福田美蘭 《キューピーマヨネーズ》@東京都現代美術館 常設展 | akki-artのブログ

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福田美蘭 《キューピーマヨネーズ》

 

東京都現代美術館に9月に伺った時に、常設展(MOTコレクション)に飾ってありました。

 

 

東京都現代美術館は地下鉄清澄白河駅から歩いて15分くらいでしょうか。

季節のいい時期にはウォーキングにちょうどいい距離ですね。

 

 

 

 

●《キューピーマヨネーズ》

 

 

赤い垣根みたいな斜めの線の向こうに黄色い何かが描かれています。

 

 

キャプションを見ると、

 

 

福田美蘭

 

キューピーマヨネーズ

 

 

 

ということで、福田美蘭さんの《キューピーマヨネーズ》という作品だとわかりました。

 

 

 

 

ちょっと大きな画面なのでピンとこなかったのですが、これはビニールの袋に入っているマヨネーズですね。

 

 

 

■福田美蘭さんとは

 

1963年東京都生まれのアーティスト。

お父様はグラフィックデザイナーの福田繁雄さんです。

 

東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を修了。

 

数多くの個展や賞を受賞されている日本を代表する現代美術家さんですね。

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

よく見ると、赤い斜めの線の向こうに、商品説明だと思いますが、文字のようなものが画面に描かれています。

 

 

 

また、マヨネーズのボトル自体にも、ビニールの袋の赤の線が写っているのでしょうか、赤い色が刺されているところがわずかですがあります。

 

 

赤い斜めの線も、よく見ると端の方へ行くと、等間隔て描かれていませんね。

立体の質量があるものが、ビニール袋の中に入っているのですから、赤い斜めの線も歪んで見えるのは当然かもしれませんね。

 

 

普段、スーパーマーケットなどで見慣れているキューピーマヨネーズですが、本当はこのように見えるのですね。

 

 

なんとなく僕たちが普通に持っている、社会に満ち溢れている多くのイメージ。

 

 

キューピーマヨネーズという商品の絵を、本当に見える姿を画面に描き出すことで、本当のキューピーマヨネーズを表現しましたね。

 

 

たぶん、こういうイメージって、この世に満ち溢れているのでしょうね。

 

 

 

 

■福田美蘭さんの記事

 

▼練馬美術館の展覧会の記事、福田さんについても書いてあります