「中森明菜さんのファンです」
そう公言する有名人はたくさんいます。
でも、その場限りのリップサービスだったり、何年か経つうちに気配もなくなっていたり、そんなこともままあります
一貫してファンであることを言い続けてくださっている女性芸能人に、篠原涼子さん、夏川りみさん、市川由紀乃さんがいます。
お三方のWikiには何れも明菜ファンであることが記載されていますし、篠原さんは明菜に憧れて芸能界に入った経緯を、夏川さんはお姉さんが聖子派で自分は明菜派だった話を、市川さんは初めて買ったレコードが「少女A」でそれからずっと大ファンということを出演番組でよく語ってくださいます。
夏川さんと市川さんは音楽番組でも明菜の曲をよくカバーされていますね。
事前にトークや選曲の打ち合わせがあると思いますが、その時に明菜の名前を出してくださっていると思うと嬉しいですよね。
明菜が百恵さんに憧れたように、明菜に憧れたアイドルもたくさんいます。
最近も、明菜よりデビューが少し後のアイドルの方達がこんな話をしてくれていました。
… 浅香唯さん
「明菜さんがスタジオにいるとかリハーサルされているってなると、用もないのに行ってお近づきになりたいとか」と憧れの存在でもあった。フレンドリーな性格で、積極的に話しかけてきてくれたという。「“緊張してるの？”って声をかけてくださって、なお緊張するみたいな。フレンドリーだけど一言一言に重みもある。感動の瞬間をその都度迎えるみたいな。特別な存在でした」と懐かしんだ。
… 相田翔子さん
当時ヘアメイクに憧れていたのは、中森明菜さん。毛先が巻かれたポニーテールの絶妙な高さやルーズ感がすごく素敵で、後ろもキュッとさせずにふんわりしているんです。
… 酒井法子さん
「難破船」の頃、私は新人で歌謡祭とかで斜向かいに明菜さんの化粧前があって、ニットのドレスを着てらして「何て美しい！」と…見ちゃいけないけどずっとガン見みたいな…「わー、綺麗だなと思って」。ホントに大好きですね。明菜さんっぽく踊ってもみたかったり歌ってもみたかったり、やっぱりちょっとマネはしますよね。
… 南野陽子さん
「デビュー前、（松田）聖子さんと（中森）明菜さんが2大アイドルだった時代に、私は明菜さん派で、衣装や振りを新曲ごとにチェックしていたんです。来生たかおさん（作曲）のデビュー曲『スローモーション』から大好きでしたし、振りは特に『十戒（1984）』に魅せられていました。自分がデビューしてからも歌番組でご一緒できるたびに、こだわりの衣装や振付を、見ていないふりをしながらコッソリ凝視していて（笑）。だから私が楽曲ごとに衣装を考えるようになったのは、間違いなく明菜さんの影響ですね。それと、当時の楽屋はアコーディオンカーテンだけで仕切られていたので、隣から漏れ聞こえてくる声から学んだことも多いですよ（笑）」
「あんなふうになりたい」
同性の芸能人や女装家さん達にそう思わせるカリスマ性のある存在。
その一人が明菜なのです。
