フランソワーズ大王 | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ

フランソワーズ 夕食食べてすぐに熟睡に入る。
お腹がいっぱいなのだろう。
Mac一個とステーキ40グラムくらい、
私に騙されて食べた。
Macのハンバーグに、油を使わず網焼きにしたビーフみじん切りをこっそり混ぜ込み、
味のない方の片側のパンにに包み、もういい、というまで食べさせた。完食でした。(因みにケチャップ、マスタードがついている片側のパンは、
下僕の私が頂きます。いつも、、。)

思えば、事故にあった15年前も、2ヵ月間毎日、スーパーからフランソワーズが入院している川崎の24時間の病院へ、生の牛肉を2パック運び続けた。

人間の病室とはえらい違いの、ステンレスのケージの中で、首から下、全身ギブスのまま、まるで毛虫、、ケムンパス状態だった。
彼は毎日、私と生肉を待ち、ギブスからコケシのように顔だけ出して、次から次へとワンコ蕎麦のようにパックの肉を食べ、入院生活を耐え忍び、生き延び、退院したのだ。

現在は、カロリーメイトを食べ散らかし、Macを頬張り、生死の谷間を乗り越えた。

なんて強いんだ、、。

やっぱり王である。
ボスである。
生えある愛玩犬一族の元サニー王子は、
フランソワーズ一世となった。
苦難の人生は、苦難の暗闇に松明を灯したような、明るく輝く人生でもあった。

苦難がなければ光もない。
我が光の王、フランソワーズ大王と今夜は呼んでみよう。


数年前の、アプリ使ったイタズラ描き。