銀座BAR7日目
7日目。今日もオーラスだ。
オープン作業をしながら女将さんが応募者の面接をする。といった昨日の状況と変わらないスタート。今日は4人の応募者がいらっしゃった。
なぜこんな毎日面接をしているのか。それは募集サイトの掲載期間というものがある。その期間中は採用人数に達していても応募者とは面会する必要があるという。
毎日色々な方が来る。未成年者、お年を召された方、普段会社員で副業のWワークを希望する方など幅広い。うちのお店の方針ではあと1人か2人しか人を雇わないそうだ。残り10日の掲載期間の中で1人から2人であると相当な倍率を潜り抜ける必要があるため、採用のレベルも高いはず。
採用活動を間近で見ている側としては辛そうだなと感じることもある。第一印象が大事なこの現場では顔採用は多少なりと考慮される。濁せば清潔感といったところであろうか。次に年齢層。比較的若い方が多いこの現場では、30代以上の未経験者は不利になる。本人は大丈夫でもその方が肩身狭い思いをしてしまう。といった推測だ。
そう考えると、物凄くいい人であっても今後会うことは無いのだろうなと思いながら帰りを見送るのは心苦しい。そんな事言っているうちはまだまだ社会経験が足りてないのだろう。
面接が終わると8時半ほどになり、刻々と時間が経過していったが何かが足りない。そうだ。お客さんが入っていない!という事だ。
初めてお客さんが0という現実を目の当たりにする。
例えば普通の飲食店のように金曜日だから混む。雨だから少ないとか多いとか、そういうのにあまり影響される事はないという。
客層的にいうと、今では株主総会の時期が重なり、皆が忙しい傾向にある。というのが答えだ。どこのお店でも過疎っているらしい。
ただ、今日は身内での会話が弾んだ。そんななかで名言も飛び出したので最後に紹介して終わる。
「お客さんの性質を掴め」とのこと。
本質的な言葉だが、お客さんと話しながらどういうタイプなのかを分析し、臨機応変に対応しろとのこと。
特にわかりやすい例でいうと口が悪いが、大きく分けると弱い犬ほど吠える。強い犬ほど吠えない。ということ。
お客さんがどのタイプなのか。探りながら会話の仕方も変える。前者であれば褒めまくって承認欲求を満たし、自信をつけさせる。
後者であればあまり内側に迫らないように心掛ける。これはあまり自分の話をしたがらない傾向があるからだ。出来るだけそういった話は避け、世間話をするのが得策。
実に面白い。人間の心理を捉えながら接客をすると、会話の主導権を握ったような気持ちになる。これは接客業という名のビジネスだ。
今後、悪い事も沢山知るようになっていくだろう。。。