丸山直文 《Yuji》と《Sachi》 @東京国立近代美術館 常設展 東京・竹橋 | akki-artのブログ

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丸山直文 《Yuji》と《Sachi》

 

 

今日の一枚のアート。(一枚じゃなけど)

 

 

 

東京・竹橋の近美の常設展にあった作品です。

 

 

 

■作品画像

 

 

 

 

 

 

■丸山直文さんとは

 

1964年新潟県生まれ。

武蔵野美術大学教授。

 

文化服装学院とセツ・モードセミナーを卒業。

さらに、Bゼミ・スクーリングシステムで勉強されたそうです。

 

 

 

1996ー97年には文化庁の在外研修員としてドイツに、

1998ー99年にはポーラ美術研修員としてやはりドイツに滞在していらっしゃいました。

 

 

 

 

国内外で多くの展覧会を開催、また国内の多くの美術館に作品が収めれらています。

 

 

 

 

 

●《Yuji》1996

 

 

 

 

 

 

 

 

●《Sachi》1996

 

 

 

 

 

■ステイニングという彼の技法

 

 

 

 

下地処理のされていない素地のままのカンヴァスに絵の具を染み込ませる技法。

 

 

綿布に、アクリル絵の具を緩くといて描いていく「ステイニング」という丸山さんの独特の技法です。

 

 

 

 

境界線がなくなり、ぼんやりとした画面になって、どこか遠い世界の、夢のような世界観が生まれています。

 

 

 

 

それは幼い頃の記憶のような、懐かしさも。

 

 

 

だから、この二人の「Yuji」さんと「Sachi」さんの顔を見て、誰もが、何と無く誰か知り合いの人の顔に見えるのではないでしょうか?

 

 

 

 

本日もおつきあいいただき、ありがとうございました。