国会議員は国会で議論すべし | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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p>立憲民主党の山尾志桜里氏のツイッターをフォローしている。
当ブログではガソリーヌと揶揄したこともあるが、揚げ足取りやパフォーマンスばかりの同党の中で、議論を重視する姿勢が目立つからだ。

もっとも、以前は彼女自身もそうだった
例えば、自分が質問者なのに安倍総理が答弁中に「(答弁を)やめろ!」などと激しくヤジを飛ばして答弁を妨害し、あきれた総理に「もうやめましょうよ」と言われたことがある。

(関連拙エントリ)ネタ切れ野党が暴れる国会 2018-11-30
https://ameblo.jp/akiran1969/entry-12422538788.html

ところが、いつからか「憲法議論、9条議論しっかりやるべきだ」と述べるなど、議論そのものはもっと活発にやるべきだと主張し始めた。「憲法改正の議論は徹底的に避ける」が党是と思えるほど議論から逃げ回っている同党の中では異彩を放っている。

彼女は2016年に民進党発足と同時に政調会長に抜擢され、「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞トップテンに入るなどマドンナ的な存在だった。ところが、ガソリンやらなんやらのスキャンダルなどで一時は内定していた幹事長就任は消え、その後、離党に追い込まれた。

順風満帆の議員生活で大きな挫折を味わうことになったのだ。
そして、翌2017年の衆院選は無所属で苦戦しながらも僅差で当選し、その後、立憲民主党に入党している。

そして、入党後初となる2018年2月の予算委員会では、安倍総理が提唱した憲法9条1・2項を残した上で自衛隊について書き込む案について正面から論戦を挑んでいる。

その後も議論に前向きな姿勢は変わらず、先日の予算委員会でも河野防衛大臣によく準備した質問をぶつけ、かみ合った議論をしている。

「言論の府」体現 自衛隊派遣の「法の空白」でかみ合った議論 問題提起の山尾氏の思惑は…会員限定有料記事 毎日新聞2020年2月21日
 東アフリカ・ジブチに派遣された自衛隊員の現地での「過失犯」は現地の法律でも日本の法律でも裁かれない――。19日の衆院予算委員会で立憲民主党の山尾志桜里氏が、自動車事故などで「法の空白」が生じる問題を提起した。答弁に立った河野太郎防衛相は「しっかり検討していく必要があり、検討のための準備を始めていきたい」と前向きに答弁した。政府・与党と野党との対決ムードに陥りがちな国会で、政府と野党の議論がかみ合う一幕となった。

(以下略)
https://mainichi.jp/articles/20200220/k00/00m/010/411000c

手ごたえを感じたらしいご本人も、上記の記事に関連して次のようにツイートしている。


https://twitter.com/ShioriYamao/status/1230993887398772737

これが野党議員の本来の仕事だろう。
関係者への言及にご本人の達成感も伝わってくる。
最近よく登場する辻元清美、今井雅人 本多平直、黒岩宇洋の各氏とはえらい違いである。

そんな彼女がなぜ国会で冒頭紹介したような暴れかたをしたのか理解しがたいが、この党ではあのような場面を作らないと質問機会が回ってこないのかもしれない。

前エントリで「誰にでもある種の二面性はある」と書いたが、彼女にも当てはまるということか。あるいは、次の選挙も危ないから開き直って元検事らしく法律論で原点に戻ろうとしているのかそれは分からないが、変わってきたことは間違いない。

それはともかく、彼女の提唱する「改憲対護憲」という二項対立ではない議論を憲法審査会などで是非やってもらいたいものだ。

そしてもう一人、昔のイメージを大きく変えたのが、自民党二会派に所属しながら、いまも無所属のままの細野豪志議員だ。国会での発言の機会が回ってこなくなったからか、最近はツイッターなどネットでの積極的な発信が目立つ。

その内容は安産保障、憲法、児童虐待、経済、国会改革など多岐にわたるが、もっとも得意とするのは「福島に対するデマとは徹底的に戦う」と公言する原発事故関係の分野だろう。
氏は、菅内閣の内閣総理大臣補佐官として福島原発事故対応に当たった当事者だ。

当時の政府対応の中で彼がどの程度貢献したのかはともかく、野田内閣でも原子力行政担当と環境の大臣を務めた経験がある。菅首相に振り回されたことなど、彼の政治家人生の中でも特に忘れられない経験だったのではないか。

そんな細野氏は最近ずっと福島原発の処理水について「海洋放出するしかない」などの意見を述べてきた。
そして、最近次のような具体的な提案をツイッターとユーチューブで発表している。



https://twitter.com/hosono_54/status/1231072828998307841

このツイートに至るまでにも経験も踏まえた様々な考察が示されており、彼が単なる思い付きで発信しているのではないことが分かる。

百田尚樹氏の暴言ツイートの”いいね”と比べるとこのツイートに関心を持った人の数は二桁ほど少ないが、内容は具体的で素人にも分かりやすい。現在の立場ではなかなか国会で発言する機会はないかもしれないが、是非その努力もしてほしい。

また、彼は珍しく具体的な議論が行われた2017年3月と5月の憲法審査会では数度にわたって民進党議員として発言をしている。
憲法改正に関しても、自分の考え、意見を持っているようだ。

そして、上述の山尾志桜里氏も細野氏と同じ日の憲法審査会で意見陳述をしている。
改憲に対するスタンスの違いはあるが、二人とも議論することが大切であることはよく認識しているようだ。

自民党の中には味方を後ろから撃つ人、評論家のように批判や感想ばかり述べる人も多いが、そんな議員はいらない。与野党関係なく、自分の考えを持ち、正面から議論を挑んでそこからより良い結論を導き出すことこそが最も重要な役割だろう。

そういう意味でこのお二人には今後も注目していきたいと思う。

(以上)
 

 

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