【関連記事】
・その2「地球人向けのホロスコープ」 ←今ここ



つづきです。


ドラゴンヘッド・ドラゴンテールって、こんな感じです。
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地球から見たときの
太陽の軌道(黄道)と 月の軌道(白道)。

これらが交わるポイントが2つあります。

その片方が「ドラゴンヘッド」
もう片方が「ドラゴンテール」




話が始まったばかりですが、ちょっと脱線させてください。


この図もそうですが、
ホロスコープでも地球を中心にして星の配置を描いています。

でも、ちゃんと描くなら太陽を中心にした図にした方がいいような気がしてきませんか?

私はそういうところがものすごく気になる人です。
どうせやるならちゃんとやりたいじゃないですか。
お届けするならやっぱりいい占いをお届けしたい。

でも、
私たちの使う星占いでは「その人から見た景色」を占います。
自分が中心です。

自分がいる地球を中心に持ってこないと
私たちの感性に合った星占いは成り立ちません。




「地球が中心なんておかしい。
ちゃんとやるなら太陽が中心にこなくちゃ!」

この考え方でもっともっとちゃんとやるなら、

太陽よりも、我々の住む銀河系のど真ん中にあるブラックホールを中心にした図を描いた方がいいです。

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(画像はWikipediaより)


いや、宇宙には銀河がいっぱいあります。
私たちの住む銀河のブラックホールが中心でも、まだまだ雑です。


宇宙に銀河がどんなふうに配置されているか、ご存知でしょうか。

コップに注いだ牛乳にストローを突っ込んでブクブクすると、泡だってきますね。
ストローでブクブクにした「牛乳の膜」のように銀河が配置されています。

そして、息を吹き込んでできた泡の中身。膜じゃないところ。自分の息が入っているところ。
ここには銀河はないのだそうですよ。

牛乳ブクブクは例ですが、こういう泡のように銀河が配置されているしくみを「ボイド構造」「宇宙の大規模構造」と呼びます。

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(画像はWikipediaの「宇宙の大規模構造」のページより)

ちゃんとやるなら、こういうところまで考えて
宇宙のど真ん中を中心に描く必要があるでしょう。

じゃあ
宇宙の中心ってどこ???

(私は宇宙の中心についてはよく知らないのでここは掘り下げません)


私は宇宙の中心のことを考える前にドロップアウトしたのでした。


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銀河系だったらまだなんとか占いに使えそうな気がしないでもないです。
銀河って回転してるし、動くし…

前や後ろみたいな、占いを考えるための「基準」があるから。


でもでも、

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これが出てきたところで私はアウトになりました。

この図でどっちに進むのが「前」なのか。
どっちに進むのが「後ろ」なのか。

前後って、たとえば私たちの成長とか進む方向性とかと絡んできます。
これくらいの規模になると、そういうのを考えることができない。


ぽーんと宇宙に放り出されたのをイメージします。
どっちが上?どっちが下?どっちが前?どっちが後ろ?

「私から見たら、頭のある方が上」
もう、こんなふうに自分の主観でしかものを言えなくなります。

客観的?絶対的?な言葉での表現が著しく困難になります。


ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと、厳密に、厳密に、厳密にやろうとすると、
やろうとしたそれ(ここでは星占い)のシステムが崩壊するようなことが起こります。


私たちは、ある程度の「テキトーさ」「雑さ」を持たないと、
星占いや 解釈や 判断や 選択… そういった諸々ができなくなります。


我々が「太陽が〜」「水星が逆行して〜」とかやってるのが宇宙においてどこまでちっぽけであるか。

星占いがテキトーでアテにならんという話ではありません。
星占いだけの話ではなく、私たちが普段行う思考、価値、判断、選択… 諸々が雑でテキトーなのです。



それでも、
私たちは考えます。
価値を見出します。
判断します。
選択します。

少なくともそうしているように感じます。


たとえばお金、恋愛、仕事、健康、人生の展望。
こういったものに着目した占い。

それは、私たちのスケールだからこそできることです。
私たちの目で見て 私たちの頭で考えて 私たちの心で感じるからこそできることです。

「私たち」「私」を中心にして見ないと、私たちはそれを感じることができません。


私たちを中心におかないと
地球を中心におかないと
私たちにとって大事に感じられるもの、私たちの暮らしのスケールに焦点を合わせた占いを作ることはできないのです。



ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと
厳密に、厳密に、厳密に

そういうふうにして何も分からなくなった景色。


あれは、言うなれば大きな神様が見ているものでありましょう。

神様スケールの占いをやったとして、
お伝えできることとして予想できるのは
「在ります」
それだけです。

良いも悪いもありません。
「こんなふうにするといいよ」もありません。

そして地球人である多くのクライアントさんは、
「面白い占いではないなぁ」
「極めて役に立たない占いだなぁ」
「もっと詳しく!」
と感じるでしょう。



…という思考実験を経まして、
私は「私たちには地球を中心にした星占いがちょうどいい」という結論に至りました。


脱線おわりです。
お付き合いいただきありがとうございます。




ここからドラゴンヘッドのことを考えていくのですが、
上記のような経緯がありまして

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こんなふうに地球を中心にした図を使っていきます。



【おまけ】

ここでいう「神様」は、神社やトイレにいるタイプの個の神様じゃなくて、
「宇宙そのもの」「世界そのもの」みたいなでっかい神様だよ。


初めてこれを考えたときは、その後しばらく星占いができなくなった。マジで。

でも、しばらくした後に
「となると、我々は我々の感性やスケール、切り口を愛でるしかないのだ」
「私たちのスケール、私のスケールでやろう」
「大きな神様のスケールでは味わえないいろんなことを味わおう」
というところに落ち着き、やっとこうやって書けるようになりました。

よかったよかった(笑)


自分がしていることがこんなふうに雑でテキトーで、かつ、愛おしいことであると知覚できるって すごくステキなことだと思ったよ。



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客観って、幻想なのではあるまいか。
主観しかないよなぁ。

そして太陽が中心の星占いや 天の川銀河のブラックホールが中心の星占いは、ちょっとやってみたい…!