やりきった後の顔が輝いていました。



南と拳を向け合う水沢。

敵校が優勝し、トロフィーが授与される。
これがまた、鶴島が優勝にならないのがリアルでいいですよね。
それでもみんなの顔は達成感に満ち溢れていました。
これがマスターの、こいつらとなら失敗してもいい、飛べたはずだに繋がっているんでしょうね。

メンバーで木下を追いかけて、
それぞれが木下と水沢に想いを打ち明けて行きます。
キモイと思っていた新体操に夢中になった火ノ原、モテることなんてどうでもよくなった金崎。
今まで補欠でいいと思っていた土橋。
誇りに思う西村。
その時日吉が木下に、3つバッグを飛べたら部長に言いたかったことがある。一緒にできなくて悔しいでしょー!と笑顔で言うんですが、ここの笑顔が悲しいくらいに眩しかった。
頷く木下に、俺は部長とできなくて悔しかったと伝える日吉。
二人の信頼関係がよく見えて、お芝居の中では一番好きな場面です。
月岡は、これが終わったら就職活動するらしい。自分の道は自分で切り開くことを決心したのだとか。

木下を含めて円陣を組んで、
終わりです。

あまり語るべきではないのかもしれないんですが、
木戸くんの事故があった時、彼は立ち上がって演技を続けようとしたけど、足が思うように動かず、悔しそうにはけていきました。
普通なら焦ってしまいそうなあの状況で判断した木戸くんが、すごいと思います。
メンバーも内心色々な想いがあったとは思いますが、瞬時にフォーメーションを切り替えて、木戸くんが抜けたところをフォローしていて。
上手くは言えないんですが、すごいと思いました。

日吉がいない状態で演技は続くも、最後に水沢がひとりひとりの名前を呼んでいく場面では、日吉の名前を力強く呼びます。
この時は志尊くんや柳下くんがぼろぼろと泣いていて、普段冷静な馬場さんも声を震わせていました。
青柳くんはお調子者の役なので、ずっとニコニコしていたのが印象的です。
カーテンコールでは、春川くんと木戸くんが並んで出てくるはずのところで、春川くんは木戸くんの立ち位置に向けて手をひらひらとさせていました。

最後は馬場さんが柳下くんに耳打ちし、彼からの挨拶がありました。


公演後の各キャストのブログを読んで、
彼らの団結力を感じましたし、とてもいいカンパニーだなと思いました。
降板という形にはなりましたが、木戸くんは最後まで、タンブリングカンパニーの一員だと強く感じます。

今はゆっくり治して、また木戸くんの明るくてかわいらしい笑顔が見れる日を、心待ちにしています。
彼の演技が好きなので、また舞台があれば、見にいきたい。


『MACBETH』

8月12日(日)
12:00 / 18:00
8月13日(月)
19:00

劇場:ラフォーレミュージアム原宿

矢崎くんの初主演舞台がこのマクベスという作品で、
本当によかったと思います。
矢崎くんをよく知ってくれている板垣さんの演出の元、ラフォーレという異空間で繰り広げられるマクベスの世界観。
ベテランの俳優さんが演じられることの多い、マクベスという役。
まだ未熟な面もあるかとは思いますが、矢崎くんの伸び代を感じさせてくれた舞台でした。
ファンの贔屓目ではなく、一般のお客さんの感想を聞いてみたいです。

夫人に愛されたいから、褒められたいから、悪に悪を重ねていくマクベス。
若さゆえに突っ走ってしまうマクベスは、矢崎くんだからこそ表現できた姿だと思います。
恐怖に身を震わす姿は少年のようで、怯えながら悪を重ねる、憎めないマクベスでした。
マクベスは人間の本質が描かれている作品だと思うので、ああいった野心や貪欲さは誰もが持ち合わせているものなんですよね。

マルカムの欲の無さの方が、私にとっては人間から遠い存在に思えます。
なので共感というか、理解はできてしまう。

ただ、マクベスと夫人は二人よがりで突っ走ってしまったんだと思います。

きれいは汚い、汚いはきれい
という魔女の囁きからはじまります。
魔女の中で、一人だけとても奇妙な歩き方をしている男性がいるのですが、被り物が深くて誰が誰だかわかりません。
時々挙動不審に空を見上げたり、客席を見つめていたりしていい意味で気持ち悪い。
一列目の時があったので、目をかっ開いて見つめてみたら、どうもドナルベイン役の彼かなーと思いました。ヒゲははえてなかったし、声がドナルベインっぽかったんです。多分。
小林さんと二瓶くんは見つけられました!

