セトウツミ (全11話) 2017年
(2025年1月8日加筆訂正)
ストーリーはあってないような
内容なのであらすじは割愛。
高校生の日常を、コミカルに
描いた作品。
評価
★★★★★
感想
瀬戸を葉山奨之さん。
内海を高杉真宙さん。
最近、日本映画専門チャンネルで
「大阪環状線」が放送されていて
葉山さんが出ていたので見たくなり
一気見しました。
内海が姉の誕生日に
両親を殺す計画をしている話以降、
最終回を見てなかったのでずっと
気になっていてスッキリ。
高校生の日常会話中心ですが、
劇場版と違い尺がある分、人間関係
や、内海が内海になった理由も
盛り込まれていて面白く見れました。
また、瀬戸と内海の会話のテンポは
劇場版よりこちらの方が好み。
被ってる話は
・瀬戸が樫村さんのアドレスを聞いて
初メールする話。
・競馬の馬の数を「匹」と言う話。
・瀬戸と内海の出会い「食虫植物」の話。
・樫村さんに内海がビンタされる話
等々ですが、劇場版、ドラマ版の色が
あるので見比べるのも
面白いかもしれません。
キャラクターもドラマ版の方が好き
かな。
内海の優等生感や闇感もいい。
瀬戸に関しても「頭が悪い」想定
ですが、頭の回転が早く奇想天外
かつ天真爛漫。
人と関わりたくない内海が思わず
構ってしまう魅力的な瀬戸だったと
思います。
劇場版のセトウツミは時間も80分弱
と短いせいもあり、瀬戸や内海の
内面までは、なかなか描ききれない
ので仕方ないのですが
今時高校生の「気だるさ」「焦燥感」
の中にある日常を切り取ったという
感じで会話を楽しむ映画だったと
思います。
ドラマ版のセトウツミは
悩みやキズを抱えながらも前向きな
瀬戸と歪んだ家庭環境から
人として本質的な部分で前向きに
なれない内海が下らない会話や日常に
救われていく話のように感じました。
また、瀬戸と内海を取り巻く人たち
の個性がまた面白い。
樫村さんとハツ美の関係もいい
ですし田中くん、馬場くん。
馬場くんは最後まで顔が出ないという
なんとも悲しいキャラでしたが。
〈別記〉
ちなみに馬場くん役の田中偉登さん。
ガイムの劇場版サッカー大決戦の
ラピスされてた俳優さん。
同じライダーでも高杉さん内海で
馬場くん顔無しって。