”GSOMIA破棄”日本は少しも困らないが、、、 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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韓国がだれも想定しなかった協定破棄に踏み切ったことでGSOMIAという言葉が一躍知られるようになった。実はこれを「ジーソミア」と読むことは話題になり始めてだいぶ経ってからで、それまではそんな協定があることすらよく知らなかった。

しかし、オールドメディアの報道ぶりを見ていると、彼らのレベルも私とたいして違わないと思えてくる。特に、朝日新聞をはじめとする反日マスコミは、無知なうえに韓国擁護ありきの変な「角度」も付けるから、記事を読んでもことの本質がまったく見えてこない。

その点、ネットはありがたい。
各社の報道を比較できるし、軍事専門家をはじめ、軍事や安全保障に詳しい評論家やジャーナリスト、さらには内外政治家や大使館の見解まで無料で読める。

GSOMIA破棄で一番気になるのは、北朝鮮などから(韓国からの方が心配だがw)わが国に向けてミサイルが発射されたときの防衛体制に齟齬が生じないかということだ。
しかし、ネットで調べた限り、わが国のミサイル防衛への直接の影響はないと言っていい。

というのは、GSOMIAで得られる情報は「どんなミサイルが撃たれたか」を発射後に分析することに役立つことはあっても、「発射されたミサイルを迎撃するのに必要な情報」ではないからだ。

NHKをはじめとするマスコミは「韓国のGSOMIA脱退は日本の安全保障に深刻な影響」などと、ミサイル迎撃に大きな影響があるような報道をしている。しかし、これはGSOMIAと輸出管理の問題を結び付けたい韓国側に立ったフェイクニュースだ。

とここまで書いてきたが、これはすべて下記フェイスブック記事の受け売りである。
筆者は、あの自称性犯罪被害者の伊藤詩織氏のおかげで仕事も家庭も無茶苦茶にされ、いまも民事訴訟で闘っているフリージャーナリストの山口敬之氏だ。

【注意ーミサイル迎撃確率に変化なし】
ー在日放送局に騙されない為には


韓国のGSOMIA破棄で「日本に向かってくる弾道ミサイルの迎撃が困難になる」というような情報が流布されていますが、それは全くの誤りです。

●ミサイル防衛とミサイル分析は別
●防衛の為のデータは米軍が一元的に管理
●迎撃の初動情報は人間を介さず伝達される
●GSOMIA破棄でミサイルの迎撃確率に変化なし

要するに韓国のGSOMIA破棄で、日本を弾道ミサイルから守るためのデータ、すなわち「発射されたミサイルを迎撃するのに必要な情報」に変化はなく、よって迎撃確率が低下するわけではないのです。

「ミサイル分析」、すなわち「どんなミサイルが撃たれたか」を事後分析する際には、日米韓の情報共有にも一定の意味がありましたが、それも日本から韓国への情報の方が逆の情報よりも多く、大勢に影響はありません。

(以下略)
全文はこちら→https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2368012709944669

一部を引用させていただいたが、ぜひ全文を確認いただきたい。
さらに、氏はこのフェイスブックの一連の記事で、北朝鮮が私たちの想像以上に高度なミサイルを何種類も持つまでになっていることに警鐘を鳴らしている。

【GSOMIA報道に潜む反日利敵の構図】
https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2369110316501575

【韓国がGSOMIAと共に失ったもの】
ー「北を利するだけ」でいい文在寅

https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2370867906325816

【補足ーGSOMIAは11/23までは有効】
https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2371267302952543

【文在寅政権下で耐え忍ぶ韓国軍】
ー軍事クーデターはあるか?

https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2372784336134173

もっとも衝撃的なのは、現在の日米韓によるミサイル防衛システムでは、北朝鮮が現在持っているミサイルに対応しきれないとの指摘だ。

北朝鮮は一時はミサイルを極端に高く打ち上げる「ロフテッド軌道」を取っていた。

 

 

