これなんだかわかりますか?
これは・・・たまプラーザ東急の催事コーナーに沖縄から出店していた方に頂いた「月桃(ゲットウ)」という植物です。
(売り物ではありません。)
なんだかニンニクのようなラッキョウのような・・・。
そして音からは「月餅」を連想しちゃいますがそのどれでもありません。
ゲットウは、ショウガ科ハナラッキョウ属(アルピニア属)だそうです。
(あ、やっぱりらっきょうか〜)
月桃製品は、「防虫、防菌、防カビ、消臭効果あり❣️」とのこと。
さらに月桃は古くから実や葉をお茶として服用し、健康増進に役立てていたそうです。
私が月桃の言葉を初めて知ったのは比較的最近で、アロマオイルからの入り口でした。その香りの良さに魅せられて精油を購入したりしましたが、ナマの植物を見るのは今回が初めてでした。
天然の香水であり、健康茶であり、防虫・防カビ・防菌剤とは、なんて素晴らしいパワーなのでしょうか❣️
まるで、愛するダマスクローズのようです😍
ポリフェノールも、赤ワイン🍷の30倍以上と言われていて、抗酸化力もかなりのものです。
香ってよし、飲んでよし、置くだけでも良しです。
今回はアルピニアペレットを購入しました。
(月桃香油をツブツブ樹脂に染み込ませたもの)
香りも強く、ビニールの角を少し切るだけで充分効果ありとのこと。
ベッドのシーツの下やソファの下など、部屋の数箇所にセッティングしました。
月桃は、大きく分けると、沖縄や鹿児島にもともと原生していたシマゲットウ(左)と、台湾ゲットウとシマゲットウの交配により生まれたタイリンゲットウ(右)の2種に分類されます。
それぞれに成分、花や香りに特徴があります。
ネット検索するといっぱい出てきます❣️
沖縄ではサンニンと呼ばれていて、その葉っぱはムーチーという餅菓子を包むのに使われています。
笹団子みたいな感じでしょうか。
サンニンという呼び名の由来は、ハナミョウガなどの種子塊で、漢方健胃薬で使用される「砂仁(シャジン)」から来たとも言われています。
ハワイではシェルジンジャーって呼ばれているそうです。
フラダンスでも「ジンジャーのいい香り」って出てきますがこれなのかな。
(写真:沖縄県メモリアル整備協会)
ゲットウを調べていくと、沖縄の歴史に繋がり、かつての地上戦での悲しい事実や、6月23日の沖縄慰霊の日についても考えることになります。
決して忘れてはいけない出来事を【月桃】の歌と共に伝え続けたいと思います。
5番と6番になると必ず涙がこぼれてきます。
5. 六月二十三日待たず 月桃の花散りました
長い長い煙たなびく ふるさとの夏
6. 香れよ香れ月桃の花 永久(とわ)に咲く身の花心
変わらぬ命変わらぬ心 ふるさとの夏
ふるさとの夏
「平和のために手にするものは武器ではなく、花を」
このセリフは、ず〜っと言い続けます。