肉球でポン!
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虎に翼スピンオフ「山田轟法律事務所」

NHKで3/20(金)に放送された朝ドラ「虎に翼」のスピンオフドラマです。録画して翌日に観ました。


※多少のネタバレを含みます。すでに放送終了していますが、配信などでこれから観る予定の方はスルーしてください。


脚本は、吉田恵里香。

出演は、土居志央梨、戸塚純貴、平山祐介、秋元才加、森迫永依、呉城久美、絃瀬聡一、細井じゅん、北代高士、鈴木拓、大谷亮介、伊藤沙莉、他。


特に総集編で復習することもなくいきなり観始めてしまいましたが、思いの外すんなりと虎に翼の世界に戻ってくることが出来ました。もう顔を見るなり俳優名「土居志央梨」よりも役の「山田よね」という名前が出てきましたよ!


しかし、いきなり差別問題や進駐軍のための慰安所問題などが描かれていささか不安になりました。というのも、本編の最後の2か月くらいは脚本家の吉田恵里香さんが描きたいテーマを盛り込みすぎてドラマとしてのバランスが崩れてしまい面白みが薄れてしまったからです。


でもそれは杞憂でした。内容が内容だけに重苦しい雰囲気ではありましたけど、本編では描き切れなかった山田よねの生き様と奮闘をしっかり描いた上で、姉の死とその真相を追求していくミステリーのような展開からの自身の生きていく道を見つけていく展開には引き込まれて見応えがありました。


特に日本国憲法第14条を壁に書くシーンはウルウルしながら観ましたよ!


轟太一(戸塚純貴)が登場してからはややコミカルになって、前半が重かった分後半は息が抜けてバランスとしてちょうど良かったと思います。いやまったく轟太一ってのは面白い男ですよ。笑


ラストシーンのじゃんけんも最高!


改めて感じたのは、山田よねは「虎に翼」の主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)に対してもう一人の主人公、あるいは影の主人公だったのだなということ。陰と陽の関係とでも言いましょうか。


山田よねを主人公にしたこのスピンオフで本編で描き切れなかったことが補完されたように思います。


スピンオフというとオマケみたいなどうでもいい話と思ってしまいますが、本作は然るべき内容の良いスピンオフだったと思います。




ドラマを観て改めて思ったこと。


当時に比べれば差別や不平等も少なくなっていますが、それでもまだマイノリティとして生きづらさを感じている人は多いと思います。SNSなどが発達して誰でも自由に意見が言えるようになった一方で、当たらず触らず大人しくしておこう、怒るのは良くない、批判するのは悪いことという風潮を感じます。少々世の中が委縮して閉塞感が漂っているいるようにも感じます。


これから先、よねさんのように自分の正義を信じて正しく怒っていくことが出来るでしょうか…。




本編の感想はこちら。





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ドラマ「マトリと狂犬」(最終感想)

この前の火曜深夜に最終回を迎えたドラマ「マトリと狂犬」の最終感想です。


※多少のネタバレを含みます。すでに放送終了していますが、配信などでこれから観る予定の方はスルーしてください。


MBS/TBS・火曜深夜・ドラマイムズ枠で放送。全9話。

出演は、⻄畑⼤吾、細⽥善彦、森⽥想、九条ジョー、⽊村祐⼀、少路勇介、⼭⾕花純、⼭下永玖、平埜⽣成、趙珉和、深⽔元基、本宮泰⾵、向井理、他。


麻薬を巡り男たちの欲望が交錯する狂気のアクション・エンターテイメントです。


薬物の売人をしていた梅沢恭之介(西畑大吾)は麻薬取締官=マトリの黒崎徹(細田善彦)に追われるが、逃がしてやる代わりにスパイになれと持ち掛けられる…という出だし。


梅沢は警部補・葛城彰斗(向井理)のスパイにもなり、マトリと警察のダブルスパイになることに…。人気タレント(九条ジョー)が女子大生(森⽥想)をコカイン中毒にした事件の捜査のために取引現場に潜入、そして最後はコカインの供給元の暴力団に潜入してあわや殺されそうになる羽目に…。


