胴服 火事装束と火消し半纏 尾形光琳の小袖  @東京国立博物館 常設展 | akki-artのブログ

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染織の関連の作品 @東京国立博物館 常設展

 

 

今日の1枚のアート(←1枚じゃないけど)

 

 

東京国立博物館にあった、着物で気になった装飾関係の作品を4点ご紹介します。

 

 

 

戦国武将の斬新なデザインな普段着。

 

 

大名家の女性があつらえた火事装束の頭巾。

 

 

人物を描いた火消し半纏。

 

 

豪商の奥様のために尾形光琳が描いた小袖。

 

 

それぞれ見所が違って面白かったですよ。

 

 

 

 

 

 

●胴服 染分地銀杏雪輪散模様 安土桃山 16−17世紀 

 

 

 

 

胴服とは、安土桃山時代から江戸初期の頃にかけて、武将が小袖の上に着る普段着だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

 

 

斜めに線が入っていて、斬新なデザインですね。

 

 

 

 

画像だと見にくいですが、銀杏の模様などが散りばめられていて、斜めの幾何学的な模様とコントラストがとても美しいです。

 

 

 

 

 

●《色々羅紗地火事頭巾》 江戸時代 19世紀

 

 

江戸の大名家に住む女性たちは、江戸でしばしば起きる火事に備えて、火事用の装束を用意していたそうです。

 

これはオランダから運ばれてきた厚手の毛織物の羅紗地が重ねて作った頭巾。

 

 

色とりどりのデザインの織物が美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

●《火消半纏 紺木綿刺子地人物模様》江戸時代 19世紀

 

 

 

 

木綿地を刺し子にして、吸水力を高めているそうです

 

 

 

人物の模様が描かれているのですが、、、。

 

チョーおしゃれです。

 

 

 

 

 

 

 

●重要文化財 尾形光琳筆 《小袖 白綾地秋草模様》18世紀

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

尾形光琳が江戸に滞在していた時、パトロンの深川の材木商、冬木家の奥方に描いたとされている作品。

 

 

 

今回の常設展では、こんな着物の作品が展示してありました。

 

 

何気に、戦国武将がぶっ飛ん出たのと、江戸の人々がおしゃれなことがわかりましたね。

 

 

東博に行くと新たな発見がいつもありますね。