そこに入ってくるマクベスとバンクォー。
行く手を遮る魔女たちに、「万歳、マクベス!コーダーの領主!万歳、マクベス!やがて王となるおかた」と告げられます。
バンクォーにも、「マクベスよりは小粒だが、もっと偉大なおかた。マクベスほど幸せでないが、もっと幸せなおかた。王を生みはするが、ご自身は王にならぬおかた。」
と告げて、魔女は消えてしまいます。
この時に、マクベスとバンクォーの友情に亀裂が入ったんでしょうか。
笑いあっていますが、各々が苦い表情を浮かべています。
「今のは休めという神からのお告げだろう。フォレスへと急ごう。」
とバンクォーに言われ、フォレスに向かおうとする。

そこにダンカン王の息子ふたりが閣下はコーダーの領主になったと告げに来て、

二人は驚いた表情を浮かべます。
「君の子も王になるかもしれぬ。俺をコーダーの領主にしてくれた連中が、そう告げたのだから」(台詞は曖昧です。)と喜ぶマクベスですが、「あまり信じすぎると、王冠にまで手を伸ばしたくなるぞ」
とバンクォーに忠告されてしまう。

この時点で王殺しを思い立ちますが、小心者のマクベスはほうっておいても運が俺を王にしてくれるだろう、と諦めます。
夫人に報告の手紙を書いて、城に向かうマクベス。

一方夫人は、マクベスからの手紙を読み、ダンカン殺しを決意します。
馬渕さんの演じる夫人が、とにかく素晴らしいんです。
マクベスよりも年上なので、自分が強くいなくちゃと思っている感じ。

突然ダンカン王がマクベスの城にやってくることに。
迎え入れる準備をする為にダンカンより先回りして城に辿り着いたマクベスに、夫人はダンカン殺しを打ち明ける。


ダンカンが到着し、持て成している間、マクベスは決心が鈍り、夫人にダンカン殺しはしないと言います。
男にふさわしいことならなんだってやるが、それ以上は人でなしだと。
夫人はこれからはあなたの愛もそんなものだと思いますと冷たく言い放つ。

夫人を王妃にする為に、マクベスは計画の実行を決意する。

眠れずにいるバンクォーとフリーアンスの元に、笑顔の仮面を被ったマクベスがやって来る。
このバンクォー、父親にしたら若いですよね(笑)

でもこの親子、顔がよく似ていて可愛いです。

「魔女の言葉、当たったこともあったな」と言うバンクォーに、魔女の存在を忘れていたふりをするマクベス。
一緒に戦ってきたこの二人の友情が崩れ去ったことが、何より残念で仕方ないです。
笑顔でゆっくり休んでくれ、と言うマクベスにお礼をいい、バンクォーとフリーアンスは退場します。


舞台上に一人になったマクベスの瞳には三本の短剣の幻が見えて、

それを捕まえようとするのに触ることすらできない。
気がつけば短剣の刃は血に染まっていて、短剣はマクベスの視界から消えてしまいます。

まるで唆すかのような幻。
そうして決行の合図となる鐘が鳴り、マクベスはダンカンを殺しに向かいます。


ダンカンの部屋から、マクベスの怒鳴り声が聞こえて、失敗したのではないかと恐れる夫人の元に

手を血に染めたマクベスが現れる。
「あなた、何か言わなかった?」と問う夫人に、
ダンカンの隣で寝ていた護衛二人が突然目覚め、「神の祝福を」「アーメン」という寝言を言ったとマクベスは言います。

「喉につかえて、アーメンと続けることができなかった!神の祝福が最も必要なこの時に、言えなかったのだアーメンと!」と、震える声で悔やみ叫びたてます。

どこだったか、血まみれの短剣を捨てて、げほげほと咳き込みます。

「マクベスは眠りを殺した。もうマクベスは眠ってはならぬ」という声が屋敷中に響き渡っていたと嘆くマクベス。
矢崎くん演じるマクベスが怯えて叫ぶ姿には、まだ幼さもあって、マクベスが悪いはずなのに同情さえ浮かんできます。


短剣をどうして持ってきたの、ダンカンの部屋に戻しにいって、血を塗りつけてくるといいわ、という夫人にもう嫌だ!あれを見たくない!と怯えるマクベス。
その姿に呆れた夫人は自分だって震えているのに、「眠っている者も死んでいる者も絵のような者」と強がって、マクベスが投げ捨てた短剣を手に取り、ダンカンの部屋に戻しにいく。

すると何者かが門を叩き、びくつくマクベス。

小さなことにも怯えながら、後悔の言葉を並べます。

ネプチューンの全ての水を集めたら、この血を洗い流せるだろうか、いや、この手は大海原さえも真っ赤に染めてしまうだろう、と。

手を真っ赤にした夫人が戻ってきて、私もあなたと同じ色。と笑います。
門を叩く音にびくつきながら、早く寝室に戻りましょうと言う夫人の手を、マクベスがぎゅっと握り、その音でダンカンを起こしてくれ!起こせるものなら!と退場します。

