サム・フォールズ 展 @小山登美夫ギャラリー 東京・六本木 | akki-artのブログ

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自然の、温度や湿度、霧や日光などによって偶然性を使って作品を生み出している、ニューヨーク在住の画家、寒い・フォールズ(1984ー)の日本での初の個展が、東京港区・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催されています。

 

 

サム・フォールズ 展

 
 
六本木のピラミデビルの脇を入った所にある、complex665ビルの2階にあります。
 
 
本当に入りやすいギャラリーです。
 
 
六本木に行ったら必ず寄る所。
 
 
今回も素敵な個展を開催されていました。
 
 
 

■エントランス

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

■会場風景

 
 

 

 

 

 

■サム・フォールズさん

 

1984年アメリカのバーモント州の生まれ

現在はニューヨーク市内とハドソンバレーに拠点を置いて芸術活動をされているそうです。

 

 

アメリカのリード大学で物理学、言語学、哲学などを学んだ作家。

 

哲学や物理学などの知識は、自然に委ねた作品でありながら、どこか理知的な作風ににつながっているのでしょうね。

 

 

アメリカでの美術館などで、多くの個展や、アート関連のプロジェクトに参加していらしゃいます。

 

さらに日本でも、昨年、東京六本木の森美術館で開催された「ワールドクラスルーム :現代アートの国語・算数・理科・社会」にも出品されました。

 

 

作品紹介の一番下にその作品の画像を貼っておきました。

 

 

昨年のその展覧会で撮影したものです。

 

 

 

■作品紹介

 

気になった作品をいくつかご紹介。

 

 

 

 

 

地面に置いたキャンバスの上に、染料と植物を置いて、一夜を過ごし、その後に植物を取り除くそうです。

 

 

雨や風や、いろいろな自然現象がその作品には影響を与えています。

 

 

まさにその場所と記録と、植物の記憶に作品はなっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

 

近くに寄るとこんな感じになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

 

 

 

 

▼中心の写真

 

 

 

 

真ん中に花の写真。

 

 

写真の周りには陶板でできたフレームがあります。

 

 

 

その陶板には花が描かれていますが、それは撮影された花が枯れたのちに、陶板に押し付けられて焼かれたもの。

 

 

 

植物が育ち、花が咲き、そして枯れて行ったことを作品の中に織り込むことで、生物の一生を表しているようですね。

 

 

また写真もFUJIの製造中止になっている大判のインスタントフィルムを使っているそうです。

 

 

それも、人間社会の経済活動による、消費をさりげなく表現しているらしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

 

 

 

 

 

 

■森美術館の「ワールドクラスルーム :現代アートの国語・算数・理科・社会」の記事

彼の作品は載せてませんが。よかったら読んでください。

 

 

▼日本の有名作家を中心とした記事

 

 

 

 

 

▼中堅と若手作家中心の記事

 

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。