東京杉並区で8/29(水)に行う住民ディレクター鍛錬講座はとうほうTV元気興しメディア合宿の第1弾、第2弾に来ていただいた皆さんの変貌ぶりに後押しされて緊急に企画したものです。

 住民ディレクターの全国ネットワーク組織である一般社団法人 八百万人の事務局がある杉並区で高橋明子事務局長を中心にこれまで活動してきた実践活動例を体験してもらいながら関東地域の方にもとうほうTV合宿体験をしてもらいます。杉並区では高橋事務局長を中心に様々な住民ディレクター活動を行ってきましたが荻窪の教会通りで商店主と杉並住民ディレクターの皆さんが二人三脚となってCMづくりをやりました。

 さらにこれらのCMを活用して商店街で行った5時間ネット中継は商店街に新しい風を起こしました。その結果「第6回東京都商店街グランプリ」に輝いたのです。今回の鍛錬講座では当時わたしが考えていた企画意図や未来構想についても実践例を紹介しながら解説したいとおもいます。都市部で難しいといわれる住民ディレクター発想の地域づくりのプロデュースのノウハウを公開します。

@写真は当時J:COMのレギュラー番組と3回シリーズでコラボ制作した杉並TVと教会通り商店街のみなさん。

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 今から約200年前程にはなるだろうとおもわれる盆踊りが東峰村の竹地区にはまだ伝わっています。伝わっているどころか今でもお盆に集落全員で初盆を迎えたお宅に集まり庭先でこの盆踊りを披露します。

 今年初盆を迎えたお宅は2軒でした。約40人程の住民が一軒に1時間程かけて踊ります。合間には初盆を迎えたお宅の接待があって焼酎やビール、子どもにはお菓子やジュースが振るまわれます。そして次のお宅へ移動するのです。これが今の日本です。浴衣を着てうちわを帯に差して踊ります。踊りのリズムも独特の日本人感覚だと感じます。艶のある声は郷の夜に大きく響きます。わたしの子どもの頃にはまだ兵庫県の地方都市にもあった風習が東峰村ではずっと続いてきたのです。偉大な村です。

 「郷の音」と書いて「響」と書きますがこの郷の響きが暮らしを表していたのだとおもいますがテレビと共にすっかりと日本各地からなくなっていきました。とうほうTVは失われし郷の音を次々と村民に、全国に、海外にと響かせていきます。

 この話は少なくとも動画でお伝えしないとわからないと感じていますので近いうちに見ていただけるようにします。


 Peaech体験をしました。少し前にAir Asia も使ってみました。LLCというこの航空運賃は翻訳するとローコストキャリアということで「格安」というよりはコストを削減して安くしていると言っています。乗ってみると航空機は新品できれいし想像したよりは座席もちゃんとしています。ただ航空会社側の低コストの努力の結果の低サービスが、これまでの贅沢航空会社に慣れた客としては「慣れてない」のでカルチャーショックがあります。これも慣れでしょうが・・。ローコストというコスト削減に学ぶところはありそうです。

 


 東峰村に来て約1年と10ヶ月です、写真に映っている高橋28君のことです。わたしは今日でちょうど丸2年です。考えてみたらまだ2年弱というぐらいの期間ですが高橋君ももう5年も10年もここに住んでいるようにしています。実際先日の合宿でスクールバスの運転手伯夫さんがもう5、6年立ったとすっかりと思い込んでいました。わたしにしても10年になるような感覚があります。中身が濃いからでしょう、きっと。

 特に27歳で造船の設計士というサラリーマンをやめて東峰村のわたしの元に飛び込んできたのですから今頃珍しい青年です。わたし自身が彼の3ヶ月前に東峰村に飛び込んできたばかりですから飛び込むにしても結構無謀です。そして1年10ヶ月、この長屋で毎日が合宿の様な生活をしながら鍛錬してきたのです。第2弾の合宿では流石に疲れが出てヤバそうでしたが何とか最終日を迎えてまた一段と大きく変わりました。一緒に合宿を抜けてきた地元の高倉敬至さんや熊本のさとう正さんがいたことも大きな力だったでしょう。

