反安倍という病 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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日韓関係悪化の原因は国際法違反の現状を放置し続ける韓国側にある。
だから、政府は一貫して「国と国の約束を守れ」と言い続けており、李首相が天皇陛下の即位を口実に安倍総理と会談しても、手ぶらで事態が変わるはずがない。

それでも、安倍総理は外交儀礼上一応は会談をし、国際法違反の状態を韓国側が是正するように求めたつまり、「丁寧な無視」を続けている
ところが、共同通信がこんなニュースを配信してきた。

日韓両政府が元徴用工問題で経済基金案検討
共同通信 2019/10/28 18:39 (JST)

 日韓両政府が元徴用工問題を巡り、事態収拾に向けた合意案の検討に着手したことが28日、分かった。韓国の政府と企業が経済協力名目の基金を創設し、日本企業も参加するとした案が浮上している。

https://this.kiji.is/561484775816594529

内容は韓国側が以前から言っていたことと変わらず、「国と国の約束を守れ」で一貫している安倍政権がこんな案に乗るはずがないことは自明だ。
だから、自民党の中山泰秀議員もこの記事に対して次のようにツイートしていた。



私も記事を最初に見た時「ありえへん!(笑)」とは思ったが、政治の世界は複雑だ。
もしかしたら何かの動きがあるのかもしれないと思い、続報を待つことにしていたら、中山氏が外務省に確認したうえでツイートしてくれたのである。

外交交渉の内容をねつ造する国が相手であり、しかも報じているのは共同通信だ。
こういう記事は眉に唾をつけて読むべきで、この報道を鵜呑みにするようでは新聞やテレビしか見ない情弱な高齢者を嗤えない。

ところが、『新聞という病』で新聞を「ご注進ジャーナリズム」などと厳しく批判しているジャーナリストの門田隆将氏がこの記事を元に安倍政権妥当を煽るようなツイートをしている。


https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1188841896036093952

経済評論家の田中秀臣氏もこの報道を元にこんなツイートをしている。


https://twitter.com/hidetomitanaka/status/1188753413711876096

しかし、共同の記事は予想通りのフェイクニュースだった。
日本政府が正式にこの報道を否定したのである。

徴用工問題「日本は立場一貫」=茂木外相、現金化けん制-菅官房長官
2019年10月29日12時17分

 韓国人元徴用工への賠償を日本企業に命じた韓国最高裁判決から30日で1年となることに関し、菅義偉官房長官は29日の記者会見で「わが国の立場は一貫しており、変更はない」と述べ、1965年の日韓請求権協定に従い韓国側で解決を図るべきだとの考えを強調した。また、茂木敏充外相は会見で、原告側が差し押さえた日本企業資産が現金化される可能性があることに対し、「あってはならない。そのような場合は日韓関係はさらに深刻な状況になる」と韓国側をけん制した。

 一方、日韓両政府が徴用工問題の事態収拾に向け、韓国の政府と企業が経済協力名目の基金を創設し、日本企業も参加するとの合意案の検討に着手したとする一部報道について、菅氏は「そのような事実はない」と語った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102900449&g=pol

この報道を受けて門田氏は次のようにコメントしている。


https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1189045706180288514

たしかに、一番批判されるべきはデマを堂々と報道した共同通信だ。しかし、門田氏もこの記事を元に安倍政権打倒にまで言及している。「媚韓派が多い自民党内からのリークなら不思議でもない」との推測を元に「全力で政権打倒」とまで言っておいてこれはないだろう。

安倍政権が非韓三原則を続けているという認識もおかしい
外交はそんなに単純なものではないはずで、氏も十分わかっているはずだ。
数少ない優秀なジャーナリストとして評価しているだけに実に残念だ。

氏は『新聞という病』で「地道な取材より会見の失言狙い」などと取材しない新聞記者たちを厳しく批判している。帯にも『傲慢記者が「ファクト」を殺す』と大きく書かれている。
しかし、この件では自分もその仲間になってしまっている。

彼に限らず、最近は保守系と目されるジャーナリストや評論家にもこのような傾向が目立つ。

さて、ここからは私の勝手な推論だ。

ジャーナリストの主要な役割は『権力の監視』という考えかたが行き過ぎると、門田氏のいう「ご注進ジャーナリズム」になってしまう。一方、ファクトを追及すればするほど反安倍勢力に厳しい言説となり、結果的に安倍政権を擁護する形になる

「ご注進ジャーナリズム」にはなりたくないが、時の政権を擁護しすぎて「御用ジャーナリスト」と見られるのもいやだ。「私は決して安倍政権御用達ではない」と言いたいために、時には安倍政権批判もしておきたくなるのではないか。

ツイッターでは、安倍政権を擁護する発言の前に「安倍政権を支持しているわけでは無いが」と枕詞のように入れる人がよくいるが、あの感覚だ。

安倍政権に問題があれば指摘したり批判するのはジャーナリストとして当然だ。
しかし、優秀なジャーナリストまで『反安倍という病』に冒されてほしくない

(以上)
 

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