中谷ミチコ《小さな魚を大事そうに運ぶ女の子と金ピカの空を飛ぶ青い鳥》@丸の内ストリートギャラリー | akki-artのブログ

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アートや建築、ファッションなどなど。美術館やギャラリー、街の風景など、キレイと思うものをあれこれと。

現在、注目の彫刻家

 

 

中谷ミチコさんの作品が

 

 

東京の丸の内の仲通りに置かれています

 

 

●中谷ミチコ《小さな魚を大事そうに運ぶ女の子と金ピカの空を飛ぶ青い鳥》2022年

 

 

 

歩道側より

 

タイトルの「小さな魚を大事そうに運ぶ女の子」のこと?

 

 

 

▼反対側

 

 

車線側から

 

タイトルの「金ピカの空を飛ぶ青い鳥」のこと

 

 

▼側面から

 

 

作品は曲面になっています

 

 

 

 

◾️「丸の内ストリートギャラリー」とは

 

 

丸の内の仲通りを中心に

 

 

世界的な巨匠や、日本の新進作家などの現代彫刻を展示するプロジェクト

 

 

 

このプロジェクトの特徴は作品の展示替えがあること

 

 

 

パブリックアートで作品の展示替えがあるのは珍しいそうです

 

 

数年で変わるので、2022年に変更があったと思いますので、

 

 

あと1年ぐらいで変更の可能性があります

 

 

 

知らんけどw

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

⿂の泳ぐ⽔をスカートを使って、⼤事そうに運ぶ⼥の⼦は妊婦だそうです

 

 

妊婦がお腹のところで水に入った魚を運んでいるわけですね

 

 

 

そういうことで、作家はこの作品の中心は、この魚だそうです

 

 

人も含めて、全ての哺乳類は胎児としてお母さんのお腹の中にいました、

 

 

 

私もあなたも

 

 

 

 

この作品を見ている私たちを、この魚に仮託しているのでしょうか

 

 

 

すると私たちを宿した母のことに

 

 

思いを馳せずにいられませんね

 

 

 

▼部分

 

 

裏側は金ピカに光り輝いています

 

 

その中に青い鳥がいます

 

 

メーテルリンクの『青い鳥』のことでしょうね

 

 

チルチルとミチルの姉妹は幸せを運ぶ「青い鳥」を探しに不思議な旅に出ます

 

 

でもその「青い鳥」は身近にあったというお話

 

 

 

 

作品の表裏に

 

 

妊婦と幸せの青い鳥があれば

 

 

 

この作品は、きっと女の子の守り神になりますね

 

 

 

 

◾️中谷ミチコさんとは

 

1981年、東京都生まれ

 

 

2012年にドイツのドレスデン造形芸術大学を修了されました

 

 

 

作品の制作のやり方として、彼女の独特の方法が

 

 

 

粘土で作品を成形した後、石膏で型をとり、原型の粘土を取り出して

 

 

その後、空の雌型に透明樹脂を流し込んで作品を作るそうです

 

 

 

流し込んで作った、透明の作品の実在感が

 

 

 

きっと作家のこだわりなんでしょうね

 

 

 

(丸の内ストリートギャラリーのホームページを参考にして)

 

 

◾️以前投稿した「丸の内ストリーとギャラリー」の記事です