アクションありサスペンスありで薬物の恐ろしさも生々しく描かれるなどして概ね面白かったですが、主人公の梅沢は黒崎と葛城に翻弄されるばかりだし、最後まで何を一番描きたいのかドラマの軸が見えなかった点はややモヤモヤしました。


マトリの狂犬・黒崎が相当ヤバい奴だったのに比べると警察の狂犬・葛城は割と普通に見えてしまって、ここら辺もアンバランスに感じました。マトリと警察の対立も中途半端で、むしろマトリと梅沢だけで話を進めた方がスッキリしたように思います。もっとも原作があるので軽々に変更はできないのでしょうが…。


⻄畑⼤吾くんはアクションも上手くこなしていたし良かったと思います。細⽥善彦は狂犬と呼ばれるに相応しい狂気性が前面に出ていてこういうヤバい奴の役は上手いなあと思いましたわ。それに比べると向井理は普通過ぎてやや物足りなかったです。


観るかどうか迷ったドラマでしたが、まずまず面白かったので結果的に観て良かったです。




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ドラマ「夫に間違いありません」(最終感想)

この前の月曜日に最終回を迎えたドラマ「夫に間違いありません」の最終感想です。


※多少のネタバレを含みます。すでに放送終了していますが、配信などでこれから観る予定の方はスルーしてください。



フジテレビ/関西テレビ・月10ドラマ枠で放送。全12話。

出演は、松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚、中村海人、松井玲奈、山﨑真斗、吉本実由、白宮みずほ、大朏岳優、二井景彪、磯村アメリ、前川泰之、朝加真由美、余貴美子、安田顕、他。


川で溺死して亡くなったはずの夫が生きて姿を現したことから繰り広げられるサスペンスです。


おでん屋を切り盛りする朝比聖子(松下奈緒)の夫・一樹(安田顕)が行方不明になり、やがて警察から川で亡くなったと連絡が入る。警察で遺体を確認し「夫に間違いありません」と認めたものの1年後に夫が目の前に現れる…という出だし。


最初の感想で危惧した通り、聖子の弟・貴島光聖(中村海人)、婚約者(松井玲奈)と政治家の母(余貴美子)辺りが絡んだエピソードは全く余分でただ話がとっ散らかっただけでした。家族愛を描こうとしたようですが、はっきり言って無駄な登場人物でした。


聖子が間違えて確認した遺体の妻である葛原紗春(桜井ユキ)が何かにつけて聖子に近づこうとするのもなんか不自然で、中盤まではあまりハマらず離脱がチラつきながら観ていました。


しかし紗春が夫を川に突き落としていたことが明らかになり、紗春も聖子と一樹の犯した罪を知って、聖子と紗春の対決が鮮明になってきた辺りから俄然面白くなってきました。


事の顛末も全く予想外で、まさか聖子があのように一樹を差し出す形で紗春と決着を付けるとは思いもしませんでした。紗春にも「夫に間違いありません」のセリフを言わせたのは上手いと思いましたわ。


終わってみればサスペンスとしてそれなりに面白かったですが、一樹がゲスい男なので全く共感できないのはともかくとしても、聖子がイマイチ何を考えているのか分からなくて感情移入できなかったせいで、最後までハマらなかったですね。


取材相手を徹底的に追い詰めるゴシップ雑誌の記者・天童(宮沢氷魚)も重要な役どころながら終盤の紗春の娘の虐待疑惑から急に善人にキャラ変するし、全体的に人物の描き方が雑だったように感じます。中盤までの余計なエピソードを削って主要人物をもっと掘り下げて描けばもうちょっと深みのあるサスペンスになったと思いますよ。


天童限らず他の登場人物も最後はみんな良い人になってしまったのは何だかなあという気もしますが、まあそれまでが救われない展開だったのでこれはこれで良かったようにも思います。


核となるストーリーと結末は悪くなかったのに全体としてはあまり出来が良くなくて、少々残念なサスペンスドラマでした。




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