血まみれの手を重ね合わせる姿は、何とも悲しい。

この二人に感じるものは、狂気ではないんです。

相手への愛情や野心、走り出したら止められない若さゆえの勢いが歯車を狂わせて、狂気じみた悲劇を作ってしまいます。

ここで息抜き。
門番こと小林さんが現れます。
門を叩く誰かに喧嘩を売りながら、
客席の人に無理矢理自分の酒瓶を渡してしまいます(笑)
そして暫くしてから自分の酒瓶がない事に気づく。
俺の酒瓶を取ったのはあんたか?!あんたか?!と客席に問いただし、このブロックみんなグルだな!組織犯罪め!とはちゃめちゃに絡みにいきます。
ここは日替わりですが、
酒瓶を自分から渡した女性に返してくださいと言いにいく。
返してくれた女性に、あんたの事情はわかってるつもりだ。と門番。
曖昧ですが
12昼→あんたは先日愛犬のアレックスを亡くした。落ち込んでいたあんたを隣の友人が気晴らしにこのマクベスにつれてきた。俺が登場した時、地面にひきずっていたこの酒瓶がアレックスに見えて、取ったんだろう。
12夜→あんたは昨日から盆休みで、普段から上司のパワハラに悩まされている。高校時代からの唯一の趣味である舞台鑑賞。気晴らしにこのマクベスにやってきた。すると舞台上に上司がいるように見えたあんたは、嫌がらせにこの瓶を奪った。
瓶を奪ってしまえば、俺は鼻が赤いだけの意味のわからない人だ。
13夜→(客席の人を見て)母さん!あの人は俺が幼い時に、親父の酒癖の悪さに嫌気がさして家を飛び出していったら母さんだ。あの何色か入ったストライプの服は、飛び出していった時と同じだ。きっと新しい家庭を築いているのだろう、ここは大人の対応をしよう!と冷静に返してくださいと言いに行く。

そしてさり気なく名前を聞かれ、フルネームを言わされるお客さん(笑)
この日が映像の収録日じゃなくて本当によかった(笑)


マクダフとレノックスがやって来て、ダンカンの死体を発見します。
マクベスは見つけた拍子に怒りに身を任せ、護衛を取り調べもしないままに殺してしまいます。
何故そんなことを!とマクダフは責めますが、これは愛ゆえの行動だと言い切るマクベス。

これが暗殺だと悟ったダンカンの息子二人は、このままでは自分達も危ないと早々に姿を消してしまい、その為彼らが怪しまれることに。
永田くんの体調不良にやる突然の降板で急遽出演が決まった宮下くんですが、
彼の演技はとても安定していて、見ていて安心できます。
ただ、ちょっとぽっちゃりしていますね、いま(笑)

魔女が告げた通り、マクベスは王になりますが、マクダフは戴冠式には出ませんでした。

バンクォーはマクベスの汚い手に気づいているようでしたが、顔には出さずにおとなしく従っています。


次にマクベスが思い立ったのは、友であるバンクォーと息子のフリーアンスの暗殺。

用があって城を離れるバンクォー親子に、刺客を仕向けます。

この計画は夫人には話さず、後で褒めてもらおう。と無邪気な笑顔をみせる。
計画通りバンクォーは刺客に殺されますが、フリーアンスは逃げきります。

一方城で行われているマクベスらの宴の席に、バンクォーの亡霊が現れます。
マクベスの席に座り、虚ろな瞳でどこかを見つめている。
その姿に取り乱したマクベスは亡霊に向かって怒鳴り立て、同じ席にいてたロスやレノックスがその変貌ぶりに目を丸くさせて驚きます。
夫人が主人は持病持ちで、よくこうなります。と必死にフォローするも、吐きそうになりながら亡霊に怒鳴りつづける。
すると亡霊は消えて、マクベスが平静を取り戻しますが、

乾杯の音頭を取っているところでまたも亡霊が現れます。

持っていたグラスを舞台袖に投げつけて怒鳴るマクベス。
ここの矢崎くんの鬼気迫る演技が、すごかったです。
低い声で怒鳴っているのかと思えば、亡霊が消えるとすっと冷静なマクベスに戻る。

矢崎くんのこのギャップのある芝居が好きです。

ちょっと長くなってきたので駆け足でいきます(笑)
夫人にあなたに必要なのは眠りよ、と言われますが、眠りを殺したマクベスは、もう眠れません。


マクベスが魔女の元を訪れ、自分の不安を問いただすと、


女から生まれたものにマクベスは殺せぬ。

マクダフに気をつけろ。

バーナムの森がダンシネーンの丘に向かってくるまでは安心だ


と告げられ、
マクダフを恐れていたマクベスは、その後マクダフがマルカムの元に逃げたことを知り、マクダフの城に奇襲をかけてマクダフの妻、子供、召使を殺してしまいます。


