小石原北区の鬼火焚きに行ってきました。とうほうTV子ども体験をそこでやりました。今日集まったこの集落の小学生は5人でした。昨日の小石原中央と違って人数が少ないのでディレクター、キャスター、タイムキーパー、カメラマンなどの役割が全部やれませんでしたがこの体験はそういうことは全然気にしません。できることをどんどんやって行く精神です。

 鬼火焚きも地区地区でやり方が微妙に違いますがその違いが番組となって見えるのもこの番組体験の面白さです。こちらも毎日毎日新鮮な体験をするので日に日に充実していく感じですがきっと日々の積み重ねで進歩するということがこういうことだろうと感じます。15集落の子どもたちが作ってくれる番組が一堂に集まった時、東峰村がどう見えるのか?大変楽しみです。

 今日の体験事業のパートナーはは役場を辞めてフリーで村民スタッフとして活躍してくれている池田恵梨奈ちゃんでした、元々教育指導員でしたからこの企画にはピッタリの様子でした。ただとことん寒いのはみんな相当響いていました。宝珠山地域とはだいたい4度ぐらいは違うのが当たり前です。同じ村でこの差は大きいです。

 この寒い時期に鬼火にあたって暖をとるのが昔の人の知恵でもあったのでしょうが東峰テレビ局に戻ったら明日のいっぱいの予定をひとまず置いて熱いお湯割り焼酎で暖をとるのも現代の知恵でしょうか?!


 とうほうTV子ども体験も年末年始と日程がすすみ昨日は小石原焼の店が多い地区で行いました。野球少年が多い地区でもあります。チームワークは日頃の野球練習で鍛えられていますので決まれば早い!他所の地区ではなかったリハーサルもあったりして本番もほぼ5分で収録を終え直後の試写会ではみんなで作ったオリジナル番組に楽しそうに見入っていました。

 この集落の番組体験は子どもも大人も得意分野を生かして隠れた素質が表れてきます。わずか2500人の小さな村に地域の素材が溢れていることに気づきます。そしてこの活動で各地区にオリジナルスタジオができていくので1周したらすぐに2周目がはじまりそうな感じがします。当初は番組づくりというと皆さんには垣根が高いイメージがあったようですがやってみると本当に楽しさを実感されるので「次」につながります。

 子ども全員が住民ディレクターとなり全集落にスタジオができると東峰村週刊こどもにゅーすを次々と全国に発信する日も近いでしょう。


 福岡県内で(多分)一番早い成人式が東峰村で昨日ありました。26人が出席しましたが名前を聞いてると「あの人の娘さんだ、ああ、あそこの息子さんなんだ」と昨年より一層成人たちが身近に感じられる3年目の成人式でした。こうやってわたし自身が村の行事やイベントのど真中にどんどんと入っていくことがとうほうTVの親しみやすさにつながっていっているのですね。

 今回は大工の「ときんちゃん」こと辻さんがカメラを手伝ってくれました。懇親会ではいつもの通りビデオカメラを渡してしまいましたら、出るわ出るわ若者の本音のオンパレードです。この模様も放送しますが最終的にはDVDにして村から成人の皆さん全員にプレゼントされます。

 また懇親会では彼ら彼女らの幼少時から中学卒業までの写真や恩師の声を20分番組にして上映しましたがこれがなかなかの好評でした。村への愛を育みながら新しい人生を切り拓いてほしいですね。とうほうTVの役割が広がっていきます。


 明けましておめでとうございます。

 元旦の朝一番で関西に向かいその夜に熊本まで帰り、今夜東峰村に戻って参りました。一日半で西日本をぐるりと回ってきましたが巳年の今年を象徴してるかもしれません。本年もよろしくお願い致します。

 寒いです東峰村。本当に厳寒の地です、明日の朝一番、6時過ぎには村内の鬼火焚きでの「とうほうTV子ども体験」で仕事始めです。4日には福岡県で一番早い?成人式、5日、6日には小石原の二つの地区で子ども体験が続きます。消防出初め式も!・・・、というわけでこの二日目からの動きも巳年の東峰村を象徴してるかもしれません。

 今年はこれまでに東峰村を中心に全国を行き交い、形づくってきた色々な動きに生命を吹き込み「新しい何か」を産む年ですね。一言で表現すると「安産の年」。祈!安産です。赤ちゃんのように常にゼロスタートで生きることが安産にもつながります。毎日を豊かに元気に明るく暮らしていきましょう。

 @写真は元旦の朝一番東峰テレビ局(我が家)の前の光景。


 今年最後の厨房から。創ってみました、修験者の「年超え蕎麦」。鰹節、昆布、いりこから出汁をとって宝珠山の酒を隠し味に醤油、塩、砂糖など少々と手製の修験鍋からのシシ肉、あげ、人参を載せてみました。これが見事にマッチ!行けますね。黙って出せば・・・!?。とうほうTV合宿者御用達の修験力向上の御膳は意外と早く完成するかもしれません。


 大掃除の合間に修験力アップ料理の開発に勤しんでます。修験者カレーが好評だったので第2弾として開発中です。とうほうTV合宿者に提供するパワーアップ料理です。いただいた猪肉が少し残っているのでこれをメインに何とか隠れた力を引き出すような修験道御膳を創ろうと知恵を出し、腕をまくっています。模索は続きますが雪解けの頃には良いのが生まれているでしょう!
 