 そして何よりも東峰村の温かい皆さんの協力が大きな支えでした。他人事ではなくこれはわたし自身が最も強く感じるところでもあります。第2弾合宿が終るやいなやわたしはさっさと東峰村を後にして、昨日午後に舞い戻りました。副団長の高橋君は今夜青年団が主催する夏祭りがあるので昨夜はわたしが少しは気遣って就業時間を早めに終えようとしましたらアルコール付きでつまみにケーキが出てきました。

 世界で一つの30元中継システムを開発したことをはじめ若干2年でこの村で彼が身につけたことは凄いことばかりですが、温かい心の村の皆さんとの多くの出会いこそ彼の血肉となってきたものだと感じました。感謝の誕生祭でした。


 今年の誕生日は色々な意味で凄く印象的な日でした。数年前に中東のある年で迎えた誕生日もその頃の自分にとっては象徴的な誕生日でした。東峰村に住んでから約2年です。ちょうど15日のお盆に移り住んで来ました。その前の4年ほど前から毎月1回は通っていましたので通算すると5年目で住みはじめたのです。

 東峰村の皆さんとは非常に相性がよくって最初の頃から気が合う人が多かったんですね。今はとうほうTVで回らせていただいて益々気が合うお仲間が増えて楽しい毎日です。テレビという道具は地域の活性化にとても役立つので東峰村のようにテレビとうまく付き合って上手につかいこなせれば大変有効なメディアになります。5年前は7、8人でこじんまりとやっていた住民ディレクターの番組づくりも今は老若男女、ほとんどの業種に行き渡り実質的に2500人で創るテレビになりはじめています。

 今回の合宿に参加してくれた昔々日テレで一緒にやっていたチーフディレクターや今村昌平門下のドラマ監督、テレビ朝日のドキュメンタリストなど業界の錚々たる方々が東峰村に注目してくださっています。橋渡しはわたしのお役目ですがやっぱり村民の皆様のおおらかで受容力が大きく笑顔が絶えない豊かな暮らしぶりが中心にあります。その東峰村の皆さんやそこからつながる全国のお仲間に祝福されて迎えた誕生日はこれまで以上に豊かな豊かな一日となりました。

夏が終わるのがさみしいですが、東峰村は第1弾合宿の頃からすっかり秋の気配です。本当は今からでもエチオピアやタンザニアを走り回りたい程夏が大好きなんですが・・。中東の夏やエジプトの夏を経て東峰村の涼しい夏を2回目ですが通り抜けていきます。新たなる誕生に向けてそれも良し、ということでしょう。状況は大きく動いていると感じます。

@写真はNPOくまもと未来のさとう正さんが撮ってくれました。合宿に5日間参加。


 合宿の成果を色々と整理している時に元TBSのドラマ演出の大御所のOさんから電話をいただきました。随分前から住民ディレクターについて関心をもっていただいてたのですが近々大阪の民放で話すために近況を教えて欲しいとのことでした。

 放送人の会というテレビ局のOB会のようなものがあってOさんとは7、8年前に放送人の会でお会いしました。Oさんのほかにもテレビ草創期から関わっていられるプロデューサーやディレクター等大先輩の皆さんの前で90分ほど話したことがあります。2回目はジャーナリズムを考えるちょっと固めのシンポでしたがその時はやはりTBSなどで活躍されていたジャーナリストのYさんともご一緒しました。どうも放送の大先輩の方々の関心が地域のメディアになりつつあるように感じます。

 テレビ草創期は街頭テレビや大資本によるCMやスポンサーのためのテレビだったのですがあれから59年、テレビを取り巻く状況は大きく変わってきていると電話口から伝わる大先輩の声から感じました。来年はテレビが60歳を迎えます。一昨日多くの方に誕生日を祝っていただいたわたしも実はテレビと同じ年を来年迎えます。テレビにいた14年間、住民ディレクターで起業してから16年、合わせて30年。