マクダフはマルカムの元を訪れ、マクベスの討伐を説得しますが、マルカムは自分の欲は王に相応しくない、自分が王になる位ならマクベスのほうがマシだと、自分の醜さを一つ一つ汚い言葉であげていきます。

宮下くんの狂気じみた演技が好きなので、ここはつい魅入ってしまいます。
それを聞いたマクダフはスコットランドに絶望しますが、

その絶望している姿を見たマルカムは人が変わったように今までの自分への悪口は取り消す。と言い出します。

マクダフがマクベスの使者ではないか、探っていたとのこと。
マクベスの討伐を決意します。


マクダフの従兄弟であるロスが現れて、マクダフの妻子が惨殺されたことを伝える。
妻子はこの舞台には登場しませんが、松村さん演じるマクダフはその彼らを想い涙を流していました。

登場しない人物に感情移入し、涙を流せる役者さんは素晴らしいと思います。

その「役」を生きているんですね。


夫人は精神的に追い詰められ、夢遊病を患ってしまいました。
医者と侍女がその姿を目撃しますが、手を洗うように擦りあわせながら歩き回り、そこにはいないマクベスに話しかけて、アラビア中の香水をつけても消えないであろうダンカンの血の臭いに深い深いため息をつきます。
ここの馬渕さんの演技が怖くて、背筋がぞっとします。

夫人は強がっているだけで、受けているダメージは相当なもの。
医者は、夫人に必要なのは医者ではなく坊さんだ、と言いました。


治してやってくれと医者に詰め寄るマクベスからは、夫人への愛を感じとれます。

マクベスと夫人は、自分の感情が先走りすぎてお互いに深く傷つけあっているように思えます。

マルカムと共に敵軍が迫ってきて、ここからだ、と言う時に

夫人は亡くなってしまいました。

侍女からその報告を受けたマクベスは、呆然とする。
何も今死ななくても、聞くに相応しい時があったはずだと嘆きます。
夫人のために、ここまでやってきたのに。

「人生は歩く影法師、哀れな役者だ」と

マクベスの脆さ、弱さが見えてきます。

そこに止めを刺すように、レノックスが、バーナムの森が動き出したと告げにきます。
森自体が動いているわけではなく、軍の数を隠すためにひとりひとりが前に掲げた木の枝が、森が動いているように見せていたわけですね。

ここまで来たら戻れないマクベスは、鎧をつけて、女から生まれたものにマクベスは殺せないという言葉を信じて立ち向かいます。


マクベスの元にマクダフが現れ、剣を交えながら
「俺の命にはまじないがかかっていてな、女の股から生まれたものに俺は殺せん」と強気に言い放つも、
マクダフは、「自分は月足らずで母の腹から引きずり出されたのだ」と明かします。
そこで一度は戦う気を失ってしまうマクベスですが、
最後までやりぬくぞ、とマクダフに向かっていきます。
(殺陣は回を増すごとに激しくなってきたので、後半が楽しみです。)

ついに殺され、その場に倒れるマクベス。
マクベスと共に矢崎広も死んでしまったかのように思えたのですが(それくらいの気迫なんです。)
割と激しくお腹が大きく上下していたので、安心しました(笑)
ここでマルカム新王が誕生し、皆がそれを讃えます。


誰に見守れられることもなく、孤独に絶命するマクベス。


マクベス、夫人が共に独りよがりの芝居をし、

自分の犯した罪に一人で耐えて、弱さを隠しながら孤独のまま崩れ落ちていく。


姿だけ見ればなんとも空しい結末なんですが、

これはお互いへの愛情が生み出した悲劇なのだろうなと思うと、彼らを愛しく思ってしまいます。

一人きりで舞台の上に残されたマクベスの元に、夫人がゆっくりと近づき、
ようやく安らかな眠りにつけたマクベスの頬に触れてゆっくりと暗転します。

カーテンコール。
一度はけて行く最後の瞬間まで表情が見える神席がありました。
その席は真後ろで挨拶待ちの役者さん達が待機するんですが、皆が並んでいるとき、何だかいい匂いがしました。(笑)
はけて行く矢崎くんは、涙を堪えているような、笑顔のような、何とも言えない表情をしていて
マクベスを生き抜いたんだな、と思いました。この人のファンでよかったなーとぼんやりと。
しかもそのはけていく道周辺のブロックのお客さんにも、丁寧に最後までお辞儀をしてくれます。


欲、野心、愛、正義、様々な感情が交差している舞台でした。
まだ手探り感があるかもしれないので、次第に殻を破って、

千秋楽にはもっといい舞台になっているのかも。

矢崎くんは千秋楽までに燃え尽きてしまわないか心配になるほどの気迫でしたが、

いっそそれも見てみたい。


もう見れないことが残念です。DVDにならないのかなー。