飛距離よりも高さを優先してこれまでのミサイル防衛システムでは迎撃できないことを狙ったのだ。
このため、迎撃システムはそれを意識した改良が施された

ところが、最近は極端に低く打ちだす「ディプレスト軌道」を続けている
しかも、レーダー網をかいくぐって標的に近付き、放物線を描いていた軌道からグライダーのように滑空し、ターゲットが近づくと急浮上して真上から突入する(滑空跳躍型軌道)というのだ。

 

(滑空跳躍型軌道)

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2372784106134196&set=pcb.2372784336134173&type=3&theater

8/24の2発の短距離弾道ミサイルについて、韓国軍は二発とも同じ飛行距離(380Km)としていたのに対し、防衛省はそれより30分早く最高高度は同じで飛行距離は400㎞と350㎞と発表した。この時点で韓国軍はどこに着弾したのか全く分かっていなかったのだ。

これについて、山口氏は次のように解説している。

近年北朝鮮は逆の「ロフテッド軌道」(キャッチャーフライのような高軌道)で撃つケースが増えていた事もあり、次世代のSM3 ブロック2Aは、迎撃可能高度を600kmから1000kmに上げた仕様になっています。より高い高度でも迎撃できるよう多くの予算を注ぎ込んで改良してきたのです。日米韓3カ国は、北朝鮮の打ち上げ花火に目を取られている隙に、低空を滑空する新型ミサイルで完全に虚をつかれたと言えます。
全文はこちら↓
【北朝鮮新型ミサイルの脅威(1)】
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2358109947601612&set=a.305796939499600&type=3&theater

事後の分析ですら飛行距離を間違えた韓国が迎撃などとてもできないということはあきらかだが、これが我が国に向かっていた場合に迎撃できていたかのほうが気になる。

そして、もう一つの不安は、それらの技術や情報、あるいは現物が何らかのルートを経て北朝鮮に渡っていた可能性が極めて高いことだ。それが、韓国経由なのかサイバー攻撃なのかあるいは他のルートがあるのかは不明だが、ことは思ったより深刻だ。

詳細はこちら↓
【北朝鮮新型ミサイルの脅威(2)】
-「イスカンデルか、ATACMSか」

https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2355351231210817

【北朝鮮新型ミサイルの脅威(3)】
ーいよいよ迫ってきた最悪のシナリオ

https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2357580724321201

【北朝鮮新型ミサイルの脅威(4)】 
ー「金正恩の周到な偽装」にひそむ深い闇

https://www.facebook.com/noriyuki.yamaguchi/posts/2362031543876119

山口氏はこれらの分析。仮説を次のようにまとめている。

[仮説総括]
このパターン分析の結果、北朝鮮が
・イスカンデル系ミサイルを入手した事はほぼ確実で、
・ATACMS系については、入手が強く疑われる
と整理できると思います。

この結論が意味するのは、北朝鮮のミサイル開発、特に日米韓のミサイル防衛システム打破に向けた取り組みを、密かに強力に支援する勢力がいるという事です。


GSOMIAが無くても日本はちっとも困らない。しかし、核と大型ミサイル開発で米朝会談を実現し、そのおかげで時間を稼げた北はもっと実戦的なミサイル開発を着々と進めていたのだ。
ことの深刻さはGSOMIAがあるかないかどころではないのである。

一連の記事は素人にも分かりやすく、専門的な基礎知識も整理されていてありがたい。
軍事専門家ではなくジャーナリストとして私たちに分かりやすく伝えようとしているからだろう。

自分が理解しようと努力した人の説明は分かりやすいものだ。

何より、これだけの記事が有料メディアではなく、氏自身のフェイスブックで読めるところに山口氏のいま置かれている状況が分かる気がする。長文の記事からは、それでもこの問題については書かずにおれなかった気持ちがあふれているように思う。

これを機に氏がジャーナリストとして再び活躍することを期待したい。

(以上)

 

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