藤飯千尋展 Mirrors @ギャラリーK 東京・京橋
へ行ってみました。
10月Ⅰ日(土)で終わっちゃたけど(_ _).。o○
●藤飯千尋展 ご案内の看板です。
作者の藤飯さんにいただいた、岡山での展覧会の記録集によると
藤飯千尋さんは岡山県生まれ。京都外語大学のご出身。
受賞歴は、
2020年 亀高文子記念 赤艸社賞受賞。
ネットによると、この賞は兵庫県において、県民文化の高揚に功績があった女流画家に与えられるモノらしいです。
●個展 記録集
最近ですと、この記録集が発行された個展が
今年の7月に、岡山県天神山文化プラザで -天プラ セレクションvol.98 藤飯千尋展 「UNIVERS- という名称で開催されました。
SNSで作品を観てとっても気になっていた作家さんの一人です。
色に濁りがなく、透き通った感があります。実作品の前に立つと、作者の気持ちがはっきり感じられる作品を作られる方です。
●《Mirrors》
展覧会名「Mirrors」。展覧会と同じ作品名。
鏡に映るのは自分の姿。作家の気持ちに、観ている僕たちの気持ちも乗せて、作品から受ける印象に投影されているのかもしれませんね。
希望と不安がないまぜになっているような。
●《Shining》
「輝き」ということですね。
ポジティブな気持ち、伝わってきます。
透明感のある、深いブルー、に白色。
空の青と雲ですね。
ブルーといえば希望の象徴。
●《Motherhood(母性)》
白系がベースで、暖色系の色が曲線で表現されています。
女性の柔らかな印象、母性って納得ですね。
なお、ほとんどの作品は和紙に描かれていますが、
この作品はカンヴァスに描かれています。
●《Mirrors Ⅱ》 Ⅰ〜Ⅲ
こちらも展覧会名と同じ作品名。「Mirrors」
鏡。不安と希望が混じり合っているような気が。
さらにこの作品には「今のままでいいから、もうちょと頑張ってみよう」って言われている気がします。
ポジティブな気持ちになれる作品ですね。
●《univers》 Ⅰ 〜Ⅳ
「universe 」とは宇宙。だけでなく天地万物、森羅万象を意味するそうです。
スケールの大きい作品です。
実は一番気に入っています。
●《今、同じ空の下で》
「今、同じ空の下で」 何が行われているのでしょうね。
作家は、”怒りや悲しみなどネガティブな感情を表現の原動力としてきた。”(記録集から 天ブラセレクション推進委員/新見美術館艦長 藤井茂樹氏)
悲しみの表現、怒りの表現。彼女はこうなるのですね。
でも、見方によって、その向こうに、いいことも美しいことも、世の中にはあるんだよって言っていますね。
強いね。
実際に作者の藤飯さんと話をすると、その気さくな人柄は、誰でも好感を持つと思います。
僕もそうでした。
素敵な作品をもっと生み出してほしいものです。
今回は時間的に余裕がありませんでしたが、とても有意義な時を過ごせました。
今度はゆっくりと。