何のかんの言って起き上がりました。
映画「オッペン.ハイマー」で気絶してしまいましたが、
映画を観て語る会」のお題、韓国ノワール.アクション映画「貴公子」を観に行って、見事復活を果たした。
昔 子供の頃見たマカロニ.ウェスタンと言われたカウボーイ映画を彷彿とさせる痛快な映画「貴公子」に救われた。
残念ながら、お客さんはまばらだったのだが、
貸切感覚で最高の気分だった。
ワンショット目から黄金の太陽に焼けあせた古めかしいラジオのアップ。舞台はフィリピン、乾いた日差しが埃を匂わせる、まさに犯罪が行われるには打ってつけの倉庫内。
いいね!いいね!ワクワク、ゾクゾク、ドキドキ。
キレ良く刻みつけるショットの数々。カメラワーク、俳優のバイブレーションに巻き込まれ次々の暴力シーンも軽やかで、気持ちの良いドーパミンが出て、スッキリ爽やか。
監督のパク.フンジョのファンになってしまった。
9作撮っているそうで、追っかけになることにする。わーい!
映画の仇は映画で!
永遠の空虚に飲み込まれそうだったのが、
いまや気分爽快!
自分が単純であることを神に感謝する。
映画は時に悪魔。時には天使。
とにかく救われて良かった。