さて、夏休み真っ盛りの今日この頃。うちの近辺では、あの自転車厳罰化パニックはどこへやら、歩道を走る自転車(子どもさん連れが爆走していく)が怖い怖い。少し変わったかな、と思うのは、元々ルールを守る人は、自転車を降りて歩く。私のヘルプマークを見て一礼して通る。以前まで、誰一人そんな気遣いをしてくれる人はいなかった。母も70代はまだ自転車に乗り、中学生の自転車にぶつけられ、以降やめた。
中学生は大丈夫ですか、もなくすいませんと蚊の鳴くような声で言い、名前など何も言わずに猛スピードで走り去り、足を怪我した母だけが残されたという。
テレビをつけると熱中症か高校野球だ。6時頃もやっているのは、熱中症対策だろう。今は、両高校の校歌が聴けるのが当たり前になった。
昔、上岡龍太郎、笑福亭鶴瓶のトーク番組、パペポTVで、当時はまだ、勝った学校のみの校歌が歌われ、それを、負けた高校生が可哀想だ、と上岡さんは豪語したのである。「もうな、聴き飽きるんやて。いつまでも夏、いうたら♪みーやーこのせーいほーく、わっせだああの、もりにー、覚える言うねん」鶴瓶さんはあまり、疑問に思わず、勝つから歌えるんやと言う話をした、と思う。「そやかて、関西の学校ばっかりやないやろ?遠くから来て、土持って帰るだけやで?どないするねん、あんなもん」「ええやないですか、記念になるんですわ」
急にそや、と上岡さん。「両方校歌歌わすの、どうや?それの方がよっぽどええわ、あれに出るまでが大変なんやで。それくらいさせたらな」
それが、現実になって何年立つだろう?
禁煙も、鶴瓶さんがやめて吸い殻の缶が半分になり、こんな缶いらんで、と上岡さんが止めたら、禁煙ブームが広がった。
時々、夏になるたびに思い出す。歌じゃないけど。
上岡さんは、今の日本にどう苦言しただろう。
物価高騰、戦争、夏休みに食べられない子どもたち。
課金して、自己破産する若者。
今こそ、あの怒りに満ちた声を、聞いてみたいものだ、としみじみ思う。だからって、AIの再現はいらない。
あの人こそ、本物のインフルエンサーだった。