この話のつづきです。

ドラゴンヘッド = ラーフ = 羅睺(らごう)
ドラゴンテイル = ケートゥ = 計都(けいと)
と知ったところから、あれこれ調べてみた。

「ラーフ」「ケートゥ」はインドでの呼び方。
「羅睺(らごう)」「計都(けいと)」は それが漢字圏に入ってきたときの呼び方ね。


とっても付け焼き刃だけど、調べて分かった話、考えた話をするよ。
みんなの知識で補いながら読んでもらえたらうれしい。



インドの神話から
ラーフとアスラとヴァルナ神

Wikipediaで調べた話です。

ラーフ(ドラゴンヘッド)は、アスラ(阿修羅)の一員。アスラ族。

アスラ族たちは、天空神•司法神•水神•最高神の一柱であるヴァルナ神に仕える眷族だ。
でも、ヴァルナ神はもっとあとの時代では「最高神ではない」とされ、もっと立場の弱い神と見なされるようになる。

そして、もともと悪者とは言われていなかったアスラ族も、アスラ族の一員であるラーフも、悪者(魔族)と見られるようになる。



「アスラ族じゃない神々は不死の水を飲んでもいいけど、アスラ族はダメ!」という決まりがあった。

それをアスラ族の一員のラーフ(ドラゴン)は忍びこんで飲んだ。

太陽の神と月の神にバレた。

太陽の神と月の神は それをヴィシュヌ神に伝えると、ヴィシュヌ神はラーフの首を斬り落とした。

ラーフは不死の水を飲んだから 頭(ドラゴンヘッド)と首から下(ドラゴンテイル)に分かれても死なないけど、そういうのもあって ラーフは太陽と月には恨みを持ち、「食ってやる!」という険悪な間柄に。

(ドラゴンの近くで日蝕や月蝕が起きる。太陽と月がドラゴンに食われる)

…という話だったようだ。



ラーフが忍びこんで悪さをして真っ二つに斬られた話はよく聞くけど、
その前に魔族扱いされるようになった話は初めて知ったよ。

ヴァルナ神… どうやらインドにも封印された神がいるみたい。

ヴァルナ神に仕えていたアスラ族、アスラ族のラーフ(ドラゴンヘッド)も、封印されたということっぽいな。

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封印のよくあるやり方としてウソの情報を流すというのがあります。

まるっきりの大ウソだとバレバレだから、本当の話の肝心なところにちょこっとウソを入れることで 信憑性があるように見せかけることができる。

「あすかさんって、手相の占いがすごいんですって!」と言いふらすことで、あすかさんには得意な星占いよりも手相の占いの依頼が多くなって 本領を発揮しにくくなる。とか、

「あすかさんっていう悪い占い師がいたけど、占い対決で◯◯さんがやっつけてくれたらしいよ。◯◯さんすごいね」と言いふらすことで、◯◯さんの株を上げつつ あすかさんに占いを頼む人がいなくなるようにする。あすかさんは力を発揮できない。とか、

「あすかさんという凄腕の男の占い師がいるよ」と言いふらすことで、みんながあすかさんを見つけられなくなったり、あすかさんは男のフリをしないと気付いてもらえなくなったりする。ちょっと不自然な感じになって力を発揮しにくくなる。とか。

ただし、「あすかさんなんてそもそもいなかったよ」のような明らかにおとしめるやり口だと あすかさんは怒ってすごい祟りを起こしたりするから、
やはり「あすかさんって、手相の占いがすごいんですって!」のように ちょっとだけズレた感じで巧みに褒めたたえながら本来の力を出なくするのがよくあるやり方のようです。

真似しないでね(笑)


断言はできないけど、この話の流れを見るに「アスラ族は不死の水を飲んじゃダメ!」という決まりは、もしかしたらいじわるな決まりだったのかもしれない。
あるいは、あとからそういう決まりがあったことにした可能性もあるかもしれない。



そういったところから考えるに、ドラゴンヘッド(ラーフ•羅睺)は インドでも悪者になり、
インドからいろんな地に伝わるときにも悪者ということで広がってしまった可能性が高い。

