度華年 The Princess Royal 7~21話

 

今まで観た中国古装ドラマ、実は一度も恋愛観が一致したことがなく、所々で「わかる!」「きゅん♡」はあったものの、基本的には「ふ~ん」「へ~~~」と観ていました。基本的に特殊な状態(○○できない/○○がわからない/人間じゃない/流派や派閥がある/恋愛に関して規律がある/親が決める)での恋愛展開が多くないですか?若い設定も多いから余計に・・・(>_<)

 

こちらは中身が中年ですから!(・∀・)イイネ!!

ヒロインの李蓉は夫がなにか言おうとしているのに話を聞く前にガンガンかぶせてくる妻にあるある!と笑い、質問に質問で答えるシーンにずるいな~と顔をしかめ、何言ってるの?あ?と見上げる顔に苦笑し、やたらと醒めた態度に中年感を感じたりするわけです。夫である裴文宣は前世では大好きな妻に殺されてしまった過去を持つのに、大好き♡があふれていてかわいい。(中身40歳には見えませんが)配信開始翌日には6話まで感想を書いていたわけですが、今日の配信で21話まで進んでいます。

 

 

 

 

 

というわけでここから主カップル with の恋愛についてだけネタバレしながら感想を書いていきたいと思います。二人の周りで起こる陰謀や権力争いについては言及しません。ほかカップルについてもできるだけ触れずに書きます。

7話 高飛車で命令口調の李蓉にため息をつきながら付き従う裴文宣。普通の牢屋で過ごす裴文宣と、その隣にお姫様のお部屋仕様にしちゃう李蓉の少し悲しくてコミカルな様子に彼女の複雑な思いを感じます。前世の李蓉って裴文宣のこと好きすぎて傷ついちゃったの?憎むしかないほど愛した?過去形?

 

職場で微笑みながら李蓉を見つめる苏容卿・・・家を選んだんじゃないの?と思いつつ、ピュアな恋心も見えてこちらも複雑です。

 

8話 隣り合わせの檻の中で嫌味とため息交じりの会話をするのだけれど、複雑な気持ちをそっぽを向いた表情で表現する二人の演技に惹きこまれます。一つの事件が大詰め、胸が痛いシーンもありますが、口では何と言おうといざという時に守りあう姿にきゅん♡です。

 

 

二回目の結婚式

 

9話 主要人物の家庭事情が明かされる・・・裴文宣とお母さんの会話は温かいけれど、李蓉のお母さんは残念よね。お姉ちゃん大好きな弟君が可愛かったり。結婚式に挑む李蓉の小さな意地悪、小さな期待、そして恐れ。「同じ人と2度も結婚するなんてね」というセリフが印象的です。裴文宣の苏容卿への意地悪?気遣い?と李蓉への余計な気をまわして地雷を踏みまくるのは、前世もこんな風だったのかな?とイメージさせます。そして表面上は平静を装いながらも、酒を飲んで憂さを晴らす苏容卿の姿も・・・

 

 

前世ではいったいどんな役目を果たしたのか

10話 全然甘くない初夜を迎えた二人の拗れて捻じれて拗ねた会話、本当に話したいことはそうじゃないんだろうな~という行間がせつない。李蓉の命令口調や相手の言うことを聞かずに被せて持論を展開するさまはリアリティーがあります。傷つきたくない!!!!ってトゲトゲしているのはわかるんだけれど、これ後で自己嫌悪しそうな態度よね。ベッドの中でこれからの関係について語るとき、李蓉が「親友はどう?」と言って裴文宣が「やだ」というのが、なんかよかった。前世の心残りだった運命を変えようと二人が協力しながら動き出しますが、ちょいちょい未来の別れ話をしたり、疑いを持ってみたり・・・共感を呼ぶシーンがたくさんです。信じたいけれど信じるのが怖い・・・そして夫婦の会話を聞く侍従たちの表情がいい(・∀・)イイネ!!

 

11話 弟君のお嫁さん選び。前世に後悔があった李蓉は運命を変えるべく奮戦しますが(この姉弟ちょっと迷惑)この結果により事態は思わぬ方向へ進んでいきます。この回最大の見どころは帰りの馬車の中、勝手な思い込みで李蓉が話を進めるのを聞いている张凌赫の、泣きそうで怒りたい気持ち交じりの表情に同情・・・前世でもこうだったんだろうな~という雰囲気を醸し出しつつ、今まで我慢していた気持ちを爆発させるシーンは、うるうるしてしまいました。

 

おれがいいたいのは・・・

ええ、あなたの気持ちはわかってるわ!

そうじゃなくて

ええ、そうよね、あなたは・・・

 

みたいな喧嘩ありますよね。夫が言うことを最後まで言わせない妻、そして夫は言葉が通じない言い争いに疲れる。ううっ、リアルだ。いつもは流し読みですが、ここは英語の意味が分かるまで翻訳しながら何度かリピートしました。

 

12話 弟君の恋から大きな問題発生・・・その中で常に君の味方だと、君を守るという裴文宣に心揺らぐ李蓉。前世の自分と語らうシーンが印象的です。

 

13話 大事な人を守る力を手に入れるために奔走する回。焼きもちをやく裴文宣にほっこりしつつ、バチバチ男の戦いが表面化してきたな~と。

 

 

14話 色々あるけれど、わたしの夫に手を出すな!(脳内超訳)の啖呵がかっこいい!李蓉の愛を感じた瞬間🌟

 

15話 雨の中、苏容卿を横目に走っていく裴文宣。背中のけがはどうなった!?とか突っ込んでたけれど、そこは許す!
前世では傘を差しだしたのは苏容卿だったのか!一つずつ前世のミスポイントを拾い上げていく裴文宣がすごい。
お姫様抱っこして鼻息荒く歩いていく姿に胸アツ。そしてすれ違いざまに見つめあう李蓉と苏容卿にイラッ!完全に物語にはまり込んでます。(笑)

16話 命を狙われる危険な使命を帯びて旅に出る裴文宣。
このころには二人で過ごす時間にため息も減り、信頼関係も芽生え・・・

からの17話!
裴文宣が殺された!と聞いても信じない李蓉・・・離れている間にお互いの名前を書いているのが可愛い。
そこへ、待ってました♪今がチャンス!と李蓉のもとへ行き、結婚を申し出る苏容卿。
いや、ちょっと待て・・・
まだ遺体もなければ葬式もやってないのに未亡人になった(かもしれない)女性のもとに、朝から仕事をさぼって押しかけて、結婚しようって告白するのってゲス過ぎないか?たとえ恋心を抱いていてもコレやられたら一気に醒めるよね。腹黒いの通り越して愚か( ̄▽ ̄;)

18話 傷だらけで帰ってきた裴文宣に宣戦布告するシーン、意味が分からない。
なんで既婚者に横恋慕してる男がそんなに偉そうなの???
前世で李蓉が離婚を申し出るシーンでも不思議に思ったんだけれど、この時代はほかに好きな人ができたので離婚しますっていうのはロイヤルファミリー的にありなの?そんなに婚姻関係簡単なの?と首をかしげる。まあ、恋敵がいないと話が盛り上がらないから演出なのか。

侍従同士のたくらみが面白い。荒ぶる苏容卿。
せっかくのいちゃいちゃシーンにも割り込む苏容卿の影・・・ずっとはっきりしない李蓉に、わたしがむ~ん。(笑)

19話、女同士の友情にきゅん、皇太子の涙にきゅん、そして仲の良い食卓、会話の端々でお互いの表情を見るのが楽しい。
裴文宣の愛を勝ち取ろう作戦とワーカーホリックな李蓉。
スープを飲ませてあげるシーンを見て(・∀・)ニヤニヤするわたし。

20話、お花畑のシーンは悲しくて泣きながら観てた。馬に乗って華麗に駆け、飛んでくる刃にくるくるくるとドリルみたいに回りながら飛ぶシーンがあるんだけれど・・・彼女、最初のほうで歩くの疲れたとか、お嬢様アピールしてなかった?華麗にすぎてびっくりした。またもや李蓉をかばって裴文宣が刺されるんだけれど、コレ脇役だったら死ぬレベルじゃないの?というケガなのに・・・ううっ泣ける。

どうしていいかわからず家に帰れない李蓉と、彼女が帰ってきたら一緒にご飯を食べるからと待つ裴文宣。住む世界が違う、価値観が違うから二人は合わないと話す貴族のお二人(セカンドカップルのお名前漢字書けない・・)

21話、からの!ようやく問題と向き合い心からの涙と李蓉から初めての「行かないで」きゅん♡
10年、20年、それでも足りないならあと20年待つよと返事する裴文宣にもきゅん♡

20年結婚していた過去があるのに今更!?とここは見た目年齢相応な恋愛観・・・きゅんとするからいい。(笑)
この回は半分黒くなった苏容卿と侍従をびっくりさせる超仲直りがきゅんきゅんの回です。

ところでコレ何話完結なんだろ?
この辺で折り返しなのか、すでに大分後半なのかよくわからないけれど、今日はご機嫌で観終わり、明日の更新も楽しみなところです。この作品は派手過ぎず、癖もなく、衣装もきれいだけれど、特にお着替えしまくりでもなく、リアリティーあふれる恋愛ドラマ(政治とか色んな絡みもある)です。

ちなみに我が家ではCSが観られないので話題の少年歌行はYouTubeで観ています。ただいま15話!こちらは笑っちゃうほど派手!でスカッと面白いです。