倉俣史朗のデザイン ー記憶の中の小宇宙 展
へ先日、行ってきました。
■フライヤー
フライヤーには代表作 《ミス・ブランチ》富山県立美術館蔵 が使用されています。
造花のバラを透明のアクリル板に入れ、椅子にした作品。
現存するのは、倉俣さんの逝去した年齢と同じ56脚だそうです。
そ
のうち3脚が、この展覧会には集まっていました。
展覧会は世田谷美術館で1月28日(日)までの開催。
東急田園都市線の用賀の駅から20分ぐらい歩きますが、ちょうどいいウォーキングの距離にある美術館です。
■世田谷美術館
大きな砧公園の中にあります。
春秋の砧公園はとても気持ちがいいですね。交通量のとても多い環8沿いを少し歩きますが、歩道がきちんと整備されています。
■展覧会案内看板
■展覧会風景
写真撮影は、最初の部屋の4作品のみ。
外からの明るい陽光が差し込む最初の展示室。
とても気持ちがいいですね。
■作品紹介
倉俣さんの、《ミス・ブランチ》などと並んで、代表作の一つ、《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》。
名作の椅子ですね。
東京・京橋のアーティゾン美術館の入り口には、この前行った時には、ツーシータのこの作品が置いてありました。
そして実際に座れます。(現在開催中の展覧会には行ってないので、どうだかわかりませんが、、、)
●《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》 ツーシータ @アーティゾン美術館 東京・京橋
すわり心地はとても硬いのですが、、、
●《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》 ツーシータ @アーティゾン美術館 東京・京橋
その記事も書いてありますので、リンクはこの記事の一番下に貼っておきます。
■他の作品
●奥 《01 チェアー(シングル)》
中 《01 テーブル》
手前《01 チェアー(ダブル)》
株式会社イシマル蔵
●《透明ガラス入りテラゾーテーブル》株式会社イシマル蔵
●《トウキョウ》株式会社イシマル蔵
どれもシャープな作品。
《トウキョウ》は繊細さがあってとても気に入りました、
■倉俣史朗(1934−91)さん
1934年に東京に生まれました。
高度成長期に日本のみならず、世界で注目されたインテリアデザイナーです。
曲がった棚や、透明なアクリル板を使用した椅子など、その独創性から「クラマタショック」などの言葉もあったそうです。
会場では、彼の言葉のいくつかが紹介されていました。
「考えるとうまくいかない」という意味の言葉があって、「思いつきでやるとうまくいく」ということらしいですね、「考えてひねくり回すと上手くない」らしいですね。
発想が大切。
倉俣さんは天才なのでしょうね。
そして彼はたくさんの、独創的な作品を残して、56歳の若さでこの世を去ります。
■展覧会他の作品
会場内は撮影禁止なので、他の作品の画像は、フライヤーの裏から取りました。
●フライヤー裏面
●《七本針の時計》個人蔵
©️kuramata Design Office
●《引き出しの家具 Vol.2 #6》 石橋財団アーティゾン美術館蔵
©️kuramata Design Office
●《硝子の椅子》京都国立近代美術館蔵
©️kuramata Design Office
倉俣史朗さんの展覧会は、その著名な活動の割にはなかなか開催されなかったようですね。
大規模な展覧会は約25年ぶりだそうです。
画像が紹介できませんが、曲線でできている収納家具とか、光の椅子や机。
それから《「バールッキーノ」のカウンター》などなど、、、
一度目にすると忘れられないデザインです。
よかったらぜひ砧公園の世田谷美術館へ。
■倉俣史朗さんのアーティゾン美術館の椅子の記事
よかったら読んでください