地震の少し前、ある友人から言われたことがありました。
「お昼に食べたものばかり書いてないで、あなたの考えとか思いとか
読みたいんだけどなぁ」
もちろん仕事と家庭が第一優先であるゆえ、ゆっくりと推敲しながら
文章を書く時間というものがなかなかとれない現状・・・。
以下は福島県知事が会見で話した内容の抜粋です。
(言い回し等は多少違うかもしれません)
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「福島県は40年間(原発によって)、電力を首都圏に送り日本経済を支えてきた。
日本中が真摯(しんし)に(福島の災害に)向き合ってほしい」と、
後手後手に回る政府対応などに注文を付けた。
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かくいうワタシも20歳まで東京都区内で暮らし、
まさに福島第一原子力発電所の恩恵を受けて暮らしていたことになります。
その頃は、原子力発電所→「怖そうだけどどこか遠いところにあるもの」
程度の認識しかなかったのが正直なところです。
そんな私が大人になり、縁あって福島県に就職し家庭を築き
現在も暮らしているわけですが、今回の事故がおきるまで原子力発電所
について真剣に考えたり勉強したりする機会もなく
(仕事がら多少話は聞いたりしましたがその程度)今になって、
こんなに近くにあるのに何も知らないってダメだなぁと反省しています。
一部の熱心な方を除いて(賛成の方・反対の方双方)ほとんどの国民は
私と同じように今回の事故が起こって初めて原子力発電所について
知ったのではないでしょうか。
あちらこちらで言われているとおり、今回は津波の被害がわかった段階
での東京電力の「初動」に問題があり「人災」だという意見が
大方を占めているようです。
わたしも含め福島県とその隣県の県民のみなさんが抱えている
どうしようもない不安、その他の地域のみなさんが疑心暗鬼になる気持ち。
とにもかくにも原発の鎮静化を願って、できるだけ平常心で日常生活を送り
自分に課せられた仕事をしていくこと。そして、少しでも余裕があれば
自分の周りの人に「元気?大丈夫?」と声をかけましょう。
そんなちょっとした一言でもホッとするものです。
ガンバロウ福島!
ガンバロウ東北!
ガンバロウ日本!