西洋にはドラゴンヘッドをそもそも読まない占い。
東洋には、ドラゴンヘッド•ラーフ•羅睺を「凶!」とする占い。


占いだけじゃないね。

世界のいろんなところで、龍や蛇は不遇な扱いを受けたり 不吉な言われ方をしている。

悪い龍を英雄が討伐する話。
悪い蛇がアダムとイブをそそのかす話。
龍と関係がある神々の神話が いろんな説だらけになってよく分からなくなっていたりもする。



アスラ族のラーフ(ドラゴンヘッド)が仕えているリーダー ヴァルナ神は
デーヴァ神族のインドラ神と敵対していたらしい。


インドラ神にも、強くて悪い蛇ヴリトラ(ヴリトラは「障害」の意味の言葉でもある)を退治した伝説がある。
強くて悪い蛇ヴリトラは、アスラと呼ばれたりもする。

インドラ神は、敵対するヴァルナ神の仲間であるアスラ族とたくさん戦ったようだ。



そうかぁ…

インドラ神には、ヴァルナ神やアスラ族たちを悪者にして封印せざるを得ない理由があったのかもしれないね。

あるいは、そのときの権力者に インドラ神を最強にしてヴァルナ神を封印せざるを得ない理由があったのかもしれない。


ちょっとしか調べていないので私は粗っぽい理解しかできていないと思うけど、日本の神話や封印の話とかなり似ている感じがある。

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インドだけではなく 日本だけでもなく。

世界的な大きな流れとして、龍や蛇たちが仕えている リーダーのような神さまを悪者にしなければならない何かがあったみたい。

だから、龍や蛇たちも悪者にされちゃった。
それでドラゴンヘッド(ラーフ•羅睺(らごう))もたくさんの地域で悪者にされちゃった。

日本で使われる東洋の占いは インドから入ってきたものと思われるので、やっぱり羅睺(らごう•ドラゴンヘッド)は悪者。
占いの中では「凶」ということに。。




龍を悪者にしなければならなかった その詳しい事情までは分からないけれど…

でも、まぁ、今は龍や龍のリーダーを嫌わなくてもいい感じに その事情が落ち着いたということなんだろう。

あるいは、その事情を終わらせる時期が来たよということなんだろう。


ちょっと前に瀬織津姫さんや龍の話題が賑やかになったりもした。

「なんか龍の話題が盛り上がってるけど、ドラゴンヘッドも関係あるのかなー?」
とずっと謎だったけれど、ばっちり関係あるのが分かってスッキリです。


「真実を封印された!」と考えると 封印した張本人や関係者を責めたりこらしめたくなったりもしそうだけれど、封印が起きたなら それは起こるべき封印だったんだ。

そして、封印しなくてよくなったなら、もう封印しなくていい そういう時期が来たってことだ。

解禁だ。



星や神さまの封印が解禁されるということは
その星や神さまに象徴された
私たちの中にある性質が解禁されるということでもある。

私たちの中にあったけれど眠っていた龍の性質。瀬織津姫な性質。ドラゴンヘッドやドラゴンテイルの性質。

そういったものが、だんだんと ねじ曲げられていない自然なありようでイキイキと出てこられるようになる。

だから、今こうして ドラゴンヘッドの占いのおもしろさがだんだんと広がってきているんだね。


ドラゴンヘッドが未来にあたるものなら
「未来が解禁された」
ということもできるだろう。

やったね!

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本当はもっといろいろ調べたんだ。

ドラゴンヘッド•ラーフ•羅睺(らごう)が
スサノオさんや瀬織津姫さんと関係がありそうなこと。
(スサノオさんは実は女神だった説もあったし、ヤマタノオロチは悪いヤツじゃなかった説も、ヤマタノオロチ=瀬織津姫説も、ヤマタノオロチ=ククリヒメ説も、瀬織津姫=ククリヒメ説も… こんがらがってますw)

それから
東洋の占いの七曜(太陽•月•水•金•火•木•土)に
羅睺(らごう)と計都(けいと)を足した9つの九曜のこと。

北斗七星と北極星とシリウス•妙見信仰。
七曜と北斗七星。
そこに羅睺と計都を加えた九曜。
ククリヒメの白山神社で 九曜のマークを神紋として使っているところも一部ではあること。

九曜のマークが妙見信仰と深く関係しているかもなこと。

そこから、

もしやドラゴンヘッドや瀬織津姫を含めて「龍」がイキイキすると、
シリウスとのつながりが活発になったり
ククリヒメさんが元気になったりするのではないか?

龍が解禁になることは、新しい時代の扉を開けるための必須イベントだったのではないか?

などなど考えてみたり。



シリウスや妙見信仰、北斗七星や北極星について私はまだほとんど調べられていないんだけど、
シリウスや妙見信仰は古代エジプトと非常に関係があるらしい雰囲気が漂っています。

それでここのところ古代エジプト関係の話題が多くなっていたんだろうな…とも。



ともあれ、

ラーフ•羅睺(らごう)を「凶」と言わざるを得なかった事情があったらしいことや
そのなんらかの事情もそろそろ終わるらしいことも分かったので、スッキリです。


ドラゴンヘッドの占いは、私が思っていたよりもずっとずっとナイスなものであるっぽいので、
ノリノリでいきましょう(笑)

そんな感じだ!

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よく星と神さまを重ねて捉えるからな。

ドラゴンヘッドだけではなく 占いに使ういろんな星も、神さまの封印が解けたら解釈が変わっていくのだろうね。

金星も封印されていた話があったような…
金星はお金やうれしいことの星だし、封印しないでほしいです(笑)
いや、まさか、もしや、金星を封印&弱体化した姿が「お金やうれしいことの星」という可能性も…?


追記:
インドラ神はなんでヴァルナ神やアスラたちを弱くしたかったのかな?と調べたら、
インドラ神もその後 弱くされちゃったみたい。

詳しいことは分からないけど、何度も時代が動いたのだなぁと思うよ。


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2020年7月に書いたおはなしでした。


こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう!