前に書いたもの。
 
“いいことだからといってガンガン進めればいいというわけでもないもんな。
 
たとえそれが未来につながる変化であっても、変化中の衝撃が強すぎると そこでショック死・絶望死することもあるからねぇ。
 
そこへの配慮。”
 
 
“知識を得て 暮らしのあれこれを工夫しやすいから、以前よりも少ないお金でも暮らしていきやすくなってきている。
 
(略)
 
ガンガンお金を得る豊かさだけではない、“多くの人が無料で受け取れる豊かさ”を社会に増やすというのを 自分の余暇の時間にやる。
 
こういうことに 多くの人(特に若者)の意識がシフトしてきているところも多いという。
 
みんなが無料で受け取れる豊かさを社会に増やすことで、社会全体に貢献できる。”
 
といった話をした。
 
 
 
 
 
この辺りでちょっと気になっていることが複数あるのだよ。
今回は著作権的なことを取り上げたい。
 
ちょっと前に、YouTubeで本の要約を伝える動画を見つけて驚いたのだ。
 
それをすると、本を書いて暮らしている人は 商売あがったりではないか。
内容が知れてしまうのだから、本を買わなくてもいい人が増える。
著者は困っていないか。大丈夫か。
 
でも、もしかしたらそれが本の宣伝になっていて 著者はむしろ喜んでいるケースもあるかもしれない。
また結論づけるには早い。
グレーなところで黙認されていることも多いのかもしれない。
 
 
 
精神世界のことを勉強したら、著作権というのは ちと無理が大きいやり方だなと思うようになった。
 
思考や知識というのは、「自分のもの」として囲ってしまうことができる代物ではない。
 
思考や知識や情報を囲って「これは自分のもの」と思っているときは、自分もそれなりの制限を受けている。
(インプットに制限がかかる)
 
だから、ある段階をすぎると「著作権…というか、知識や情報を『私が思いついたから、私が形にしたから、自分のもの!』と思うのは不要だな」というのが分かってくる。
 

 

参考:松村潔先生がウィリアム・レーネンさんについて話をしたときの動画

 

 

 

 
 
しかしである。
 
だからと言って、「情報や作品を自分のものだと言って囲い込むことは不要で愚かなことだから、なんでもパクりまくったらいい」なんてことをやると、とりあえず法に触れて犯罪になる。
 
なにより、社会のしくみに沿って手続きを踏んで世に出してくれた著者さんやクリエイターさんを踏みにじると、(一時的にトクした気分にはなれても) まぁロクなことにならんわけである。
 
なんたって、この社会でやっているわけだから。
そこは土星や山羊座や10室が黙っていない。
 
 
 
著作権というのが 進化した意識(天王星以遠に象徴される意識領域)でいけばおかしなものだと分かって いずれは撤廃されていくだろうというのが予想できたとしても、
 
また、無料で得られるものを社会に増やす社会貢献をすることで みんな協力して生き延びようとしているとしても、
 
いいことだからといって それを今すぐ無秩序にガンガン進めればいいというわけでもない
ということなのである。
 
 
 
でも、中には「犯罪を犯してでも」ということをやってまで時代を動かす役割を担う魂もあるから、これだって全員に言えることではないのだけどね…
 
激しいやり方(大変動、激変)が必要になるときというのは、それだけ後回しにしたことが多かったということ。
 
できるだけマイルドなのがいいなぁ…と思う。
 
 
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一方で、これはステキだなと思うものもある。
 
「推し活」と呼ばれるものだ。
 
自分が大好きなクリエイターさんたちの事情も汲んで、クリエイターさんたちがその活動を円滑に元気に続けられるように、金銭的なことを含め いろんな面から応援する。
 
 
これは、あまり詳しくは知らないが、チラッと見かけたところでは非常にハイレベルなものを感じられた。
 
極めて高い空気を読み力をもってして、適切なことをしているように見えたのだ。
クリエイターさんや ファンのみなさんの邪魔にならない形で、また自分自身も貢ぎすぎで崩れてしまわない形で、大いに応援している様子を見かけた。
 
これには感銘を覚えた。
 
たぶん、幸運なことに、私は「推し活」の中でもすごいものを見たのだと思う。
すごい空気読み力・配慮力だったので、「推し活」をしているみんながみんな あのレベルのことをできるとは思わない。
 
なんなら、応援しているつもりでも、むしろ迷惑んかけている人だって いないわけではないだろう。
 
ただ、ああいうすごい人がいるのが見られたことがうれしくてね。
 
 
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このあたりの話は、岡田斗司夫氏のこの本と
松村潔先生の動画から着想を得た感じ。
 
 
 
 
 
うーん。
 
ここまで書いたけれど、なにか考え漏らしをしている気がして いまいち公開したい気にならない。
 
たぶんなにか間違いや見落としがあるから、この話は参考にしなくていいよー