次の方の占いの執筆に入る前に 裏作業をひとつ完了すべく、ジェフリーさんの「土星、山羊座と10室:カオスとダークエロス」を読み返している。
 
 
星占いでは、土星や山羊座を「抑制するもの」のように捉えるところもあるけれど、違ったのだねぇ。
 
人類は何千年もかけて
「ガマンしなきゃいけない」
「がんばらないといけない」
「成功しなきゃいけない」
という考え方に染まり(父権制社会と男の悲しみ)
 
そういう社会を作ってきたために
土星や山羊座をそのように解釈するようになったわけだ。
 
 
私たちは土星に抑えつけられているのではなくて、
私たちが土星や山羊座に怖い苦しいイメージを塗りたくって 土星や山羊座の機能を制限していたんだね。
 
私たちから 土星や山羊座にごめんなさいだ。
 
 
 
「ガマンしなきゃいけない」
「がんばらないといけない」
「成功しなきゃいけない」
「だって、そうしないと 社会で生きていけないから」
のような考え方をする限り、
土星は怖い星でい続けることになっちゃうよな。
 
土星は社会的な星で、箱や枠組みや世界観の星だからね。
 
「世界は怖い、社会は厳しい」→「土星は怖い、土星は厳しい」になっちゃう。
 
 
私たちが社会をそういうふうに思っていたら
土星を「抑えつけるもの」として読む占いが当たる時代は続くわけだ。
 
 
 
でも、それは私たちもハッピーじゃないし
土星にも山羊座にも10室にも申し訳ない。
 
 
星占いを伝える立場としてできることはなんだろう。
 
土星や山羊座の読み方に関する発信に
「がんばらなきゃ」とか
「厳しい」とか
「ガマン」とか
そういう読み方をしたくなったときに
 
「でもこれは、私たちが社会についてガマンしてがんばらなきゃいけない厳しい社会だと思っているから 土星をこういうふうに読んでしまうのだな」
ということを思い出してみたり
 
そういうところもチラッとクライアントさんに伝えたりするのもありなんじゃないかな。
 
 
 
そして、
ガマンや しんどいがんばりや 抑えつけるようなことが社会からなくなったら、
「土星は厳しい星だ」という読み方では占いが当たらなくなるので
占い師さんも その変化に対応できたらいいなと思う。
 
 
占ってもらうのを楽しんでいる立場でも、工夫できることはある。
 
土星や山羊座の読み方に関する占いで
「がんばらなきゃ」とか
「厳しい」とか
「ガマン」とか
そういう読み方を見つけたときに
 
発信した占い師さんには悪気はないから怒らなくてもいいんだけど
 
「これは、私たちが社会についてガマンしてがんばらなきゃいけない厳しいものだと思っているから 土星をこういうふうに読むのがまだ続いているんだな」
ということを思い出してみてほしいんだ。
 
そして
ガマンしていることや しんどいがんばりを ちょっとずつでもやめていけたなら
それが社会や星占いをハッピーなものにするチカラになる。
 
 
 
土星や山羊座のシンプルな機能は
「厳しいしんどい怖い箱を作る」ではなくて
「箱(枠、世界観)を作る」なんだ。
 
山羊座や土星そのものは別に悪いことはしてないんだ。
 
 
「厳しいしんどい怖い箱を作る」
ができたなら
 
「うれしい楽しいハッピーな箱を作る」
だってできるわけだ。
 
 
枠とか世界観(山羊座の性質)があると、私たちは安心や心の安定(蟹座の性質)を得ることができる。
 
箱や枠があるなら、たまには住み良い箱に作り変えるのは 蟹の脱皮みたいなことでもある。
反対の星座どうし、支え合っているからね。
 
それをやっているんだ。
 
---
 
今は冥王星が山羊座にあって
山羊座が象徴する「社会」とか「規範」とか「世界観」を再建中なんだ。
 
反対の蟹座の「おうち」とか「心のつながり」とか「ルーツ」とかを超回復の栄養にしながら。
 
 
2020年1月には 星のめぐりがこんなことになっていた。新型コロナが騒ぎになり始めるくらいの時期だよ。

 

 

 

こんなにいっぱいサウスノードが集まっていたんだ。

 

サウスノードは

過去にがんばってきたことだったり

そろそろやり切って卒業することだったり

もうあんまりがんばらなくてもいいことだったり。

 

それが山羊座にあった。

 

私たちが山羊座でこれまでがんばってきたことに「もうそろそろ終わりにしよう。疲れたね。がんばったね」なんだ。

 

それがこんなにいっぱい集まっていたんだ。

 
 
 
もっと広大な意図や時流もあるだろうと思うけど

私が読める範囲で言うと

ウルトラスーパーメガトンおつかれさまでした!
ということなんだよね。
 
---
 
がんばらない生き方にほぼ初挑戦な魂の人、
がんばる以外のやり方を忘れてしまった人は
どうしていいか分からなくて大変な思いをしていると思う。
 
 
前に、ドラゴンヘッド蟹座(ドラゴンテイル山羊座)で「がんばる!」が強いところからゆるむ方向に変わっていく人の中に 倒れた人がいた。
 
その人の様子の背後に
もう自分でがんばらなくていいように
がんばれないようにしておくね
もう一人で背負えないようにしておいたから
ちゃんと人を頼るんだよ
という大きな配慮というか意図のようなものが見えた気がした。
 
それくらい大きな「あるべきように」の力を見せつけられて、私はショックを受けてしばらく占いができなかったりもした。
 
 
魂の大きな配慮や意図(それは愛と呼んでもいいのかもしれない)が こんなにも大きすぎて
それが人間サイズではつらくも感じられるのが分かって
もうなんと言っていいのか分からなくなってしまうところもあるけれど
 
それくらい大きなものがある。
 
 
 
数千年かけて山羊座や土星にこびりついたアカを 今落としているようなことになっている。
私たちの歴代の過去世の人たちまで 救われるところがあるかもしれない。
 
すごい時代だと思う。
 
---
 
私も 山羊座や土星にごめんなさいだ。
 
私もまだシンプルな山羊座や土星を占いでどんなふうに読んだものか 掴みきれないでいるけれど、
 
山羊座や土星にたくさんのかぶせものをして 埋もれさせてしまったものを少しずつでも見つけていこう。
 
そして、すてきな箱をつくろう。
 
 
そして、冥王星が山羊座から水瓶座に移っていく。
ひと仕事終えた感じだ。
 
冥王星も、おつかれさま。
 
 
こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう!