私はよく「心の目」という表現をする。



教えてもらって読んだ『数学ガール』という漫画で「構造を見抜く心の目」という話が出てきたが、それのことかもしれない。


心の勉強をすると よく「色眼鏡」「◯◯なフィルターを通して見ているから世界が◯◯に見えるんだよー」という話が出てくるけれど、
そのときに「見る」のをしているのは 肉体の目玉じゃなくて、心のどこかにある世界のありようを知ろうとする働きだ。

それを「心の目」というように呼んでいるのだな、と思う。

今 初めて「心の目とはなにか」を言語化したかもしれない。
もっとナイスな言い方があるかもしれない。



目のことばかり考えていたけれど、どうも心には鼻もあるようだ。

「鼻につく」
「おまえさんはお金が絡む時に限って鼻が効くなw」
「どうもこの事件、におうな…!真犯人は別にいるのかもしれない」
のように、いわゆる鼻やにおいではないものを 鼻やにおいといった言葉で表現することがある。

これは心の鼻の話に違いない。


しいたけ占いのしいたけさんが、ブログやノートやTwitterでよく嗅覚の話をしているねぇ。

…と、しいたけさんのブログ記事のリンクをはろうとしたら、この話のオチにもってこようとした「五感」の話をしいたけさんが語っているのを見つけ、私はこの話題の落としどころを失った。

どうにかオチを捻り出したい。


これは何を感知しているのだろう。
自分にとって都合がいいか 都合が悪いか、危険性や安心性を判別しているのかな?


「目と鼻があるなら、ほかの部位もあるかもしれない!」と少し考えた。

そして心の耳かもしれない話題を思い出した。



ブログやメールなどを読んでいて
「その部分がほかの箇所よりもよく響く」
と感じられる現象を 先日この方から教わった。

その「響き」は、読み手の状態ではなく 書き手の状態によるものだ。

よく響く箇所は、書き手自身の本心から発せられた言葉。
あまり響かない箇所は、ちょっと本心とはズレている言葉。
という塩梅。おもしろい…!


私自身の書いた文章について、どこが響くか、どこが響きが弱いか教えてもらった。
そして私自身も読み返してみたら 確かになんとなく分かる。

「よく響く」と教えてもらえた部分は 腹にズンとくる感じがあった。

なるほどこれはもしかしたら、今私が考えている「心の耳」に関する何かかもしれない。



耳に関する慣用句はなにかあったかな。

うーむ。身体の耳や 聞こえる音そのものに関するなにかであることが多い感じもするなぁ。

そこから 伝達や記憶や知識と関係がある雰囲気もあるのかな。

強く伝わるか 弱く伝わるか
伝えられたいか 伝えられたくないか
覚えているか 忘れてしまいやすいか…


心の耳があるとすれば、それは情報や知識や伝達の具合がどんな様子であるのかを感知しているかもしれない。


心に味覚と触覚はあるのだろうか。


「こ、これはなんておいしいシチュエーション!」
「甘酸っぱい思い出」
「苦い記憶」
「辛酸をなめる」
という言い回しがある。

心の味覚は シチュエーションを感知するのに使われているのだろうか。





触覚…!これは思い浮かべにくいかもしれない。


あ…でも、
「心の琴線に触れる」なんてのもあるか。
「あったかい」は温度だけじゃないものね。
場の空気がシラケるときに「さむーい」とも。
松岡修造さんは熱い!
「胸をえぐる」は、グロテスクな意味以外にも使うし
「痛々しい」は 心の痛みにも使われる表現だ。

けっこう出てきますな!

これは気分、気持ち、感情の様子っぽいな。


なお、私は人の声質に肌触りのようなイメージを感じたりもする。



心にも五感のようななにかがあるねぇ。
これはなんなのだろう。


こういうのを総称して というか、こういったものを研ぎ澄ませて 雰囲気や状況を察知する機能を「第六感」と呼んでいたらおもしろいな。

「第六感」というとスピリチュアルっぽい雰囲気が漂うけれど、別にそんなに不思議な気分ではなく こういうものごとを感知しているねぇ。



【おまけ】

しいたけさんのブログをよく見たら、なんだかもう考え尽くされた話題のようになっていたよ!

“いわゆる生物の色気って、生命力なんです。だから、生命力が隆盛なところと、衰弱しているところを見分けるのは「鼻」の感覚で、鼻が発達している人は「自分がどこに行けば健康になられるか」を知っている。だから、ご飯とかに行ったときにまず食事を匂いで楽しんでいる人と一緒にいると自分の生命力が上がったりします。でも、その鼻タイプの人は自身が生命力が旺盛なので、ずっと一緒にいると同行人が倒れたりします。笑”

鼻は、生命力感知センサー…!!



心に五感があると仮定して
自分はどこが発達しているか考えてみるのもおもしろい。

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2019年に書いたおはなしでした!

 

こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
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