2008.9.1
もうなんとも言えないくらいしんどい映画でした。
この「闇の子どもたち」は当初全国で8館ほどの上映予定なほど
マイナーな映画でこのような映画は絶対ヒットしないと言われていました。
ところがフタを開けてみると予想をはるかに超えて動員したのです。
福岡にも来ないかな・・・?って期待していましたら先週から一つの映画館で上映
していることがわかりさっそく行って見て来ました。
一日の映画の日ということで誰も1000円だったせいか、いつものレディースディと違い
男性の人が多かったのにビックリしました。
それも私らくらいの中年カップルと若いカップルが目立っていました。
こんな暗い重い辛い映画を見に来る男性がいるなんて・・・・
うちの主人なら誘っても絶対見ない映画です。
娯楽の映画とは違いますから
さほど大きくないとはいえ映画館は満席でした。
その人たちが最後の最後まで、声も立てず、涙も出せないような状況だったようです。
私は見始めてすぐ、ほんとに気持ちが悪くなり吐き気をもよおしたほどです。
終わってからもお茶を飲む元気も話す元気もありませんでした。
これほどショックを受け、しんどい思いになった映画は近年ありません
タイの子ども達の人身売買、売春を真正面から見つめた作品です。
原作は「梁石日」ヤン・ソクイルさんです
タクシードライバー日誌(これは映画つきはどっちに出ている」の原作です)
や「血と骨」(これも映画でビートたけしさん主役で映画化されましたね)
阪本順治監督がよくこれを映画化したなあとびっくりしました。
臓器移植は日本の大きな問題です。
特に子どもの移植は国内では認められないため外国に頼っています。
親は外国でも、どんなに高くてもそれを求めて海外にいきます。
でもその裏で貧しい国の子どもたちは売られていくのです。
そして幼児売春
この問題は絶対絶対買う人が悪いのです。
そのほとんどが旅行に来ている外国人です。
ここを断ち切らないと絶対に幼児売春はなくならないと強く思いました。
しかしこの性癖というのは特殊な人々ではなくて誰の心にも潜んでいるということです。
何をどう話せばいいかわかりませんが、こんな暗い重い映画は嫌という方も多いでしょう。
知っても何もできないし・・・・
でも映画の中でも言っていましたが
とにかく自分の目で見る、あの子ども達を助けられなくても
この現実を見て、書くしかないと・・・・・
ラストはもっと辛くなりました。
最後に流れたエンディングテーマ
桑田圭祐さんのかすれた湿った声がなんとも悲しく響きました。
見て欲しいです。
一人でも多くこの現実を知って欲しい
目をそらしてはいけない