拝啓、ステージの神様。
私が照明さんなら、誰よりもこの人にライトを当てたいと思うのです。
もう舞台を12本もやっているのだそうだ。
スポットライトは十二分に浴びている人。
でも、舞台のイメージは意外とない人だろう。
私は演じる小池栄子さんが好き。
西村雅彦さんが主演するドりス&オレガの舞台『Wブッキング』(2003年)で、初めて生・小池栄子を観た。
たしか前から1~2列目だったので、彼女の胸に圧倒された。
いや、そんな話じゃない。(でも事実でもある)
彼女の声はとてもよく通る。
立ち居振る舞いも堂々としている。
コント番組で鍛えたノリもいい。
『バンデラスと憂鬱な珈琲』(2009年)では、ベテラン舞台俳優に交じって、存在感をアピール。
ミス・舞台度胸・・・といった印象。
近年テレビドラマや映画では、極端に地味な女を演じたりととても幅が広い。
そして、先日観た『髑髏城の7人』。
この作品では、極楽太夫をさっそうと演じていた。
あの広い青山劇場で、まったく小さく見えないのは、
彼女の舞台人としての素質なのではないだろうか。
(太夫の衣装が派手で大きいということを除いてもそう思う)
次はどんな女を演じるのだろうか。
いや、もしかしたら演じるのは女に限らないかもしれない。
舞台人・小池栄子の次が早くみたくてたまらない。