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今期観ているドラマ・2023年秋 Part2
この秋に観ている地上波とBSのドラマ（朝ドラ・大河ドラマは除く）の続きです。
下剋上球児
TBS日曜劇場枠で放送中。
出演は、鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海りお、山下美月、きょん（コットン）、中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、橘優輝、生田俊平、菅生新樹、財津優太郎、鈴木敦也、福松凜、奥野壮、絃瀬聡一、鳥谷敬、伊達さゆり、松平健、小泉孝太郎、小日向文世、他。
弱小高校野球部が甲子園出場を果たすまでを描いたヒューマンドラマです。
観たら観たで面白いだろうけど観なくてもいいかなと思っていたのですが、製作陣が新井順子プロデューサー＆塚原あゆ子監督という「アンナチュラル」「MIU404」のコンビと聞いたので観ないわけにはいかなくなってしまいました。
初回冒頭で弱小高校野球部が下剋上を果たして甲子園出場することは描かれていることもあり、野球に関する部分は割とベタな展開のようです。その分、野球部監督を務める南雲（鈴木亮平）やその家族が抱える問題などが丁寧に描かれる感じですかね。
てか初回いきなりトウモロコシ畑を切り開いて野球場を作るってフィールド・オブ・ドリームスかよ！笑
登場人物が多いし情報量も多くて、特に野球部員の子たちが顔と名前が一致しなくて、２話まで観ましたがなかなかまだドラマにハマったとは言い切れない状態です。顔と名前と人となりが覚えられるように最初の数話は少しまったりした展開にしてほしかったですわ。
それにしても主演の鈴木亮平はこういう熱血な役似合うな〜
野球部部長を演じる黒木華に熱血野球女子のイメージが湧かなかったのですが、そこは流石の女優力で全然違和感なかったです。
２話目の最後で南雲の抱える思いがけない罪が明らかになって、南雲の問題と野球部の問題とドラマの軸が2つに分かれそう…。どうまとめ上げていくのが今のところ期待と不安が半々です。
うちの弁護士は手がかかる
フジテレビ・金曜9時枠で放送中。
出演は、ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、時任三郎（ナレーション）、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこ、他。
長年尽くしてきた女優のマネージャーをクビになった男が変人の超エリート弁護士のパラリーガルに転身して奮闘するエンターテイメントドラマです。
内容に惹かれたというよりは、ムロツヨシと平手友梨奈という組み合わせが気になったのでとりあえず録画して観てみたら非常に面白かったので視聴継続することにしました。
平手友梨奈演じる天才だが変人で感じの悪い弁護士を、ムロツヨシ演じる元敏腕マネージャーがパラリーガルとしてうまく手綱を引く感じが絶妙に面白いですね〜
俳優じゃなくてマネージャー、弁護士じゃなくてパラリーガル、こういう裏方の仕事に焦点が当てられているのも陽のあたらない職業に就いている一般市民としては嬉しくなっちゃいます。
コメディとシリアスのバランスが上手く取れていて、喜劇役者・ムロツヨシの面目躍如といったところでしょうか。これムロツヨシじゃなかったらここまでの面白さは出せなかったと思いますよ！
それにコメディの部分はしっかりコメディとして作っているのが良いですね。最近、逃げや誤魔化しで何となくコメディにしているドラマが見かけたりするので…。「GTO」とか「古畑任三郎」とか過去のドラマのセリフをムロツヨシがぶち込んでくるのも小ネタとして面白くて好きですわ！
そして平手友梨奈の目力。一本筋の通った頑固な感じがよく出ていでこの役に合っていると思います。
初回は職場のパワハラ、２話目は学校でのいじめ、被害者から依頼されて裁判で戦うことになるのですが、どちらもモヤモヤが残る結果に終わってしまって視聴後の爽快感はイマイチ。まあムロツヨシと平手友梨奈のバディを描くのが主眼だからあえてそうしてるのかな〜
と思っていたら３話目は親権争いで見事勝利。３話目にして初めて裁判結果でスカッとしましたわ！
２人のバディ感も次第に熟成されてきた感じで、いや〜このドラマほんと面白いですね〜
次回以降も楽しみです！
あたりのキッチン！
フジテレビ・土ドラ枠で放送中。
出演は、桜田ひより、窪塚愛流、工藤美桜、峯村リエ、原沙知絵、渡部篤郎、他。
コミュニケーション能力ゼロだが絶対味覚を持つ女子大生・辺清美（あたりきよみ）が料理を通して成長していく物語です。
辺清美（桜田ひより）がコミュニケーション能力が無さ過ぎてもはや挙動不審なレベル。自分を変えようと和食屋でバイトをするのですが、この定食屋の主人（渡部篤郎）が食に対して真摯な人でお客さんに合わせて料理を変えているのですよ。
いちいちお客さんに合わせていたら現実には定食屋として成立しないとは思いますが、あくまでもドラマなのでそこはファンタジーということで…笑
飯テロドラマの一種のようにも思えますが、「食べる」ということを正面から真面目に描いたドラマだと思います。そして、コミュ障の主人公が「食」と向き合うことを通して「人」と向き合うことを描いているように感じます。
自分もどちらかと言えばコミュ障の類なので共感する部分が多いですわ。笑
何ていうか、ほんわかと温かさを感じるドラマで、タイトル通り当たりのドラマでした！
そして毎回、鶏みぞれうどん、サバの味噌煮、メンチカツと美味しそうな料理が出てくるのも楽しみなのですよ。
ミワさんなりすます
NHK総合・夜ドラ枠で放送中。
出演は、松本穂香、堤真一、恒松祐里、山口紗弥加、片桐はいり、小泉もえこ、水間ロン、伊藤万理華、梅沢昌代、市川知宏、Rei、ブレーク・クロフォード、高岡早紀、他。
映画オタクのフリーター・久保田ミワ（松本穂香）が、敬愛する俳優・八海崇（堤真一）の新人家政婦・美羽さくら（恒松祐里）になりすまして八海邸で働くことになるというコメディドラマです。
決して意図してなりすましたわけではなく、本物が交通事故にあってしまい近くにいたミワが新人家政婦に間違えられるという偶然が重なって思いがけずなりすますことになってしまったのですが、いつバレるかヒヤヒヤしたり本当のことを話して辞めようとしながらも、大ファンである八海の優しさに触れてズルズルとなりすましを続けてしまう展開がなかなか面白いです。
八海の敏腕マネージャー・藤浦（山口紗弥加）に何度も見破られそうになりながらものらりくらりと逃れる様が笑いどころであるわけですが、有能な家政婦と何の取り柄もないフリーターとではあまりにも違いすぎてバレない方が不思議で、これ以上この展開が続いたらさすがに不自然な感じがするよな〜
と思っていたら、２週目８話の最後で本物の家政婦・美羽さくらが退院してミワの所にやって来たので、３週目からはまた新展開になりそうです。
この枠のドラマはハマらないことも多いのですが、本作は良さそう。週末にまとめて４話見ているのですが、それでも１話 15分というのは区切りがつけやすくて観やすくていいですわ。
まだ観ているドラマがあるので、Part3に続きます…。
