踏切はあるけれど・・・
列車がやってくるには
あまりにも荒れている....
遠くに見えるのは幻?
いいえ、現役のしなの鉄道
あそこが軽井沢駅、終点です
柵の先には現役の標準軌のレール(非電化)
新幹線保線用のようです
廃線から23年
使わない、維持されなくなったものって痛々しい...
踏切の両端にあった木製柱
なにかな・・・と思ったら、おそらく高さ制限を張っていたのだと思われます
踏切横には保線基地も
時代が止まっています
あきべや読者の方には横川~軽井沢間について、あまり知らない方もいらっしゃると思いますので
簡単にですが説明...
横川~軽井沢は中山道の一区間、横川の標高が387m、軽井沢が939mで
標高差550mの碓氷峠を境とする区間で昔からの難所でした
明治に青線で描いた信越本線アプト道が開通、道路もR18旧道が整備されました
昭和戦後に紫線の信越本線新線が開通し、アプト運用廃止
国道もR18バイパスが開通、その後上信越道、そして北陸新幹線(長野新幹線)が開通
新幹線開通に伴い、コストのかかる横川~軽井沢間は廃止となりました
時代とともに新線が作られて行きましたが、新線になればなるほど
傾斜角を緩めるため山腹を迂回したコースになっていきます
北陸新幹線は横川などをまったく無視した北側から標高を稼ぎ軽井沢に入っていて
上信越道は逆に横川を過ぎてから軽井沢まで一気に登れず、
『碓氷軽井沢IC』は全然軽井沢中心地と違う群馬県側に存在しています
で今回の旅は、上記区間、横川~軽井沢間廃線めぐりです
という訳で現在軽井沢駅、ここからR18旧道に並走する信越本線を見ていきます
1997年に廃止になった信越本線の路線と
1963年に切り替わり廃線となったアプト式の区間が登場します
アプト式の中にも旧線と新線があったりします
ではつづき、軽井沢を出発した線路は碓氷峠に向けて、登ります
一応峠になっています(登ったのは10mぐらい??)
新幹線保線基地に車両が・・本題から脱線ですいません
レール運搬車と思ってたのですが、じっくり見たら違う???
峠まで線路はのぼり・・・
新幹線はトンネルへ・・
ここ近くから撮れそうです
県境、碓氷峠
長野県側は緩やかな下り坂
群馬県側は果てしなく崖
カーブ箇所に看板があり、スタートは184でした
峠を下るまで184個のカーブを曲がります
片側1車線の道ですが古い道で狭いですね
大昔に一度(二度?)だけ通ったことがあったのですが、こんなに狭い道だったっけ?が
久しぶりの感想です
国道18号旧道から発見出来、歩いて接近できる範囲で近づきます
いきなり鼻血ぶーな場所に着きました
わかりますか?、左側がアプトの線路跡です
美しいアーチ橋が残っています
橋の上は土で埋まり
残念ながらトンネルは閉塞
ただ何故コンクリートで埋めているかは謎ですが
もしかしたらトンネル内で隣の新線と合流でもしているのでしょうか
待避所でしょうか、ここだけレンガ側面がありません
そして下り線線路ですが・・・
路盤が流され、枕木とレールのみ...
そしてトンネル内もありません
豪雨時、このトンネル自体が川になってしまっているようです
こちらは川の上流側にある上り線
アーチ橋の下を川が流れていますが
下り線の橋は土砂でほぼほぼ埋まり、ここで水が堰き止め、トンネル内に流入してしまっているようです
そしてこちらが上り線、こちらは線路状態良好です
架線も放置されたままのようです
場所の記録に・・・
トンネル横の赤青黄白緑橙・・・これなんでしょ?
さて、アプト旧線は道路横を通り、トンネルへ
側面を石垣補強、明治の施工でしょうか
中はまっすぐ、出口も見えて、またその先にトンネルが続きます
という感じで、横川~軽井沢廃線めぐりの旅、出発