喉が腫れ、声を出すのが苦しい。
店のオヤジに言い返す気力はまだある。
「入ったんなら、なんか買え。」
「決めるのはこっち。あんたじゃない。」的な??
足もパンパンパン、傷病兵のように引きずって歩いている。
手の指も、足の指も、赤ちゃんのようにプクプクしている。妙にツルツルして白く、気持ち悪い。
朝3:00ホテル出発
テルアビブ空港には3時間前入り
厳重チェックが待っている
5時間飛んでミュンヘン、トランジットで5時間、
12時間飛んで、、、日本だ、、。
ドッと重い帰路が私を待つ。
さようなら。
イスラエル。
夜が明けた。
7:00発の飛行機の窓から見る
テルアビブの空。
空いっぱいに蝶番を広げた
二枚の天使の羽、、
のような雲に抱かれて旅立つ。
さようなら
イスラエル
美しい国
魅惑の都
もう決して離れない
必ず取り返す
という、ユダヤ、パレスチナ
双方の気持ちがよくわかる。
解決するのは難しい。
また、長い時間をかけて、歴史が動くのだろうか。
私の壁ではない。
こちらにはこちらの
あちらにはあちらの壁なのだ、それぞれの理由で。
PS