演歌 〔艶華〕が沁みる | 中森明菜三昧/はとこばのブログ

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昨年グッズ第一弾として発売されたブックレットが写真家の只友眞人さんによる撮影秘話を交えて紹介されている「COMMERCIAL PHOTO 3月号」が届きました 音譜

書店では入荷も少なく完売しているところも多いようですが、紙質も良いし写真がブックレットよりも大きいサイズで掲載されていて大満足です ラブラブ

 

  

 

 

昨年から正月三が日は『歌姫明菜へ』でおなじみの「FMえどがわ」で9時~18時と長時間にわたって放送される1960年代-2000年代ヒット曲集を聴きながら過ごしています。

 

邦楽70's,80'sはプレイリストに入れて偶に聴いているのですが、そこには無い曲がかかったり、演歌がちょこちょこ入ってくるのが良いです。

『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』では休憩タイムで、それでも繰り返し耳にしているうちに覚えてしまっていた演歌が、今聴くと沁みるんですよ。

 

お年寄りが演歌が好きなのは若い頃主流だった演歌をそのまま聴いているからで、自分たちの世代は演歌を聴くようになんてならないんだろうと思っていたのですが、歳をとると人生の機微を詠った歌詞、懐かしさを感じるメロディが妙に心に響くものなんですね。

煙草、不倫、男尊女卑…今なら叩かれる要素満載ですけどw

 

 

明菜のカバーシリーズに演歌のカバーアルバム『艶華 -Enka-』(2007年発売) があります。

 

 

収録曲には事前のアンケートの結果を踏まえて、「天城越え」「無言坂」「氷雨」「みちづれ」「越冬つばめ」「悲しい酒」「舟唄」「石狩挽歌」「矢切の渡し」「夜桜お七」の10曲が選ばれ (初回限定盤B特典のテレサ・テンさんの「空港」は演歌?と思いますが、そこは『艶華』という括りなのでしょうあせる)、初回限定盤A・B,通常盤,CT(カセットテープ),デジタルダウンロードと5形態でリリース、また同時にオリジナル曲を集めた『中森明菜選曲 演歌集 -艶華-』,同CTも発売されました。

 

 

 

発売前日には明菜自身が赤坂豊川稲荷でヒット祈願を行い、その足で銀座山野楽器やオリコンを廻りラジオにも出演するなど積極的なプロモーションも行いました。

ヒット祈願の様子は芸能ニュースでも取り上げられ、十数年ぶりに囲み取材を受けたと話題になった覚えがあります。

 

初回限定盤A特典DVDの千住 明さんとの対談で、歌入れの怖さを語っていた明菜ですが、こぶしをきかせた''演歌''ではなく、千住さんの挑戦的なオケと融合した艶やかで華やかな''艶華''を創り上げました。

その自信が大々的なプロモーションに繋がったと思います。

私もなんとなくしか知らなかった「越冬つばめ」や「夜桜お七」をこれで覚えたし、一番しか覚えていなかった曲も完璧に歌えるようになりました。

 

 

『艶華 -Enka-』、オリコントップテン入り、約6万枚を売り上げるヒットとなり、ゴールド認定、日本レコード大賞企画賞も受賞しました。

 

 

本音を言えば、ユニバーサルは『DESTINATION』や『DIVA』にもこれぐらい力を入れてほしかった …

 

 

年が明けてから、女性演歌歌手総売上枚数トップの八代亜紀さんが昨年末に亡くなられていたというニュースが入ってきました。

子どもの頃からTVで歌っているのが当たり前だった人が居なくなる…

寂しいですね。