@写真は炒めたばかりのシシ肉 。これが美味い!!

 伯夫さんが東峰にゅーすに出ています。餅花飾り?花餅飾り?初孫の女の子を祝う行事?のようなものらしい。似たものはわたしの故郷兵庫県加古川市にもありました。しかし今も実際に飾っていることがやはり珍しい。取材は役場の小島さん、なかなかいいインタビュー(会話)がすすんでます。

 わたしはというとやっと年末の準備に入りましたがこういう番組があることに誇りを感じます。他所のチャンネルではどうでもいいことばかり(お笑いや少なくとも東峰村民には)やってるので自然と視聴率は上がります。2012年の12月30日のこの日は正月に向けて鬼火焚きや餅つき、餅花飾り、注連縄綯いなどが大事な仕事です。そのことを伝えてくれるテレビがとうほうTVです。他所に必要なくても東峰村民には確実に必要情報であることが支持を得る秘訣ですが今はごく普通のことです。


 今日の東峰村は雨模様です。正月が明けるとさっそく2日から鬼火焚きの準備がはじまり、とうほうTV子ども体験がスタートします。我が家の暮れの準備はまだまだですが鬼火焚きの段取りをうかがいにサキバルの坂本康子さん宅に伺いましたら賑やかに餅つきの準備中でした。集落の集まりか?とおもいきやこれでも親戚だけだそうです。

 昼過ぎですがすでに一杯はじまっていて庭先でおでんがぐつぐつといい音をたてていました。康子ばあちゃんの「つまんでいかんね」とのご好意にぐらりとしましたがまだまだ今日中にやっておかないといけない仕事が山積みです。まずは記念写真をパチリと撮って坂本家を後にしました。

 きっと村中でこのような光景があちこちで広がっています。豊かです、東峰村の年の瀬の一幕です。


 昨夜はとうほうTVスタッフの忘年会でした。同時に梶原京子さんの誕生会でもあって歯科医で村民スタッフの仲道さんの手づくりケーキが登場しました。地元にお金を落とそうとのスタッフ提案があり、会場は村の旅館にしました。

 この旅館はわたしがまだ6年程前から3年程前まで月に1回東峰村に通っていた頃によくお世話になった旅館のひとつです。朝食がとても美味しくて楽しみになっていました。その頃から働いていた仲居さんがちょうど昨夜の担当で今では山の神の取材で集落でもお世話になっています。さて忘年会は久しぶりに一人一人一年を振り返りました。とうほうTVが村民スタッフからさらに周囲の村民の皆さんに身近な存在になってきていることがよくわかりました。仲居さんも「とうほうTVはよかねえ」と日々の暮らしに役立っていると話してくれました。

 楽しく賑やかに吞みながら村民スタッフのみなさんとゆっくりと語り合いしっかりとした絆を感じた一日でした。 


 東峰村の子どもたちは「自分で生活する力」という基準を設けるとするなら全国でもトップクラスに間違いありません。じじばばは「昔に比べると・・・」と嘆く人もいますがそれでも現代では東峰村の子どもたちは先頭集団のリーダー格です。住民ディレクター発祥の地熊本県山江村とほぼ同じ様な生活創造力をもっています。それは今の大人たちが育てて来たのです。しかも村政としてその流れがごく普通にあるので自然と子どもたちが育っています。

 田植えしたり、稲刈りしたり、縄を綯ったり、川で泳いだり、ロクロを回したり、焼き物を楽器に見立てて音楽を演奏したり、料理をしたり、お父さんお母さんを敬い、お年寄りをとても大事にしたり、・・・、そう!現代の多くの地域で教育が難しいと思われているこれらのことが自然と出来るように地域の暮らしがそうなっているのです。

 特別のプログラムを組むということでも特に力を入れてることでもなく自然とそうなっている環境がごく自然にあります。その野性的な子どもたちがその生きる総合力に加えてICTを暮らしに活かす能力があるとどうなりますか???。ハッキリ言いますがこれからの村を、福岡県を、日本を何とかしていく人間に育っていくと確信します。

 「ICTの愛ちゃん」は生きる力を基本にもってこれからのネット社会で大いに活躍するやさしい起業家たちになるはずです。