これに【おまけ】を書こうとしたんだけど、けっこうヘビーな内容になったので分けて公開しますよーっ



【星占いができなくなるようなこわいおまけ】

これから書くことは、あなたの星占いの世界観を破壊する可能性がある 地味に危ない内容です。
(でも私は大好物な話題です)

場合によっては星占いができなくなるかもしれません。

星占いでごはんを食べている人や 星占いを長く続けたい人は、気をつけて読んでください。読まない方がいいかもしれない。

でも、これから書くことを踏まえて星占いで遊べたら、星占いの懐の深さにさらに感銘を受けられるでしょう。



まず、
「私は病院で生まれたから、病院の住所を調べて地図アプリで緯度経度を出せば分かるな。うむ」
と思った人の心に一抹の不安を植え付けたいと思います。


私の知り合いに、病院に向かう途中のタクシーの中で子供さんを出産された方がいます。

「タクシーで生まれたって、なんだか子供に言いにくくてね。
◯◯病院で生まれたって言ってある。
子供は ◯◯病院で生まれたって信じてる」


今、子供さんは20代です。



さて。

あなたが生まれたのは、
本当に家ですか?
本当に病院ですか?

あなたの出生ホロスコープが
「これだよ」と
なぜ言い切れるのですか?

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生まれた場所「緯度経度」も怪しいのですが、
「出生時刻」の定義がどんなふうか、私もまだはっきり分からないんですよ。

以前は 赤ちゃんの全身が母体から出てきたとき だと思っていました。

(病院で生まれた場合は)病院の関係者さんが書いた時刻 とも思っていました。


ネットを調べていたらこんな話もあったのよ。

「私が出産したところでは、胎盤が出た時刻を記入していた」

赤ちゃんが出てきてから 胎盤が出るまでというのも、けっこう時間に差があるようです。

ジワジワと不安になりますね。


出生時刻ってなに?

出生時刻の定義や扱いは、
どこの病院でも
統一されているの?

産婆さんも
同じように捉えているの?



星占いをするための、そもそもの“おおもと”である「生まれる」が曖昧なのです。

星占いは欠陥の上に成り立っている と言うこともできる。

でも「根拠がない、欠陥のあるものをアテにするのはよくない」「そんな星占いが当たるワケがない」とは言わない。
それでも成り立つからスゴいんだ。

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私はこんなふうに考えてる。

「“今”しかない」
過去や未来というのはない」
の考え方で思いっきりいくよ。

占いと、量子力学とか観測者とかの考え方をコラボさせる感じです。


今の私の状態によって
過去と呼ばれるものが決定・認識される。

今の私の状態によって
出生年月日、出生時刻、ホロスコープが決まる。

出生ホロスコープによって私が決まるんじゃない。
今の私によって、出生ホロスコープが決まる。
生まれたときの星が決まる。

出生ホロスコープは、今の私の状態によって変化し得る。



「生まれた時刻が分からなくても、その人の挙動を見れば、出生ホロスコープをそこそこ予想できる」
という考え方もあります。

この記事ではそれとはちょっと違うことを言っていますが、私はそういう遊び方でも遊びます。

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知り合いにとてもおもしろい人がいます。

母子手帳がなかったの。
それで、出生時刻が分からなかったの。

でも、あるとき母子手帳が出てきました。
出生時刻が分かるようになりました。


星占いをやるみなさん。
これ、どんなふうに考える?

私はこんな考え方を見つけたよ。


母子手帳が出てきて
出生時刻を目にした
まさにその瞬間、

その人の出生ホロスコープで
星の位置が確定し

その人の出生ホロスコープに
アセンダントやMCやICやDCが
突如として発生し

その性質を「持っていたことになった」のです。


母子手帳の記述が観測されることによって、ひとつの世界に収束したわけですな。

(先に書いた「生まれる」が曖昧 というのがあるおかげで、収束したとは言え まだまだ確定されない要素があるのですがね! )

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他の分野でもそうだけど、星占いだって突き詰めると「シュレディンガーの猫」的な要素って出てきちゃう。



{D9EDA59B-F5A2-432E-8FDE-D93A3D14367C}
私の出生ホロスコープは
これであり、
これではない。

「これである」と
「これではない」が、
同時に存在します。


私は、全ての人は、
出生ホロスコープに支配されることなく
いかようにも在り得るのです。


いいか。

星占いに縛られるな。
たったひとつのホロスコープに縛られるな。




しかし
それでもなお
星占いはおもしろい。

ので、ついやっちゃうwww


こういうことを考える真摯な人は
遊び心がないと星占いなんてできません。



遊ぼう。





【おまけ】

「“今”だけがある」
この考え方で生きている人もけっこういます。

星占い (他にも、生年月日を使う鑑定)
これを使う人もたくさんいます。

この両方を知っている人も多いでしょう。


でも、この両方を同時に遊べる人って どれくらいいる?



私は一人だけ知っているよ。


ブログ:https://ameblo.jp/maousamahamama(2017年9月現在)






彼女に 星占いへの興味を持ってもらえたことは、
私の最大の功績です。

占いやっててよかった!
私は幸せ者です!



【おまけ2】

星占いだけじゃないです。

「それを考えたら元も子もない」
によってできていることばかりです。

その上で星占いや 他のなにかをやる
というところに
類稀なる知性と 大人の余裕と 遊び心を感じるのです。

もう、すっげーオシャレ。
鼻血が出るほどオシャレ。

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2017年に書いたおはなしでした。




いや、もう本当に
この状態で星占いをやっているなんて
なんてタフなことだろう。

(真面目にやるとスーパーしんどいぞwww)

「遊び」って思うことで
持ちこたえているのだなぁ。

「遊び」って捉える真面目さ
というのもあるのだなぁ。


こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう!