NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が第3回で大きく動いた感じがしました。官兵衛が動いたんです。今回の官兵衛は岡田准一さんの個性があるのでNo.2ながらにして魅力ある人物になっています。

 平清盛もスタート当時の悪評にしてはなかなか面白かったのは人物が出ていたらからでしょう。「利家とまつ」の時は秀吉と利家の関係性は圧倒的に秀吉が勝ってしまっていたのと役者の内面性が感じられずに単純であったから精彩に欠けました。今回の官兵衛もうっかりすると信長、秀吉、竹中半兵衛と関係性に埋もれる可能性がありますが、今のところ「周囲の人間群との関係性の中で官兵衛を描く」と作家が言っておられるように官兵衛の内面が滲み出ているのできっと官兵衛が浮き出ることになっていくでしょう。

 役者さんが元々もっている資質が生かされて新しい官兵衛になってると感じます。昨日、村のやかましもん!!?の八郎さんが「官兵衛で國創り」の生放送に出演してくれて「軍師の官兵衛は調略、策士、詐欺師などとかつては悪いイメージがある」と言ってましたが多分大河ドラマを初めて見てイメージがあまりにも違ったので驚いたことだとおもいます。 「わしゃNHKは見ん(見ない)」と言い切る人がNHK大河ドラマの続きをしようという番組に出て来るのですから面白い!!

 八郎さんの本当の姿は「気はやさしくて力持ち」のタイプでとても細かい配慮ができる人です。八郎さんのいかつい顔つきと岡田准一さんのイケメンが重なって軍師官兵衛のイメージがまた膨らみました。

住民ディレクター発! 「官兵衛で国創り」 NHK大河ドラマ追走番組

とうほうTVホームページ

「官兵衛で国創り」FBページ


 平成8年から18年間は全国に「住民ディレクター」を広めることに専念してきました。わたし自身はテレビ局の「番組ディレクター」としてあらゆる番組を制作してきましたが「住民ディレクターは番組ディレクターではない」ということを知ってもらうためにこの18年間は地域づくりのディレクター(住民ディレクター)として番組は作ってきました。「番組ディレクター」はやらなかったのです。

 「住民ディレクター」にとって番組はオマケで地域の活性化が本筋です。だから番組を制作することに専念してしまうと地域が疎かになるというのが理由です。さて、前置きが長くなりましたが、「官兵衛で國創り」という番組制作を今はしています。当然今までと同じく「國創り」=地域活性化の総合プロデューサーであり住民ディレクターとして動いているのですが、今回は「番組ディレクター」としても動かざるを得ないほどの状況にあります。

 「官兵衛で國創り」を発信していると次々と人が動き、様々な関連情報が入ってくるのです。当然それはまずわたしに来ます。するとわたしの中で官兵衛と東峰村、官兵衛と福岡県、全国へとどんどん繋がりが見えてきます。庶民の身近な歴史が見え始めます。するとそのご縁ある皆さんと官兵衛をどう番組化するか?がかなり大事な仕事になります。ここで「一人の番組ディレクター」が必要となります。いつもそうですがまずは自分がやり始めるしかありません。「番組ディレクター岸本晃」が随分と久しぶりに登場してきています。

 この世界に入り込んでしまうとヤバいので今まで敢えて避けてきたところがあるのですが・・・。もう逃げられませんね。面白いんです。人の繋がりが、歴史の新しい見え方が。醍醐味をお伝えしながら「官兵衛で國創り」は益々元気に地域を開拓していきます。村民スタッフも官兵衛を契機に新しい人が増えてきました。関心分野が各々違うのでこれも当然です。評論家には絶対味わえない醍醐味です。本当の味を味わうにはいつも当事者になることです。


 今、「官兵衛で國創り」というNHK大河ドラマ追走番組で飛んでもない事が次々と起こってるんですがどなたか論文や、記事の取材をしていただける方はいませんか?

 わたし自身がかつて記者だったり、ディレクターだったのでこの動きの凄さは圧倒的だと実感してますが自分が取材したり記事を書く余裕が勿論ありません。テーマや切り口はいくらでもあります。

 「地域活性化」、「住民自治」、「生涯教育」、「コミュニティの創造」、「民俗学」、「ICT利活用」、「メディア」、特に「住民メディア」、「テレビ論(誕生以来61年目に入ったテレビへ)」等々私が記者ならどこから入るか?!、と考えると早くこの地域活性化プロデュースや番組プロデュース、番組づくり(は地域づくり)を誰かにお任せして記者としてこの活動のメイキングを文字に落としたいと感じてます。

 論文なら固くなりますがわたしなら「住民自治」や「民俗学」から入りそう。・・・、というわけで知り合いの大学、研究機関、自治体関連の組織、NPO、雑誌、マスコミなど各方面の方に呼びかけたいとおもってます。主旨に番組PRということは勿論ありますが「村づくり」から「國創り」への道程をわかりやすく知っていただく格好の機会になってきてますので正直言ってちょっと勿体ないんです。

 動いている「今」「今」の連続を動きつつ記録していく。ってことになるとドキュメンタリーかな?いや、それが実は「独自の住民メディア(番組づくり)」→「地域活性化(地域づくり」なんです。「番組づくりが地域づくり」という住民ディレクターの基本コンセプトが日々の動きになっています。


 新年のご挨拶、今年はゆっくりとスタートです。官兵衛さんをじっくりと読んでいました。とはいえ、司馬遼太郎さんの「播磨灘物語」でも葉室麟さんの「風の軍師」でもなくNHKの大河ドラマ種本です。岡田准一さんをはじめ関係する皆さんが何を考えておられるのか?をじっくりと読んでいました。
 
 「家臣や家族など周囲の人間との関係性の中で官兵衛の人間像が浮き彫りになる、ドラマだけでなくロケの現場でも同じようなことを考えている」ということを主役の岡田さんが語っています。「関係性の中から生まれる何か」を求めていることがよくわかります。最も現代的で今、2014年の時代を表す言葉と感じました。1年間追っかけをするんですからこれほどの明確なビジョンがないと追いかけるのがしんどくなります。逆にこの言葉は最後まで一緒に行かなくてはわからないことを告げています。
 
 凄い主役が現れたものです。今日からわたしもその関係性を築く一人としてスタートします。

 NHKが面白い。先日プロジェクトQという番組がありました。途中から見たので推測ですが多分「質問」「クエスチョン」QuestionのQだとおもいます。くまモンの誕生秘話でしたが画面に再々現れた写真はその大阪プロジェクトです。

 新幹線開通に合わせてくまモンが生まれましたがタレントのデビュー前よろしく「どさ回り」をするくまモンの姿がドキュメンタリー調に出てました。このプロジェクトのトップをやっていたのが現在熊本県東京事務所長の佐伯さんで左上の左です。その右が多分No.2だった磯田さん。お二人はわたしが熊本県民テレビ在職中、県庁の広報課で活躍されていました。(時期は別かも知れませんが)。

 当時、わたしは熊本のズームイン!!朝!のプロデューサー、ディレクターをやってましたので直接、間接に大変お世話になった方々です。そしてくまモンの成功にこのお二人がいたことは大変納得がいきます。番組では現場の方々がクローズアップされていましたが大阪事務所全体が自由闊達な空気をもっていたのはきっとこのお二人がいたからでしょう。実際、東京事務所長の佐伯さんには東京事務所でも話を伺いましたがまさにその感じがよくわかりました。

 さて、官兵衛は情報化のくまモンを目指します。くまモンのノウハウを目一杯活用させていただこうとおもってます。くまモンの故郷熊本は加藤清正が治めました。黒田藩の官兵衛とは気が合ったのです・・・。


 ずっと前から用意していた番組案内の配布用チラシがやっと完成しました。まだ第1弾ですがわかりやすく説明しています。とうほうTVのホームページに貼ってありますので活用いただければとおもいます。また東峰村も軍師官兵衛 福岡県プロジェクト協議会に入りましたのでこれからは ふくおか官兵衛くんもばんばん活用して大いにとうほうTVの完全オリジナル地域活性化番組「官兵衛で國創り」をPRします。よろしくお願いします。

 第1回の放送は1月5日(日)午後9時から午後9時15分です。勿論、その前の午後8時からNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」をゆっくり見てからこの住民ディレクター番組「官兵衛で國創り」をお楽しみください。詳しくはとうほうTVホームページで!右上のバナー「官兵衛で國創り」からお入りください。


 官兵衛は20歳にして小寺家の家老となるのですが司馬遼太郎の播磨灘物語の人物評としては年齢にしては「落ち着いている」というものと「童心を捨てきれない(あまちゃん)」というものが並立していたようです。

 本人の内面の声としてトンボを追っかけていた子どもの頃の夢想が忘れられないと語っています。トンボは天の象徴で天という未知なるものへの神の使いと考え、時間を忘れて追いかけたと話しています。家老であっても世の動きを捉えるために再三京へ上りますが、ごく普通の平凡な主君や家来衆には「小寺家の行く末を考えて京で、情報収集をしている」こと等全く理解されません。皆のことを考えて動いても理解できない人々には逆に悪意にとられる。世の常とはいえ、官兵衛を家老に持つ小寺家はあまりにも官兵衛を理解していませんでした。それがやはり家を滅ぼしていくのです。後悔は先に立たず、です。

 官兵衛は現代の地域活性化に十分応用できます。それは戦略家としての「軍師」という発想につながります。補足ですが小寺家は信長によって滅ぼされ流浪の末絶えるのですが、官兵衛が秀吉に息子を引き取って養育することを願い出て昔の恩に報いました。器量というだけでは計れない官兵衛の人物が浮き出てきます。


 「我人に媚びず 富貴を求めず」 黒田官兵衛の言葉です。

 戦国の世にこの言葉を堂々と発することができたことはわたしたちの想像をはるかに越えた大胆さであったと感じます。信長、秀吉、家康に仕え、特に秀吉の軍師として乱世を終らせる大事な役目を果たしました。関ヶ原の戦いで息子の長政が活躍することで天下取りのチャンスをあきらめざるを得ない状況になったという逆説的な人生がまさに官兵衛の生き方を象徴していると感じます。そして天下をあきらめるとさっさと引退して家督を長政に譲ってしまう決断力は当時の世界では驚異のスピード感だったでしょう。

 官兵衛はキリシタン大名でもあったので信義を重んじ正直を通したようです。それによって危機にも合いましたが最終的にはスマホもメールも無い時代に「会わずとも信頼を得」、次々と危機を乗り越え、秀吉の軍師として活躍し乱世を終らせていきます。戦国の世の「軍師」という策略的なイメージを払拭し、やっと正直に生きられる時代を迎えた現代に官兵衛という人物像が蘇っていく1年になっていくのでしょう。

 「官兵衛で國創り」はそのプロセスを地域というフィールドで展開していきます。



 官兵衛の番組を全国の住民ディレクターネットワークですすめるための打ち合わせを先日しました。実は東峰村よりも先にやったのですがいつもこの(社)八百万人は身内のようなもので先陣を切って駆けるのですが実質的には後方支援のようにバックをしっかりと守ってくれます。会員制ですが会員には最も簡素にお伝えしています。この動画もその一つでとうほうTVのHPにあげたもののように丁寧には説明していません。逆にそれができるのは あ・うんの呼吸が合うからです。東峰村の足元はやっと今から、という暢気な調子で1/5から始まる大河ドラマ「軍師官兵衛」の追走番組をはじめます。そうそう明日は高取焼の窯出しがあるのでやっと取材のひとつが始まります。

八百万人「軍師官兵衛」で國創り予告編


 「官兵衛で國創り(くにづくり)」という番組を来年NHK大河ドラマに追走して東峰村ではとうほうTVで一年間毎週放送、配信します。大河ドラマが終るとすぐにはじまるとうほうTVのオリジナル番組です。今のところ番組化最終調整中ですが、東峰村だけではなく福岡県内のゆかりの地を全国へ発信しながら地域と地域、人と人を結ぶ番組づくりを目指します。「官兵衛で國創り」の所以です。わかりやすく番組にしましたのでご覧ください。

「官兵衛で國創り」はこちらで 

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