リアルとフェイクの境界線 | 中森明菜三昧/はとこばのブログ

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SNSで4月20日に岡田有希子さんの楽曲「Summer Beach」の12inchアナログ盤がリリースされるという情報を見たのですが、その告知には''ジャケットは新たにAIを使って描き下ろされており、シティ・ポップを彷彿させるテイストで彼女のイメージを分析し新たに彼女を生成した作風となっている''とありました。

 

これってどうなんだろう…

 

賛否あるファンの反応を見ていたら、そこに岡田有希子AI Voice Coverという動画が貼られているのが目に留まりました。

YouTubeには、AIで作成された、有希子さんが他のアーティストの曲を歌う動画がいくつかアップされており、他にも岩崎宏美さんや松田聖子さんのAI Voice Cover「スローモーション」なども見受けられます。

明菜の動画にAI補正が入っているものもありますし、今はAIで○○○○っぽい曲というのも簡単に出来るので''中森明菜AI Voiceが歌う中森明菜っぽい曲''というのも作れてしまうことになります。

 

AI美空ひばりが物議を醸した紅白から数年が経ち、AIは良きにつけ悪しきにつけあの頃より断然身近なものになりました。

ホーキング博士が警鐘を鳴らした「AIが人間を超える」時代がもうそこまで来ている気もします。

 

巷に点在する加工された画像には明菜ファンだけでなく他の芸能人のファンも抵抗感がある人が多く、これが本物として伝わっていくのが嫌だというコメントもよく見ます。

私も顔のパーツやヘアスタイルが変えられていたり過度なメイクが施されている画像には拒否反応を示してしまいますが、容姿だけでなく旅行先の景色や天気まで加工することが普通になっている人には抵抗感が少ないのでしょう。

 

一昨年放送された星 新一短編ドラマに ''整形をする人が70%になり美男美女しかいなくなった世界で次に求めたのは…''という話がありました。

抵抗感があったものでもそちらが多数派になると抵抗感は少なくなるものです。

 

雑誌の写真はほぼ加工、芸能人のインスタも加工、ドラマでももやがかかったような肌加工、リアルとフェイクの境界線はどんどん分かりにくくなっていて、それこそAIに判定してもらうしかないのかもしれません。

 

 

2016か17のDSで、明菜はパンフレットなどの写真について「加工はしない。良いカメラマンに撮ってもらう」というようなことを言っていました。

ALDEAグッズ第一弾ブックレットの写真を撮影した写真家の只友眞人さんは「COMMERCIAL PHOTO 3月号」で ---撮影前に決まっていたのは短時間での撮影、一発撮りでノーレタッチであることだけです。それを踏まえて、特にこだわったのは一発撮りならではの「偶然性」--- そんな秘話を明かしてくれました。

 

私も画像をアップする際は微妙にニュアンスが違ってしまうAI高画質化アプリもなるべく使わずそのままでアップするようにしています。

高画質を求める方には物足りないと思いますが、ご了承願いますm(_ _)m。