戦争に負けた直後は衣食住すべて大変だった。
甘いものに飢えていて茅の若い穂や地下茎を食べていた。
ほのかに甘かった。草イチゴや椎の実などを採りに野山を歩き回った。
進駐軍がチョコレートやガムをくれた。鬼畜だと言っていたのに鬼ではなかった。大人たちは見苦しいと嫌な顔をした。
六年生になったとき「新しい憲法の話」という手帳くらいの本を読んだ。
戦争放棄がとても嬉しかった。
男女平等などの女性の地位なんてどうでもよかった。
面倒なことは父親が解決するものだと思っていたので別に深く考えもしなかった。人間性の問題だと思っていて法律の必要性は感じなかった。
今朝の朝ドラを見てもチョコレートのシーンで涙が出たくらい
わたし達は買われてきたけど命は平等だワン
早く愛護法を大きく取り上げてね
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