コロナとフラニ危機が重なった2ヶ月、、
生と死、願いと諦めの淵を2人で何度も彷徨った。
毎日、毎時間、どうなることかと安心できなかった。
一本足で死んでいくのか、、
2回も切った膀胱も、もう限度なのか、
痛み止めも使えない、抗生物質も吐く。
食べない、飲まない、眠らない、気絶している、、気が気ではなかった。
1ヶ月かかったが、なんとか足が踏ん張れるようになり、また、辛うじて2本足となり、
久しぶりに車椅子に乗れた。
こちらの心配よそに、公園では見知らぬカップルに、愛敬を振りまき、
お誕生日にはケーキを食べ、
なんと、体重も増えてきている。
魔犬 フランソワーズ。
魔法の呪文、
可愛い、お利口、強い、カッコいい!で何度でも
生き返る。
褒めて育てるってあるけど、
褒めて生かす、も、あるんだな。
私が人心地ついたので、フラニ にも伝わっている。
不安に凍りついていた2人の固まりが溶けて、
風が抜けていくようだ。
フランソワーズの自信は戻った。
機嫌も良い。
これ以上のことはない。
こんな日が来るなんて思っていなかった。
明日は前足を洗ってあげよう。