 大分県別府の温泉旅館で3年程旅館手伝い業をしながらフィルムカメラを覚えさせられていた頃から数えると33年間程テレビとはご縁があります。今回のとうほうTV合宿でがらりと変わった状況は日本のテレビ史にも少しは触れるかもしれません。

@とうほうTVオリジナル開発の30元中継システムを見るのは今や民放の大御所になった田中さん(一番右)と編集マンでドラマ監督の村上さん(タオル巻きの方)。若手は開発した高橋君(右)と地元で5日間合宿に参加した高倉さん(左)。


 

   まもなく第三弾のとうほうTV合宿があります。中身の詳細はこれから詰めますが、どうなるかは今からです。そしていつもそのプロセスをオープンに提供しています。いつもながらフレキシブルな動きでやりますから参加形態はかなり面白いカタチになるとおもいますよ。OJT合宿ですから成果は予想をはるかに超えたものになっていきます。
 
@OJT On the job training(一緒に仕事をしながら鍛える)

 今日の誕生日は早々にビッグプレゼントをもらいました。八百万人の高橋明子事務局長を中心に会員さん有志が新しい番組をスタートしてくれました。「八百万ひとch」といいます。

 わたしが平成8年春から熊本市内の熊本ケーブルネットワークというCATVではじめた番組そのままでした。タイトルは当時「使えるテレビ」と名付けましたがそれ以外にあり得ませんでした。「住民の住民による住民自身のためのテレビ番組」と謳った全国初の手作り番組で、現在まで続く最長寿番組です。「住民ディレクター精神」が16年を経て伝播したと感じました。百聞は一見に如かず。ぜひご覧ください。5分番組ですのですぐに見れますよ!

八百万ひとch


 昨日ついに元気興しメディア合宿第2弾とうほうTV体験Weekを終えました。最後の夜のスタッフ打ち上げの全員の表情が表しているように活発な交流と充実した学びがありました。

 一言でいうと「これまでに経験したことがない」合宿でした。最終日のプログラムはとうほうTVの収録体験でした。6歳の時からリポートしてくれている匠太朗君と住民ディレクターのママ梶原成美さんの登場です。「村民スタッフ」としてもはじめての家族出演でした。番組は「匠太朗ファミリーの夏休み」で遊び、フィールドワークから太鼓、少年野球となんでもできる腕白で逞しい匠太朗くんの家族とお仲間たちの夏休みを話してもらいました。

 今回は予告編になりました、で9月には本格的に特集をやることになりそうです。できないものは「宿題だけ」という匠太朗くんと毎朝「宿題は?」と問い続けるママとの軽妙なコミュニケーションとほんわか家族愛がほのぼのと伝わります。この5日間このファミリーのように「ほんわかあったかい」村民のみなさんが大いに合宿生と交流しました。しばらくリポートが続きます。


 明日からとうほうTVの第2弾合宿がはじまります。昨夜からずっと最終プログラムの内容を詰めていますが、正直言って「もったいない」。今回は「とうほうTV体験Week編」で5日連続もあり、一日体験もありというフリーな参加方法を提案しています。しかし参加者の基本は「七人の侍」です。ご要望にできるだけ応えた結果、定員オーバーの日もありますが毎日の「七人の侍」はまたまた新たなる開拓者がごっそり集まりますので本当はもっと多くの方々に提供したい体験コースです。

 プログラムも我ながらこんなプログラムで5日間たっぷりと体験できれば参加者はがらりと発想が変わるだろうなあ~と感じます。とうほうTVとしては今夏初めての合宿ですがわたし自身は15年前から人吉球磨でいっぱいプロデュースしてきたので15年の磨きがかかっています。膨大な時間をかけて制作した番組が実際にTVの電波に乗って放送されるのがわずかの時間で終るのが「もったいない」と感じたテレビ局時代でした。そこから生まれた住民ディレクターの発想は今夏で一応の大整理ができそうです。

 地域振興のための商品化ということですが5日間で全体が見えるのは5日間参加を決めた村の青年だということがとても希望につながります。

@5日間合宿参加する村の高倉さん(左から2番目)