米田知子 《見えるものと見えないもののあいだ》シリーズ @ワールド・クラスルーム展 | akki-artのブログ

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米田知子 《見えるものと見えないもののあいだ》シリーズ

 

六本木の森美術館で開催中の「ワールド・クラスルーム展」に出品中です。

 

 

 

 

 

■米田知子さんとは

1965年兵庫県生まれ。

1991年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで写真の修士課程を修了後、ロンドンにて活躍中。

2007年のベネチア・ビエンナーレや2018年上海ビエンナーレにも参加されています。

 

時間をかけた緻密な取材をもとに、ジャーナリスティックな視点もあわせて作品を作り上げる作家さん。

 

 

 

■《見えるものと見えないもののあいだ》シリーズとは

過去の著名人の実際に使用したメガネ越しに、その著名人の関係した文章を撮影するという作品。彼女の代表的な作品のシリーズです。

 

 

 

 

 

 

■作品紹介

 

 

●《谷崎潤一郎の眼鏡 ー松子夫人への手紙を見る》

 

 

 

 

 

 

 

 

●《ル・コルビジュエの眼鏡 ー「近代住居:の講演原稿を見る》

 

 

 

 

▲部分

 

 

 

 

 

 

 

 

●《ジョイスの眼鏡 ーシルヴィア・ビーチへの手紙を見る》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《マーラーの眼鏡 ー交響曲第10番(未完成)の楽譜を見る》

 

 

 

▲部分

 

 

 

 

 

 

 

●《フロイトの眼鏡 ーユングのテキストを見る》

 

 

 

▲部分

 

 

 

 

 

著名人が関連したテキストを見てどう思っていたのでしょう。

 

 

 

大切なひとの手紙とか、自分の楽譜とか。

 

 

例えば、最後に紹介した《フロイトの眼鏡 ーユングのテキストを見る》については、

哲学者のフロイトとユングは師弟関係にありました。しかしユングは師のフロイトとは別の道を歩む関係となっています。

 

 

どうしても、フロイトがどういう気持ちで、このテキストを読んでいるのか想像してしまいます。

 

 

どの作品も著名人とテキストの関連が、とても大きい意味があるんでしょうね。

 

 

本当に理解するにはもっと勉強が必要ですね。

 

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。