アニメ映画『千と千尋の神隠し』で、「言葉の持つ力」を感じさせる場面がある。千尋は湯婆婆のもとを訪れる前に、ハクに名前を決して名乗ってはいけないと言われる。

 

「本当の名前」を名乗ることはその人物のすべてを知られ相手に支配されることに結びつくと考えられたのではないだろうか?

 

古代の日本人は、自分の名前を相手に教えると、自分を相手の支配下に置くことになると、信じられていました。

 

    

 

日本では古くから「言霊(コトダマ)」という言葉がある。昔から、言葉には霊的な力があり、人の口から出た言葉は、その後、一人歩きすると信じられてきました。

 

それから、古代のインド人も、言葉に不思議な力が宿っていると信じていました。インドにおいてはヴェーダ聖典とその本文のことをマントラとしています。 聖典の言葉は真実の言葉であって、神聖な力が宿っていると考えられていました。

 

ヨガでは音声を用いた行法をマントラとしています。マントラを詠唱することをチャンティングと言うこともあります。

 

密教においては、真言陀羅尼(シンゴンダーラニー)が重要視され、短い呪文 (ジュモン) の真言と、比較的長い呪文の陀羅尼を用いて心の統一をはかります。サンスクリット語の原文を漢字で音写したものを音読して唱えます。

 

迫力あるスピリチュアル体験『護摩行』

 
護摩行(ごまぎょう)は、火を焚きますし、音を響かせてお経や真言を唱えたりしますから、禅寺のお勤めより臨場感はあります。 

護摩は、インドで始まり、護摩(ごま)の名前は、古代インドのサンスクリット語でホーマ(焚く・焼く)の音訳に由来しています。
 
護摩焚きは、昔から火の力を利用して除霊と浄化をして、悪霊や邪気を払うと信じられています。仏、菩薩、諸天に対して呼びかけを行い祈請したり、儀式に効力を与えるために呪文を唱えます。マントラの言葉に霊力があり、願いをかなえたり御利益を得ることができるとされています。

 

ポジティブな自己対話が重要

 

言霊と言うとスピリチュアル的に思えるこの「言葉が現実を引き寄せる」という法則が、実は心理学的にも根拠があり、言葉が現実を引き寄せてくれるわけではなく、言葉が私たちの記憶に影響を与えており、その記憶が私たちの認識に影響を与えることで、自分の都合に引き寄せて現実を見られるようになると考えられるのです。


理想の自分と今の自分とがかけ離れていると、そんなことはないと、思ってしまうかもしれません。でも、今の自分を作り上げているのは、過去の経験、他者からの評価、思い込みによって形成された「自分はこういう人間だ」という無意識の設計図(セルフイメージ)です。

 

自分のことをどんな人間だと思っているか。このセルフイメージがプラスかマイナスかに関わらず、私たちは、セルフイメージに沿うように思考したり行動するのです。したがって、セルフイメージを変えない限り、人は変わることができない。

 

つまり、これまでのセルフイメージは、言語の刷り込みでつくられていると言えます。なので、セルフイメージを変えるには言語で行えばよいのです。

日頃からネガティブな自己対話をしてしまう癖を、前向きな自己対話をするルールにすると、物事は自然と良い方向へ向かっていくでしょう。口癖を意識的に直して、心を軽くしましょう!

 

コンフォートゾーン (Comfort Zone - 安心領域)はストレスなく過ごせる慣れ親しんだ空間です。

 

そこを出て、フィアゾーン (Fear Zone - 恐れの領域)恐怖や不安を感じつつ挑戦を重ねることで、学びや成長が起きるグロースゾーン (Growth Zone - 学びと成長の領域)へ到達します。