新潮社ストーリーセラー編集部編の『Story Seller』を読みました。
 
Story Seller (新潮文庫)/著者不明
¥860
Amazon.co.jp
 
 
伊坂幸太郎くん、近藤史恵くん、有川浩くん、米澤穂信くん、
佐藤友哉くん、道尾秀介くん、そして本多孝好くんの
7作家7作品を収めたアンソロジー。
 
日本エンターティメント界を代表する7人とのことですが、
近藤くんと米澤くんは読んだことがありません。
 
そして佐藤くんには
あまり良い印象を持っていなかったのですが……
 
 
「首折り男の周辺」 伊坂幸太郎
連続して起こる首折り殺人事件の犯人は隣人なのかと疑う夫婦。
そして、他人と間違われた気弱な大男。
さらに、苛められている少年。
彼らが絡み合い、物語は意外な展開を見せる。
★★★☆
 
「プロトンの中の孤独」 近藤史恵
自転車競技の話。
★★★
 
「Story Seller」 有川浩
複雑な思考が死期を早めるという奇病に冒された妻は
物語を書く人だった。
これと本屋大賞にノミネートされている『ストーリー・セラー』
との関係は?
★★★☆
 
「玉野五十鈴の誉れ」 米澤穂信
地方の名家に生まれた純香は
15の誕生日に祖母から使用人を与えられる。
それが、純香の望むことなら何でも叶えてくれる
玉野五十鈴であった。
戦前であるのは間違いないと思うのだけれど、
何時の時代の話なのでしょう。
★★★
 
「333のテッペン」 佐藤友哉
ちゃんとストーリーを追えるではないですか!
1000の小説とバックペアード 』はわけわかりませんでしたが。
やればできる子、だったのですね。
一応、オチもありますし。
★★☆
 
「光の箱」 道尾秀介
「マサキ」と言う名前には
もうちょっと別の反応をするのではないでしょうか?
直木賞受賞おめでとうございます。
★★★☆
 
「ここじゃない場所」 本多孝好
これ、続編ありそうですね。
以前に『本からはじまる物語 』という
こちらもアンソロジーで読んだことのある作家さん。
そろそろちゃんと一冊読みたいですね。
★★★☆
 
全体的にレベル高いです。
 
好き嫌いはありますが、これは外したな、
と言うのはありませんでした。
 
『2』『3』と続刊が出ているようなので、
これは読むしかありませんね。
 
 
評価 ☆☆☆
 
 
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