とうほうTV合宿の魅力はメディアを創り、番組を創り、地域を創るノウハウが満載であることですがもう一つ大きなものは食の魅力です。毎日朝から晩までほとんどの食材が村のもので村の人の手がかかっているのです。手料理です。毎食というのはなかなか贅沢です。

 しかもその作り手のばあちゃんに会い、奥さんたちと交流し、一緒に飲む機会があります。そこで手料理の主の暮らしぶりも直接聞けて温か味が加わって味わうフルコースです。今回は3時のおやつもそのようにできないか、と準備中ですが全部できなくても村のお茶や小石原焼で飲むコーヒーなどにこだわります。一般的な観光コースとはこだわりのポイントが違いますのでこちらは相当な贅沢三昧の日々になります。


 とうほうTV第2弾合宿が明後日からに迫りました。参加者は定員オーバーの日もありますがほぼ出揃いました。とうほうTVの「一日体験」ということで今回の合宿は出入りが激しいです。しかしこの中でうれしいのはある村の若手が5日間みっちり研修をして仕事に生かそうとしてくれていることです。またテレビ業界ではプロ中のプロがこの小さな村の合宿に自費でやって来てくれることもありがたいことです。

 そして現在の参加メンバーを一覧して今朝方はっきりと見えました。「とうほうTVオリジナルテレビショッピング」をテーマに5日間密度の濃い合宿となります。岸本塾とも言っていただくとうほうTVの番組づくりは常に現場から発想します。参加者一人一人の顔が見えると自然とやるべきことが見えてくるのです。今回の合宿はとうほうTV体験Weekです。1時間の番組を5日間で制作するプロセスを提供し村民スタッフの番組づくりを一緒に経験してもらいます。

 ですから5日間いれば1、番組プロデュース、2、企画、3、取材、4、編集、5、収録の全部が理解できるコースになっています。その中で一つのテーマが見えてくるのですがそれが「テレビショッピング」です。

 はっきりいってとても安くて贅沢な合宿です。テレビショッピングというテーマについてもう少し詳しく書いていきますが買い物が難しい高齢者問題や商店振興、人口問題、起業、ツーリズムなど様々な課題が集中しています。このへんのことは実はドラマづくりにつながってていくのです。面白いですよ^^。テーマが見えたところで5日間あと1名ずつは受け入れます。

@合宿チラシはとうほうtvイベントガイド

@写真は東峰村の主要産業の小石原焼の辰巳窯のおかみさん。


 とうほうTV合宿第2弾はいよいよあとわずかの参加枠を残すのみとなりました。第2弾は気軽にとうほうTVの一日体験を提供するものですが参加者はテレビには全くの素人から民放の全国ネットのドキュメンタリーや情報番組の元ディレクターや現役のドラマ監督等バラエティに富んでいます。

 とうほうTVは基本的にわたし以外は全員住民ディレクターとして始めた人ばかりですから基準は「素人」にあります。プロだからこそ素人のことがわかりにくくなっていることも事実で、結局今回は色々なものがごった煮になるちゃんこ鍋のような面白さがあります。素人にプロを掛け合わせ、さらに素人からすこーし表現力をつけたとうほうTV村民スタッフをかけると一体どうなるんでしょう?

 第2弾のとうほうTV体験Weekは毎日違う人達がやってきては出ていく大変不思議な場ができそうな合宿です。

お問い合わせは0946-23-9107 kishimoto@vill.toho.fukuoka.jpまで。チラシのPDFはfacebookの とうほうtvイベントガイドをご覧ください。

@写真は第1弾地域ICTプロデューサー鍛錬編の番組収録講座の模様。


福岡県東峰村 元気興しメディア合宿 

第2弾!とうほうTV体験Week編 日程と内容

  9:30         高速バス杷木インターバス停、お迎え便あり

      (マイカーの方は直接東峰テレビへ)

 10:00    東峰テレビ局集合(東峰村宝珠山庁舎近く)

      東峰テレビ局、東峰村についてのガイダンス

      村民スタッフと共に

 11:00   その日のテーマ、作業のプロセスの体験講座

      (例:8/7は取材、8/8は編集)

12:30   昼食

      地元産の素材で地元のおばちゃん、ばあちゃん

      の手料理

13:30   その日のテーマのワークショップ

      (例:8/6 実際にあなたの番組企画を創り

         ます。8/7 高齢者や農家等様々な人

         の取材を体験)

15:30   その日の番組制作のまとめ

      参加者全員の番組のまとめを一緒にやり

      ます。

17:00          終了(一日体験者はここまで。これ以降は

          別途参加費が必要です)

 18:30   夕食、企画交流会

       東峰村、とうほうTVとあなたの企画や地域と

       コラボをするための企画会議

       テレビ局や大学、ドラマ監督などの参加者の

                  知恵と経験をたっぷり吸収できます。何が

       生まれるか?全くの即興企画会議。これが

                  とうほうTV方式!

       @この時間はアルコールあり。

@チラシはとうほうtvイベントガイド

@ 写真は第1弾地域ICTプロデューサー編の「七人の侍」のとうほうTV出演。昨夜から放送中!!第2弾も体験していただきます。

  実際は9人参加でした。

@お問い合わせは 0946-23-9107(東峰テレビ局)

         090-3192-3441(東峰テレビ局:携帯)

                         kishimoto@vill.toho.fukuoka.jp


 黒沢映画「七人の侍」は盗賊に狙われた集落がまちへ繰り出し、侍に飯をたらふく食わせる条件で雇い自分たちも一緒に盗賊退治に向けて訓練する物語です。そしていざその日がやってきて戦います。結末は・・・、DVDをご覧ください。

 今回の七人の侍は東峰村を助けに来てくれたのでしょうか?きっとそうにもなるとおもいます。そして今回の侍の多くは自分の地域があるのでまずは自分の地域でやるべきことをされるでしょう。それで東峰村も同時にできるのがICTの使い道です。ICTをテレビであり電話である道具と思えば今の時代は本当に使い道がいっぱいあります。

 東日本支援もこのICTを上手に使うととても喜んでいただける状況を創れます。東峰村では一人暮らしや動くのが大変な高齢者をサポートするとうほうオリジナルテレビショッピングも構想しています。今はわたしが個人的に考えていますが近い将来東峰村ならいいのができます。ICTは今や人生を変える便利な道具になりつつあります。地域生活のあらゆる面で活用がすすむ元気興しメディア合宿第2弾は8月5日からです。日程詳細はとうほうtvイベントガイドへ。


 夏合宿1弾は地域ICTプロデューサー鍛錬合宿と銘打って「七人の侍」全員がしたいと考えていることを具体的な事業案にして完成すると豪語していました。

 実際は9人になり、途中で一人抜けざるを得なくなりましたが8人が見事に自分自身の事業案を具体化しました。1日目、2日目の昼までには一人一人の現在の課題をじっくりと全員で聞きました。二日目は午後から具体的に考えるために小石原焼きの8人の窯元を訪ね、一人一人の仕事ぶりと商品を見て歩きました。一見関係なさそうですが実は奇しくも8人で8人の窯元を見学したのです。小石原窯元も中に入り込んで行かないとなかなか一人一人の違いはわかりません。結果的には焼き物に窯元の感性、性格や考え方が出ます。同じことです。プロデューサーも自分自身であることが成功の秘訣です。

 しかし、なかなか実際は皆さん自分自身が何をしたくてどのような特性をもっているのかよくわかってないのが現状です。そこで全然違う8人で一人一人の夢やしたいことを聞いているとそれぞれの違いがはっきりしてきます。しかも共通点が浮き彫りにされます。その共通点が核になりきっと今回の合宿に参加されてきたのでしょう。第2弾は1週間後の8月5日から5日間で一日体験が特徴です。

 全国から住民ディレクターは初めてという方とテレビや映画、IT、研究者などの各界のプロもたくさんやってきます。第2弾は素人とプロ、そして村民スタッフの3者混合??!の妙がコンセプトです。化学反応が次々と起こるでしょう。


 昨日、熊本市内のケーブルテレビの番組「使えるTV」の収録を女子高生3人をメインにやりました。彼女らは今月7日、8日に行われた「アフリカ子どもの日in熊本」をボランティアで手伝っていました。アフリカ子どもの日は36年前に南アフリカで大量虐殺があったことを機にアフリカの子どもたちの生存と発育を考える機会をと開催されているイベントで、熊本は日本でも唯一20年間継続してきた地域です。熊本ユニセフ協会が事務局で多くの高校生たちがボランティア参加しアフリカのことを考えました。
 
 今回メインでやってもらった3人はイベントの時、全体進行でも司会をするなど活発でしたがわたしが感心したのは分科会の彼女らの姿勢です。フリージャーナリストの方の司会でアフリカの青年も多数参加して活発な議論が行われました。その中でこの3人は自ら手を挙げて堂々と意見を出しました。その中に「自分たちがメディアを活用してアフリカのこと、自分たちが感じたこと等を発信することをやっていきたい」との提案がありました。そこでさっそくわたしが提案したのが使えるTVでの発信です。彼女らもすぐに「やる」との返事が来ました、そして昨日の現場も素晴らしかったです。
 
 わたしは15年前にテレビ局を退職して、当時「やらねばならない」と考えた住民自身の発信はまさにこういう若い人達の場を創ることだったとわかりました。使えるTVもボランティア活動で15年間何とか継続してきましたがやっと本来使うべき人達と出会った感じでした。一緒に番組を創ったNPOくまもと未来の副理事長澤さんにも「やっと渡せるね」と話しました。熊本市内では8月1日の朝から放送予定ですがこの女子高生たちのアフリカや世界に馳せる爽やかな気持ちが発信されると熊本に本当の新しい風が吹くと感じます。

 東峰村元気興しメディア合宿第2弾とうほうTV体験Weekが8月5日から9日まで毎日あります。

 8/5は番組づくりが地域づくりになる全体像を体験。スタジオ収録も体験付き。

 8/6は地域生活を番組にする体験、あなたの番組企画を創りましょう。スタジオ収録まで体験します。

 8/7は取材のノウハウを伝授。高齢者や窯元と実際に出会います。取材のノウハウを身体で覚えます。スタジオ収録まで体験します。

 8/8は番組編集講座。取材したテープがどのように編集されるか大画面で一緒に経験します。技術ではなく編集は心ということをカットのつなぎで体感し    ます。

 8/9は誰にでもできる番組収録のノウハウ、役割を東峰村民スタッフと経験し実際にあなたも収録スタッフ体験。

 以上、5日間を合わせると5日間で1時間番組ができるプロセスを全部体験できます。

 朝10時から夕方5時までマンツーマン密着体験コースです。地元産の昼食、スィーツ付き、お土産にあなたにしかできないスタジオ収録のDVDをお持ち帰りいただきます。費用は7000円、大学生までは半額です。希望者には放送出演も可能です。

 お申し込みは kishimoto@vill.toho.fukuoka.jp  0946-23-9107 まで。 詳しくはとうほうtvイベントガイドをご覧ください。 

 https://www.facebook.com/tohotv.guide?ref=hl


 自前のITメディアを持った上で既存のマスコミと連携をすることができたら災害時に大きく役立つという提案を3.11東日本大地震の1年半前の兵庫県佐用町の集中豪雨による水害が起こった直後からしてきました。

 そして今回の北部九州の豪雨被害ですぐ足元も例外ではないことに直面しました。ドォーモは街の若者番組ですが東峰村に通い続けているディレクターと何回も話しているとテレビが今できることについて話しはよく通じます。意外と報道番組よりはドォーモのような柔らかい番組が地域メディアや地域番組と連携がしやすいとおもいます。

 まずは今夜は村の若者にもドォーモを見てもらい一緒に楽しい番組づくりができるような関係が築けたらいいなあ、と考えています。8月5日からの第二弾とうほうTV元気興しメディア合宿もこのような地域の動き方を見据えながら住民ディレクター体験をしてもらいます。もしかしたらドォーモさんの協力を得て面白いことがはじまるかもしれません。民放やNHKとの連携はお互いに確実にメリットがあるようにいけないと長続きしませんから本音で話し込むことがとても大事です。


 今日からKBC九州朝日放送の「ドォーモ」がとうほうTVに出演します。とうほうTVは再放送がたっぷりありますからKBCの夏イベントがある8月中旬まではしっかりと流れます。8月18日に東峰村の旧小石原小学校跡地でKBCの企画で大文化祭があります。ドォーモと東峰村でコラボするイベントで約1時間の生放送があるそうです。そして明日は逆にドォーモで東峰村がしっかり出ます。ドォーモがとうほうTVに出演したものも出ます。8月18日の大文化祭までとうほうTVとドォーモがお互いの放送でPRし合うことになるので新しい地域密着放送のカタチが生まれるかもしれません。